昨年末からブログパーツ(全然大丈部。今ははずしてしまいましたが)を設置するほど
観たい、と思っていたこの映画。公開から1ヶ月ほど経って、ようやく観に行きました。
『全然大丈夫 』
有り得ないほど不器用な登場人物たちが、30歳を目前に夢を実現させようとしてみたり、旅をしてみたり、
恋をしてみたりしながら、不器用ながらも少しずつ大丈夫になっていく。
とっても愛おしくて可愛い変な人がたくさん出ている映画でした。
・・・と言っても、結局全然大丈夫になっていくのは、イライラするほどに不器用なあかり(木村佳乃)と
心の病のようになっていた主人公の父で古本屋の主人(蟹江敬三)ぐらいなのですが(笑)。
荒川良々の顔と存在感という魅力がこれでもかというほど出ていて、
岡田義徳のいい人っぷりも、木村佳乃の不器用っぷりもすごく良くて。
本当に面白いし、それでいてほわっとした希望のようなものが持てる映画でした。
特にココリコ田中と木村佳乃がバースデーちくわを焼くシーンが本当に良くて、泣けてきました。
脇役もすごくいい味を出している人がたくさん居て、笑いが止まりません。
村杉蝉之介の旅番組レポーターは出てくるたびにいちいち笑っちゃいました。
今をときめく(?)鳥居みゆきも出ていたりしてますよ。
昨年末からいろんな人が良い作品、と書いていたりするのを見ていたので
それなりに期待もしてしまっていたのですが、期待以上。
笑ったり、泣けたり、本当にいい映画でした。
もうすでに、もう1回観たいほど。
今、恋をしていない人は、絶対に観たほうがいいと思います。
あと、自分に自信がもてない人や、30歳前後でなんか焦っちゃってる人も。
「全然大丈夫」なんていう言葉は、出てこない。だけど、
観た人に対して「全然大丈夫」、そう言ってもらえた気がする映画です。
