こんにちは!スタイリッシュなジャズを奏でるピアニストのエバです
まだまだ色々な意味での不安定さを抱えながらも、
前へ向いて未来の為にできることを積み貸せてねいきたい今日この頃です。
少しずつソロピアノをアップしながら、ジャズピアノの面白さをお伝えしたくて
動画を編集する日々です。
内容も充実させていこうかと、コードの解説やジャズ理論も載せて行く予定です。
さて、今回は映画「ティファニーで朝食」をでオードリー・ヘップバーンが歌って有名になったムーンリバーです。転調していく時のコードの移り変わりを感じてもらえたら嬉しいです。
解説付きでYouTubeにアップしました。
① 始めに、Key=Cで、テーマをルバートで弾きます。
*ルバート(Rubato)とはテンポを一定にせずに自由に間をとって演奏すること
② テーマの最後のDm7-G7からCに戻らずにA♭、D♭、Gm7、C7、Fと、Key=Fのテーマへ繋ぎます。(このような繋ぎのコード進行の部分をInterludeと言います)
☆アレンジテクニックその1 Key=Cのサブドミナントマイナー=Fm7の代理コードのA♭から4度進行してD♭へ、そしてA♭の半音下のG音から始まる4度進行(GーC)をツーファイブ(Ⅱm7-Ⅴ7)つまりGm7-C7にすると、Fへ繋がる終止形となり、Key=Fへ転調させます。
③ Key=Fでのテーマの最後のGm7-C7からFに戻らずにF#、A♭、B♭、Cm、F7、B♭とKey=B♭でのソロへ繋げます。
☆アレンジテクニックその2 最後に終止するFに戻らずに、その半音上(F#=G♭)から1音(全音)ずつ上がる進行(G♭→A♭→B♭→C)を作りそこからツーファイブワン(Ⅱm7-V7ーⅠ)Cm7-F7-B♭と繋ぎB♭へ転調させます。
④ Key=B♭でソロ(テーマとは少し違う16小節の進行)を最初2回はイーブンに近い感じ、次の2回はスイング感のある感じで弾きます。その後B♭M7からB♭7(ドミナントセブン)を挟みKey=E♭へ転調させます。
*ドミナントセブンス(セブンスコードは4度上のコードへ進行したくなる特徴がある)を挟むことによって、Ⅴ7ーⅠ(B♭7-E♭)つまりE♭へ進行しやすくなる。
⑤ Key=E♭でテーマの後半部分を弾き最後にトニックE♭も戻る前に、Eを4小節挟み、E♭を4小節、X Time Repeat (回数を決めずに繰り替えし)しながらフェイドアウトします。ライブではこの部分で少し盛り上がることがよくあります。
☆アレンジテクニックその3 半音上のコードを挟んでいったり来たりを繰り返すと不思議な緊張感とジャズっぽさが出ます。メジャーコードのスケールはリディアンにします。 こんな風にアレンジするとシンプルな曲でもひと味変わった雰囲気にできます。
ジャズはコードアレンジするのも醍醐味の1つですね。さらに代理コードやリハーモナイズするとますます全体のサウンドが豊かになり、それがアドリブをカッコ良くする秘訣でもあります。
*譜面が欲しい方へはいつも私が使っているコードアレンジしたテーマ譜をおわけしています。
通常は有料(全2ページ、1000円)但し、レッスン生徒様へは無料。
この他にもライブビデオアップしてますのでご覧くださいね。
ジャズピアニスト エバ櫛田真理子
ミュージックマルシェ http://www.evapiano.com/
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/marikoeva
レッスンの記事だけまとめて見たい方はこちらへ
https://ameblo.jp/marieva/theme-10087706770.html
最後まで読んでくださりありがとう!
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