障害者などいない前提の社会構造 | CRPSと生きる!ど根性マリちゃんの七転び八起き日記 〜幸せになるのは難しくない!〜

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複合性局所疼痛症候群(CRPS)と暮らしています
四肢の強烈な痛みと運動機能障害(廃用症候群)に苦しめられる日々ですが、猫とのんびり幸せに暮らしています
闘病のかたわら慶應義塾大学通信課程を卒業し、現在は日本語教員として奮闘中!
台湾が死ぬほど大好き♡

映画館で車椅子ユーザーが

「介助が大変だからもう来ないでくれ」

というようなことを言われたっていう

トラブル


https://www.tokyo-np.co.jp/article/316131



こういうの見てるといつも思うんだけど、

日本人ってどうやら

「障害者はいい子ちゃんでいるべき」

って思ってるよね?


障害者が声を上げると

問答無用で叩かれるというか…


健常者の方がよっぽど

SNS使って文句垂れてるでしょうに…



映画館側にきちんと連絡しない本人が悪い、

それはそうだとは思う


それがルールになっているのなら


でもさ、

そもそも「事前連絡ありき」な社会が

おかしいとは思わないかな?


だって、

車椅子ユーザーは毎日何度も

鉄道会社、飲食店、あっちこっちに

電話し続けなきゃいけない人生って

ことでしょう?


ただでさえ体も丈夫じゃないのに

健常者には必要ない苦労


たまたま職員がいなくて

電話に出てもらえなかったら仕事すら行けない

みたいな状況


しかも障害者の大半は貧困層、

電話代だって相当な負担になるのでは…


それを障害者なんだから仕方ないでは

あんまりだよね



障害者介助を「通常業務外」だから

という意見もあったけど、

通常業務外と考えている時点で

健常者しか来ない前提じゃん?

そこがそもそもの間違いだと思うんだ


赤ちゃん、老人、障害者、外国人、

色んな人が来ることを前提にしていれば

柔軟な対応ができる体制を整えるはず…


法律は

単に「合理的配慮をしろ」だけでなくて、

社会をそういう方向へもっていくような

内容にしなければならないよね


この映画館だけでなく

日本人全体の「多様性」への意識改革が

まだまだ必要だろうと思います




今、彼女を叩いてるアナタだって

明日彼女と同じ立場になるかもしれない


その時に

毎日ただの通勤や買い物程度で

四方八方に電話をかけまくらざるをえず、

感謝と謙虚な姿勢を強要される社会だったら

イヤじゃないですか?


みんながそういうことを考えれば

日本ももう少し良くなると思います…



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