『ザ・フェイスブック』じゃなくて、『ソーシャル・ネットワーク』をやっと観た! | Fruits of Serendipity

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marianneが偶然出会った「幸運の結果」。または、素敵なアレコレ(音楽,映画,本,TV,アート,Web,広告,人)への深夜に綴るラブレター。

世界最大のソーシャルネットワーキングサイト”Facebook”の
創始者マーク・ザッカーバーグを主人公にした
『ソーシャル・ネットワーク』をようやく観てきました!

$Fruits of Serendipity-social network

私の所属する会社がWeb系ということもあるせいでしょうか。
Facebookが作られてガンガン拡大していくところに
「刺激をもらった!」とか「オレも世界を変えたい!」
という感想をお持ちの方もいるようですが、
私には普通に人間ドラマとして面白かったです。


思い返すと好きなシーンがたくさんあります。

冒頭のエリカ(美人の彼女)との会話の噛み合わなさ、
マークの友人エドゥアルドがアルゴリズムを窓に書くところ、
ウィンクルボス兄弟と大学理事長の会話・・・。

※ちなみにこのイケメン金持ち双子の兄弟、
 似てない人が演じ、後でCGで顔を貼り付けてるらしいです!
 さすがは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のデヴィッド・フィンチャー!

そして一番好きで、泣いたのが、あのラスト。
(注:映画館で泣いてる人はいなかったので
   泣ける映画ではない、のだと思いますが・・・。)

「85%は誇張で、残りの15%はウソ」と映画内で言わせているように、
この映画のほとんどはフィクションらしいんですけどね。
きっと私の好きなところは、ほとんどフィクション。
でもそうすることで、”孤独な成功者”の普遍的なストーリー
の映画として、面白くなっています。


情報量もセリフも、シーンの切り替わりも多くて、あっという間。
集中して観たほうがいいので、映画館で観るのをオススメします!
Facebookを知らなくても、楽しめる映画だと思います。

ですが、私が泣いたラストシーンは、
Facebookでなくてもmixiぐらいはやったことあるほうが泣ける
・・・かもしれません。





*観た方にオススメのポッドキャスト解説*

宇多丸さんのポッドキャスト”ザ・シネマハスラー”
この映画がいかに重層的に作られているか、というのを
解説してくださってるのですが、宇多丸さんのお話がお見事です!

町山さんのポッドキャスト「もう観ちゃった人のための『ソーシャル・ネットワーク』」
名画『市民ケーン』や『アニマル・ハウス』などなど
構造が似ている映画とのとの比較解説。
事実とのねじ曲げ方も丁寧に説明されています(長いので注意)。



私の敬愛する大根監督が研究のためか4回も観たようですが、
もう一度観たい、面白い映画でした!