英語を学ぶ全ての人へー英語を習得するまでの道のり | 海外生活 時事と常識

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昨日は、愚痴を書いて嫌なエントリーだったので、

今日は、笑い話で。

 

英語を学びだしたのは小学生の時

机に座るお勉強形式ではなく、

「ラボ」という英語に親しむ、歌を覚える、本をチラッと読む、

という半ばお遊びの様なものを、近所のおばさんがやっていたので、

そこで、楽しく英語に触れ合っていました

 

それから、中、高、大ともに、お勉強形式でするわけですが、

テストはいつも満点。先生も萎縮させてしまう程優等生でした

しかし、それは机上の勉強

実際、イギリスに留学した時は、「ここまで分からないか!」と

愕然、笑うしか無い、と思ったのを覚えています

 

余談:日本では日本語字幕付きの英語の映画を見ては、

「全部分かった」と思いこんでいました

潜在的に字幕を見ているのって割と気が付いていない物です

イギリスに渡り、直ぐにジム・キャリーの『The Truman show』を観ました

劇場で、初めてまったくの字幕無しで、でした

視覚的な助けが有るので、物語を追うのは難しく有りませんでしたが、

実際のセリフは『Good morning, in case I don't see you, good afternoon,

good evening and good night.』しか分からなかった、と思ったのを覚えています

 

それも、20年前の事。今や、何重にもあった壁を越え、

(壁は一枚越えれば、また一枚はだかリ、それを越えるては、また次の壁。)

注意を払ってなくても、他の事をしていても、耳に入る程度で

その話を、潜在的に理解出来る程になりました。

その感覚は、後から習得したというより、小さい頃からあった、に近く、

テレビでスポーツなんかを見ていて、簡単な英語のアナウンスが入ると、

隣に居る両親(英語が分からない)が「今なんて言ったの?」と聞いたりするのですが、

「何で分からなかったの?」と違和感を感じる、というようなものです

 

そんな私も、当たり前ですが、失敗談は腐る程有ります

笑えないものから、頭に来るものから、日常的な失敗から、

3人分程の一生分の恥をかいて来たと思います

(言語に関しての失敗のみの話で、もちろん勘違いや、即座に話が理解出来ない

噛み合ない等の失敗は今でもあります、これは日本語でもあります、

もちろん、話し相手の不備もあります)

 

そのうちでも、笑える物を一つご紹介したいと思います

 

その時、海外滞在にして4年目のころです

社交はまだ上手では有りませんでしたが、友達も作れるし、

スムーズではなくても、何事もこなせるくらいの言語レベルでした

そして、まだ20代後半、友達と遊んだり、旅行したり、という生活でした

アメリカ人は、子供も大人もboard gameと呼ばれるパーティーゲームが好きです

色々なタイプのゲームが有りますが、人気なのは、

カードを引いて、カードに書いてある物の説明をジェスチャーのみで表す、とか

カードに書いてある単語の説明をして、その単語をあててもらう、とか

時間制限内でわいわいがやがやとするわけです。

(ちなみに:良く日本語で言うヒントというのは、カタカナ英語

ヒントと言っても分かってもらえません。正しい言葉はclueです)

私が最初に引いたのは、「ram」

「・・・???」普通ならば人に「これ何?」って聞ける所

ゲームの最中では人に答えを教えてしまう事になる為、

1人で悩む事10秒。私が腹をくくって説明しだしたのは「rum」

お酒のラムです。ちなみに「ram」は雄の羊です

無事に誰かが「rum!」と回答して無事に終了した物の

なにげにちらっとそのカードを目にした人は「は?」と

腑に落ちない顔をしていたのを覚えています

その瞬間、「あ〜、やっぱりお酒のラムではないんだな」と思いました

そして、また私の番になり、今回は「middle ages」

これも、当時の私にははっきりとしない言葉で「・・・???」

ゲーム開始までは約10秒、「あれかな、これかな」と考える時間もなく、

私は必死に「middle age」(中年)の説明をしだしました

「middle ages」とは中世の意味です

また誰かが「中年!」と回答して何もなく終了し、

私はそのカードをそっと、カードの束の下に隠しました

最終的には、私が次々と勘違いの説明をしている事に気が付いた人が

ちらほら出て来ていましたが、皆大学生の教育、教養、マナーの有る人で、

誰も、私を馬鹿にする事はなかったので、苦い思い出にはなりませんでしたが

今考えても、映画やテレビ番組のネタに使えると思う程滑稽な失敗でした

 

毎日、毎日恥をかいてする生活。

それは、社交が上手じゃない事と、言語が上手じゃない事が重なると

頻繁に起こる出来事で、海外在住の日本人であれば(海外育ち除く)

おそらく100%に近い人が、少なからず経験しているはずです

 

友達は、イギリスに留学してすぐ、大学の授業のアサイメント(課題)として

そのテーマに関係のある人に、電話でアポを取り、インタビューをしなくてはなりませんでした

見知らぬ人に電話、というのは、かなりハードルの高い仕事

頑張って電話してみるも、やっぱり大変難しかったようで

電話口の向こうの人がイライラしてくるのが伝わって来て

終いには「I don't believe this!」等を小声で呟いているのが聞こえたそう

今考えると、ちょっと、意地悪だな〜と思いますが

その時点での私達の英語レベルを考えると、そういわれても仕方の無い話

毎日恥をかいている生活ですが、それはさすがにこたえたらしく

家に帰って泣いてしまった、との事

その時の彼女の名言

「帰り道、つめた〜い風がヒューと身体を吹き抜ける様な感覚」

痛いくらい共感しましたし、同時に涙が出る程爆笑しました

 

忘れられない爆笑失敗談でした

皆さんも、めげずに頑張りましょう