![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231008/07/mariemon-6981/1a/2b/j/o0900050615348027730.jpg?caw=800)
実家の火事から今日で15年…
不思議なことに今でもまだ時々夢で見るんだ
実家の建物を。
火事のバチバチとした音、焼ける臭い、火の赤と
消防車の赤、サイレンの音
消防隊の怒号のような大きな声…
すべての光景が1つも忘れることなく刻まれている
私の脳裏からは消えることがない
あるはずのない実家で
オキャンが健常者として生きている
そこは6畳部屋。
私か姉が使用していた勉強机を再利用し
オキャンの部屋の棚として使われていた
飾られた犬の小物たちは
全て片付けられ
机はベランダで解体されている最中
のこぎりとかしっかり用意されていて。
部屋はガランとして
何かの海外の俳優のポスター1枚と
風景の絵?
カレンダーの切れ端みたいなのが貼ってある
部屋の電気は
レトロな吊るされた丸い筒状の3つが垂れ下がる
あ、夢ね…そうだよね、と。
今はもうないあの家で
オキャンが普通に生きていた
この不思議な感覚
オキャンもきっとあの日のことを
忘れたことはないだろう…