まだ、歩けること、立てることが、当たり前すぎて当たり前と思っていなかった頃…
タレント活動とは別でプロミュージシャン達と結成したバンドで、何本もライブをして、遠征して、取材され、雑誌に乗り、レコーディングをしてたくさんの日々を過ごして来ました。
下手なVoが凄いバンド連れて面白い歌を歌ってるなと言われ…全国に○○支部と言うファンの方の代表もいました
色んな箱から見る景色はどれも凄く綺麗でした。
沢山の箱で沢山の景色を見させていただきました。
2本の足が動くのは当たり前で
ステージ上から客席まで走り回り歌って
声が出るのも手が動くのも当たり前で過ごしてきた日々はとても有難いことで凄いことだと歩けなくなって深く知りましたし、考えさせられました。
キャパの広いステージからも絶対お客さんを片っ端から見て、笑ってない人が全員笑って帰ってもらえる様に…
歌が下手な分、衣装や演出、パフォーマンスは特にこだわって来ました。
歩けなくなり、そのやってきたパフォーマンスも出来なくなり、前の様にもっと動き回って派手なパフォーマンスを正直なところ、本当は今でもしたいです。
音楽は子供の頃から母の影響で、お筝、ピアノ、マンドリン、マンドラ、エレクトーン、フルート、バイオリン、ビオラ、色々触れてきたけど、歌は苦手で下手、絶対音感はあるのに音程外す人が何故歌を歌うことになったのか…
とても歌の上手い友達のデモを聞いて誰か紹介してくれないかな?と言われ、私の知ってるプロデューサーをその子のライブに連れて行った事が、私が歌う事になったきっかけでした。
とにかく上手かったのにな…私は歌なんか絶対歌いたくないと言っていたけど、その時レギュラーだったラジオ番組のキャラが面白いと言われて面白い系の歌なら…絶対他の女の子が歌ってない系統なら…とただ、そんな理由だけで始めた音楽活動
楽しかったけど、ライブハウスは地下が多いし、エレベーターがないところも多い、ライブは渋谷が中心で活動してたから、、、
今の私には物理的にあの渋谷の坂を行ったり来たりも出なくなってしまいました
歩けなくなって寝たきりが多かったので座ってられるのは30分だった時は正直
もうできない…
もう歌えない…
そう思っていた時に「真里!ライブやるぞ!」とライブハウスオーナーが声をかけてくれて、単独ライブをして、もう出来ないと思っていたことが出来た事ほど嬉しいことはなかったです。
歩けなくなってからの単独ライブは歌ってるのか泣いてるのか分からないほど泣いていました…
私のためにメンバーが集まり、そこにファンの皆様や関係者の方が集まり、手を握り「真里ちゃん…助かってよかった」そう泣いてくれる方も沢山いた事は今でも頭から離れません。
車椅子になっても毎年バースデーライブを楽しみにしてくださる方、そこに集まってくれるメンバー、ファンの皆様、本当に感謝でしかありません。
しかも歩いて階段降りれない私を抱えてくれてくれて、抱える方もきっと、足元が見えなくて怖いかもしれないのに、全然いいよー!って言ってくれることも、本当に有難く思います。
車椅子になり、物理的に無理なことが多くなるなか、そう声をかけてくださる方がいる「人の心のバリアフリー」があるから行ける場所がある。
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2022年から本格的にアルバムの制作に取り組みました。ワード出し、曲の制作、歌詞を書いて、仮歌貰って、ジャケット撮影してからのRHなしの本番のみのレコーディングでした。
…というのも歩けなくなって初めてのレコーディングで、歩けてた時は何度もRHして合わせてからでしたが、今回は過去リリースに載せてない曲をメインに新曲をプラスする形で制作しました。
レコーディングスタジオもいつも使ってた所にしたかったけどやはり地下2階という、かなりの階段の地下になってしまうので、とりあえず私が入れて体調を最優先にしてくださいました。
お願いしたエンジニアさんもスタッフさんみんな来てくれて無事レコーディングが完了
かなり難しい曲にハマるだろう…というスタッフさんの想定を超えて、何故かスムーズに進めました…
相変わらず下手だけど楽しかった
足の激痛も忘れて、とにかく平和でした。
新曲は自分に抗体が付くまで笑ってしまうのと、スタッフの皆様も実際のVoが真剣に歌っていても、見えるか見えないかの所で笑いを堪えてる事が多く…
その視界に入るスタッフさんが下向いて笑いを我慢して肩を震わせてるのが見えてしまい。もう色々おかしくなってしまってとにかくよく笑いました。
笑うのはいいことですね。
平和だなと思いつつ11月の某日、頑張ってレコーディングしてきました。
相変わらず中々面白い曲になりました。
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バンマス&ギタリスト 小林涼
「LOVE」というバンドでメジャーデビュー
翌年バンド解散後からは石川ひとみのバックバンドで、ギター&アレンジを担当。
またその後、近藤真彦のバックバンドYAMATOの中心的存在としてテレビ・コンサート・レコードにて活躍。
「愚か者」ではレコード大賞を獲得。
年末の紅白もコンスタントに出演。
そしてその後、清水アキラ、本田美奈子、おにゃんこクラブ、河合その子、工藤静香、森口博子、等のバックの他
チューリップのサポートギターとしても活躍。
また、SMAPの出世TV番組「夢がMORIMORI」では、イベントの音楽監修なども務めた経歴もあります。
麻生真里のバンドではギターリストとしてだけでなくバンドマスターとして、アレンジャーとして
バンドメンバーを引っ張ってくれていってます。
涼さんのギターは、早弾きやライトハンドも
ほれぼれする位に素晴らしいですが
歌中でのオブリも本当に天下逸品だと思います。
こちらのバンマスのギターも楽しみにしてくださってる方も多くバースデーライブ楽しみにしてください🙌
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CDの発売は私の誕生日1月19日(予定)です。
状況により前後する場合がございます。
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🎂麻生真里バースデーライブ🎂
ライブは2023年1月17日
詳細は下記の通りです。
途中入場も可能です!
2023年1月17日(火)
麻生真里@MariAsoOfficial『初めての下部消管内視鏡検査』恐れてた「何も異常がない」結果になりました… https://t.co/lUZ45Uc1kb
2022年12月12日 09:46