ドイツのミュンヘン滞在、16日目。
本来なら、昨日の午後の便で母国スウェーデンへと出発し、楽しい次のバカンス&一時帰国をスタートさせていたところですが、一緒に来ていた夫の下級生で、秘書をしているヒューゴが暴行事件に巻き込まれ、こちらの病院に救急搬送後、意識を失ったり頭を縫ったりしたことにより、緊急入院&ICU送りになってしまったので、ドイツ語を話せないヒューゴを、私たちが用事を頼んだことで事件に巻き込まれたヒューゴを、バカンスに置いて行くなんてできないと、一緒に来ている一家の全員で渡航をキャンセルし、今日も搬送先の病院へとお見舞いに行くことにした私たちは、そこでヒューゴが依頼した、とある重装備に遭遇することになりました😇😇😇
ヒューゴ、どうした…😂😂😂

相変わらず、怪我による高熱が39.2度もあり、負傷した首は背中まで固定され、何本もの管と血圧計に繋がれ、かわいそうでならないヒューゴに会い、ふと、強い痺れを訴えていた右手を見てみると、なぜかベッド横の手すりに固定され…いえ、むしろこれは「拘束されている」が正しい表現なんですが、いったいヒューゴは、何をしたのか?😅😅😅
まさか、イギリスの病院で嫌な思いをしてからまだ日が浅く、ナースに暴力を振るわれた経験のあるヒューゴが、恐れからこちらの病院で暴れるか何かしてしまって、必要な治療をするには限界があると判断されて、拘束されてしまったのか…?と思っていると、何と、拘束して欲しいと自ら頼んだのは、イケメンのバカ息子、ヒューゴ😂😂😂
これはいったい、何があったのかと思って事情を聞いてみると、細かい神経を損傷したことで、強い痺れを訴えていた右手が一人でに、それもビクビクと動いているような感覚を覚えるようになり、もしもこのまま、例え無意識だったとしても、医療従事者の誰かを殴ってしまったらどうしようと、そんなことをしてしまったら最後、取り返しの付かないことになるに違いないと一人で悩み、考えに考えを重ねた結果、不安に駆られて真夜中にナースコールすること「計6回」を経て、ベテランのドイツ人ナースと度重なる協議をした上で、ヒューゴの精神衛生に良くないという判断のもと、一時的に右手を拘束してもらったそうです😂😂😂
普通、身体の拘束って最終手段で、患者自ら望んでやってもらうものじゃないんだけど…?😂😂😂
真夜中に、それもくだらない心配からナースコールを繰り返したことで、ドイツ人のベテランナースからは完全に、「親に必要なだけかわいがってもらえなかった、かわいそうな坊や」だと思われ、スモールトークの一貫として、「あなた、男の子兄弟の末っ子でしょ」と図星を指され、ヒューゴが3人兄弟の末っ子で、家庭では自分だけが養子だと言ったところ、母性なのか、哀れんだ目をするドイツ人ナースはヒューゴのことを、「親に甘えさせてもらえなくて、厳しいことばかり言われて育った、養子の末っ子」だと認識し、まるでモルのようにお世話してくれてました😂😂😂
この、度を超えた末っ子…😂😂😂
語学堪能で、英語の他は6ヶ国語(計7ヶ国語)を話せる別のドイツ人ナースは、ヒューゴの本名フルネームを見て、「精神(ヒューゴ)、戦士の擁護者(アレクサンダー)、ヘルメット(ウィリアム)なのに、中身はチキン野郎じゃない…」と嘆き、陽気なイタリア人で、超強者らしい理学療法士のお姉さんは、「彼は強い名前をもらったから、優しいのよ」と笑い、ドイツのベテランナースは「養親の期待が大きい息子だった、ってこと。初めて怪我してあれなら、誰でも心細くなるわ」と言っているのを聞き、ごめんなさい、それはヒューゴがファミリーネームごと改名して、一族で唯一の人格者だった亡き兄と、私の夫のゼノからもらったんですと言えれば、どれだけ心がスッキリしたことか😂😂😂
多くの家族や親族に囲まれて育ち、その全てが偽物で、誤解から友達も失った今、孤独を感じると語彙力低めになるヒューゴが主張する、「腕がビクビク動く」のは、見てみれば「痙攣している」というもので、この末息子がバカなのは、極度の寂しがり屋が原因じゃないかと思う、今朝の朝食はこちら。



Raspberry White Chocolate Scones.

