老人障害者の老害行為 | CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

複合性局所疼痛症候群(CRPS)と暮らしています
四肢の強烈な痛みと運動機能障害(廃用症候群)に苦しめられる日々ですが、猫とのんびり幸せに暮らしています
闘病のかたわら慶應義塾大学通信課程を卒業し、現在は日本語教員として奮闘中!
台湾が死ぬほど大好き♡

ある日のこと

父が突然手紙を送ってきた


何かと思い急いで開けると、

自分の身体障害者手帳(6級)のコピーだった


「私もめでたく障害者の仲間入りだよ

お前と同じ立場になったよ

嬉しいような悲しいような…

元気に働けるお前が羨ましい毎日だ」


と書いてあった



私は神経を逆撫でされ

めちゃくちゃ腹が立った


たかが6級で、2級の私と同じ?

80歳近いじいさんと

20代で障害者となった私が、同じ?

嬉しいような?

羨ましい?


ふざけるな!!


障害者手帳は

1-3級まではかなり深刻な症状があり、

自立して生きていくのが難しい状況なので

さまざまな福祉サービスも受けられます


でも6級は、正直

老人ならみんなそんなもんじゃない?

というレベル



元気に働けるお前がって…

私が14年もかけてコツコツ頑張ってきて

やっとここまで来て、

それでもまだ死ぬほど大変で毎日ヘロヘロ…

それを羨ましいだ?


その年まで何事もなく働けて

普通に人並みに人生を謳歌してきた人が、

40歳目前でやっと正社員になれた娘に対して

言う言葉か?


私はアンタの方がよっぽど羨ましいよ!


私は病気のせいで

アンタができた結婚も子供を持つことも

できなかったよ!


仕事も大学も遊びも、

色んな「普通のもの」を諦めてきたよ!


でもアンタは80近い老人、

もう十分だろうが!

これ以上何を望むっていうの!


働けなくても

それが「普通」なんだよ!!



しかも何より腹が立ったのは

「嬉しいような」のひとこと


私は今までこの14年間で

嬉しいなんて思ったことはただの一度もない


20代の一番人生色んなことがある時期に

老人さながらの状態になり、

杖をついてのろのろ歩き、

痛みのせいで30m先のマックすら諦め、

生きるでもなく死ぬでもなく

ただ心臓が動いているだけの毎日…


そんな人生で、

いくら税金が優遇されようとも

入場料が半額になろうとも

何も嬉しくない


そもそも税金の控除なんか

長年収入がゼロか低すぎて関係なかったし

入場料が半額になったって

どうせ行けやしないんだから意味がない


それよりも

20代でこんなヨボヨボであること、

周りから冷たい差別を受けること、

「障害者」という言葉の響き、

何もできない悔しさと惨めさ、

「嬉しい」とは180度反対の気持ちだよ


何をどうしたって「嬉しい」なんて言葉

出てきやしない



父の「嬉しいような悲しいような」

という言葉は

完全に浮かれた気持ちの表れだと思います


でなければわざわざ

音信不通の娘にコピーなんか送らないはず

(しかもコンビニまで行って印刷した)


何年も前にも一度、私に

「俺は耳が悪いが障害者手帳が取れん

  かわいそうやな〜」

と言っていた


娘が親にそんなことを言われて

どれだけ傷ついたか、

アイツは分かっていないと思う



なんで親に

傷口に塩を擦り込まれなきゃならないのか…


アンタに優しさや愛情なんて求めない、

何もしてくれなくていいから、

頼むからそっとしておいてくれ…


私に関わらないで…



木の根元に咲く胴咲き桜

ど根性を感じて元気をもらったよ照れ