乳がんサバイバーのブログを読むと、ときどき抗がん剤治療中に幻聴が聞こえる人がいます。
これって、脳科学的に説明できるなあと思ったので、記事にしようと思いました。
統合失調症では、急性期で幻聴が聞こえます。大抵は悪口です。
それが内側からの声なのに、悪口を言われているという被害妄想があります。
このとき、ドーパミンが亢進しているので、ドーパミンレセプターに作用する薬でブロックするとドーパミンの伝達が悪くなりドーパミンが減ることで症状が落ち着いてきます。
幻聴はドーパミンの亢進、過剰と考えられますが、セロトニンが増えすぎても幻覚、幻聴が起こるようです。
双極性障害の躁状態ではセロトニンが多いです。
抗がん剤治療の吐き気に、ジプレキサが使われることがありますが、これはセロトニン受容体に作用するそうです。セロトニンが増えすぎると吐き気があります。抗がん剤治療前にウォーキングをしたり、バナナを食べると吐き気が酷かったです。
セロトニン受容体の増えすぎるとどうなるのか?脳科学を学んでいる人なら想像できると思いますが、幻聴があっても不思議ではないんです。ただし、増えるのはセロトニン受容体なので、セトロニンが増えすぎないようにすることで吐き気、幻聴を抑制することはできます。食事で、セトロニンが増えすぎないようにするんです。
セロトニンのもとになるトリプトファンは、他のアミノ酸よりも分子が小さいので、他のアミノ酸をたくさんとると吸収が妨げられると思います。わたしは、ボディーメンテを飲んでいました。
脳科学の知識って意外とつかえるなあと思います。