今日はヒューゴのお見舞いに行ってから、いつもより遅めの朝食(もはやブランチ)を摂ることにしていたので、ボリュームのある、ラズベリーとホワイトチョコレートのスコーンを焼きました😊😊😊💕

ラズベリーの酸味と、甘いホワイトチョコレートがマッチして、夫のゼノが大好きな甘い朝食にも、ベリー好きなメンバーたちのおやつ&プディングにもなり、一石二鳥の大活躍😊😊😊💕

首の痛みが顎や耳まで響き、病院がサーブしてくれる食事が食べられないから、今日は静かに「お腹空いた…」と言ったヒューゴには、人類史上、稀に見るイクメンの末っ子・リアムがホスピタリティを発揮して、またまた近くのスーパーでアイスクリームを買い、食べさせてあげてから帰って来たのを見ていると、イクメンがいてくれたことで、どこにいても助かります😂😂😂


相手が女二名だったとはいえ、車の運転中に背後から、それも、ステンレス製のウォーターボトルで何度も殴られ続けるなんて暴行を加えられ、シートの背中を蹴られ続けたため、頭を強く打ち、何度もリバースしていたことから48時間の絶対安静を命じられ、病院到着後に意識を失ったこともあり、要経過観察になっていたヒューゴも、無事にICUからサヨナラしていいとお許しをもらえたのが午前中で、しかし重症だからと、「早くて16日の午後」と言い渡されていた退院は見送りとなり、この末っ子は一般病棟へとお引越し😇😇😇
ヒューゴの希望としては、21日のMidsommarafton(夏至祭前夜)までにはスウェーデンへと移り、22日のMidsommarをみんなで楽しんだあと、一人息子のジョージが、24日に晴れて1歳の誕生日を迎えるので、それまでには何とか退院して、ダディとしてしっかりお祝いしてあげたいのが、本音😇😇😇
ですが、私たちはサイコパスやビッチといった人間を軽く見ていたのか、私もお父さんがサイコパスにストーカーされ続けたことで、20年もの間を会えずに離れて暮らした経験があるから、決して油断していたなんてことはなかったはずはなんだけど、このあとヒューゴには本当に申し訳ないと、一生をかけて謝り続けても足りないと感じることが起こり、退院の目処は立っていません。
ビッチ(悪女)はともかく、サイコパスは突然変異みたいなもので、遺伝や伝染なんてしなかったように記憶していた私が、バカだったのか…。
今回、ヒューゴが入院した経緯というものが、こちらなんですが。

勤務していた日本の会社で部下だった、今では友達だと思っていたユイの結婚式にて、ユイの実のモルと妹が起こした事件。


ヒューゴの負傷について、同乗していた、ユイの夫になった青年の親族がした証言と、その後。


私たち夫婦は今日、ユイとは大学時代からの仲良しで、同期入社でもあり、私の部下でもあった、今では妹のような存在のメグと、日本の会社では私にとって唯一の上司で、社内No.1フェミニストでもあった良き理解者・最強上司も加わり、こちらも日本の会社の元部下で、どうしようもない「バカ女」だった自身を改め、もう一度やり直し、人間関係から仕事までの全てを挽回していきたいというミカに再び会い(※昨日も会ったばかり)、本当に改善策を自らの手で見出し、修復し、今度は私たちに貢献もしてくれる、正しいギブ&テイクができる人間になれるかどうかを、話し合うことにしていました。

日本で使われている意味としても、私たちヨーロッパやアメリカで使われている、真の意味でのBitch(悪女)としても、自業自得とはいえ、ミカに訪れた悲惨すぎる結末と、その全ての経緯は、こちら…。



