注意完全にランダムな独り言です





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精子と卵子が出会って


受精卵が着床して


小さな小さなお魚みたいな生命が胎児になっていく


酸素と栄養は臍の緒を通じてママからもらい


一定温度の羊水の中で体を丸ませて


ママのお腹の外でも生きていけるように体の組織を一つ一つ成長させていく


順調に育っていれば


お腹の中の赤ちゃんはきっと快も不快もない感覚






そして十月十日を経てお腹の外の世界へ





お外の世界は


びっくりの連続


出た瞬間に自分で呼吸をしなければいけない


お腹の中では「お腹が空く」こともなく栄養が届いていたのに


外の世界では空腹という不快


肌に触れるのは羊水と違うお洋服の感触


ダイレクトに重力や光や音や匂いや温度や湿度に晒される


手を伸ばせば柔らかい子宮の壁がすぐそこにあったのに


外の世界では乾いたベッドや毛布


濡れたおむつの感覚


お腹の中ではずっと体をまぁるくさせていたのに


外の世界では体が伸びてしまう



まぶしい

くさい

うるさい

静かすぎる

暑い

寒い

熱い

冷たい

ごわごわ

ちくちく

ふわふわ

カラカラ

べとべと



十月十日の間はこんなこと全部なかった


外の世界は何もかもがお腹の中の時と違いすぎる


快も不快もなかった、完璧に守られていた世界が一変


お腹の外は今まで感じたことのない刺激だらけ


たくさんの刺激が赤ちゃんの柔らかくて研ぎ澄まされた神経に突き刺さる


だからとっても疲れる


疲れたら休みたいのに


たくさんの感覚の中でまだ上手におねんねできない


赤ちゃんが唯一自分でできることは


泣くこと


頑張って泣いて、ママとパパに「助けて」って伝えることだけしかできない





でも赤ちゃんは無力なのではなくて


とっても強い生命力を持っている


毎日ママとパパに助けられながら


少しずつ時間をかけながら


頑張って乳を飲んで


さらに体を成長させて


外の世界に順応していく


羊水とは違うけど


ママとパパに抱っこされると落ち着くよ


ぼんやりの世界しか見えないけど


ママとパパの匂いで安心するよ


今日もいっぱい泣くよ


だからそばにいてね







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っていう気持ちなのかな。と想像してみましたにっこり




Mariel花