天使は神からの使者でしょうか？
天使が最初に登場した背景は、宗教によって異なります。
ほとんどの宗教には、何かしらの翼を持った人間や、空飛ぶ人間が存在します。
しかし私はかねて、真の天使は確かな威厳があり、単なる翼を持った空飛ぶ人間ではないはずだと考えてきました。
西洋の３つの主な宗教である、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教では、天使は私たちと神との間に介在する聖なる存在だと信じられています。
仏教とヒンドゥー教においても、天使は重要な存在です。
天使は、古くは聖書の創世記中で、“光るもの”として言及されています。
キリスト教の絵画では、西暦306年から337年の間頃に天使の描写が現れます。
そして他のいくつかの宗教では、14世紀前後から天使が登場しています。
おそらく最も有名な天使は、サタン、ベルゼブブ、ルシファーといった名の堕天使でしょう。
皆さんも“悪魔その人”のことはご存知なのではないでしょうか。
無神論を固く信じている人でも、これらの有名な天使の名前は知っているはずです。
歴史を振り返ると、天使の多くが姿を見せているようです。
そんな中でも、ひときわ有名な天使たちがいます。
イエス・キリストの誕生を知らせた御前天使や、ジョージ・ワシントン将軍がフォージ渓谷で見たとされる天使です。
そして７大天使もいます。
その中で最も有名な４大天使は、戦士の大天使ミカエル（戦士）、天啓の大天使ガブリエル（神のメッセンジャー）、死や錬金術をつかさどる大天使ウリエル、癒やしの大天使ラファエルです。
さて、改めて問いますが、天使は神からの使いでしょうか？
天使は私たちを導き、守り、癒やし、天からのメッセージを私たちの元へ運ぶとされています。
あなたの求めに応じて力を貸すために、あらゆる天使がいます。
歴史を顧みれば、周りには常に天使がいますので、私たちは、この世界で完全に独りになることは決してありません。
天使はかつてなく人気を得ています。
天使がこれほど注目を集めるのは、1900年代以来、およそ100年ぶりでしょう。
でも、まったく不思議なことではありません。
タイム誌は、69％のアメリカ人が天使の存在を信じていると報じています。
この混乱に満ちた世界では、天使が私たちの周りに存在すると思うだけで、気持ちがちょっぴり安らぎます。
天使の存在を信じれば、神がどんなに忙しくても、私たちは独りではないと改めて実感できますよね。