ミカの夫になった、ノルウェーのワーキングホリデーに行く前から交際していた元部下のケンは、あまりにもヤバすぎる経歴を持っていたことが発覚したため(※複数の前科など)、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、元SPという経歴を持っているんだけど、20代前半程度にしか見えない、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスにも同行してもらい、もう一人いるノルウェー系アメリカ人のボディガードで、超ハートフルなオープンマインドが自慢のジョージおじさん(ハゲ頭)には、念のため滞在先の物件に残ってもらうことにして、私たちが留守にしている間に、一家に住み着いたプシュケの居候で、ヴァシリオスとは恋人でもあり、人類史上、稀に見るイクメンの末っ子リアムには、こちらも自宅に残り、ヒューゴが加入している、クレジットカードの旅行保険に関する手続きの残りと、保険会社が即座に手配してくれたことにより、事件の翌朝から来てくれているベビーシッターサービスで、ジョージのお世話をしてくれているベビーシッターとのやり取りを全てお願いし、その間、もしもヒューゴに何らかの手助けが必要になった際、誰か一人だけでも一緒にいてくれたらと思い、こちらのお役目については、ユイにお願いしたんです。

病院は非常に親切で、必要なことがあれば何でもやってくれるということもあり、ユイは「いるだけでいい」という状態。

現在、根っからの右利きでもあるヒューゴは、右手をベッドに固定し、左腕には血圧計と、肘の内側で点滴を取っているという条件も重なり、モバイルどころかナースコールすらできない状況ではあったものの、点滴が終わったらナースコールのボタンを押す必要がある程度と、言葉の壁すらない、整った環境だったということは、私たちも確認済み。

そんな、非常に恵まれた環境で入院させてもらえていたので、私たちは本当に安心して、ナースや理学療法士のお姉さんたちも親切で、いい病院に運んでもらえて良かった…なんて思いながら、ビッチガールを改めようと試みるミカと話し合い、一番の被害者でもある夫のゼノを交え、あれはダメ、これは無理、それは良し、ここはこのまま肉付けしろ、考えは良いがこのままではダメだ、やり直せ、そこだけは優秀、という話をしていたところ、リアムから急ぎの電話がかかって来て、「レイディ!ゼノかどちらか片方でも、今すぐ病院に来れませんか!?ヒューゴがユイに殴られて、顔から血を流してるっていうんですよぉ!僕はテイク(※メグの夫)と病院に急ぎますから、どちらかお願いします!」ということで、頭にクエスチョンマークだらけのまま、ミカのことは一旦メグと最強上司にお願いし、病院に急ぐことにしました。

病院に到着し、対応に当たってくれていた医療スタッフや、事態に気付いてナースコールしてくれた同室のおじいさん(※腰の手術が終わったばかり)、リアムやメグの夫、病院から通報を受けて駆けつけた警察官からも話を聞いてみると、動けないヒューゴはベッドでただ横になり、黙って上を見つめていただけだったのに、突然ウェットティッシュのボックス(※プラスチック製)で何度も顔を殴られ、激痛と驚きからヒューゴが声を上げたことにより、隣のベッドにいたおじいさんが異変に気付いてくれて、ナースコールをしてくれたことで発覚。

全員が唖然となったこの状況に、当のユイは何の怒りからなのか、目が異様なほどにまで釣り上がり、歯を少し見せ、薄ら笑っている姿に、全員が言葉を失ったなんてことは、言うまでもありません。

日本で書類を交わし、夫になり、幸せだったはずなのに、ユイの真の家族に結婚式を台無しにされ、結婚式の翌日には離婚してくれと言った日本の青年が言った通り、ユイもまたマトモではなく、サイコパスの一員だったのか…。


かわいそうに、再び怪我を負わされたヒューゴは泣いていて、「僕が何をしたっていうんですか?僕はただ、頼まれて彼女の家族を車に乗せただけで、互いの同意もありました。それなのに、どうしてこんなに殴られなきゃいけないんですか…?」と、その気持ちは私たちにも、よくわかります。

なぜヒューゴをこんなにも苦しめる必要があったのか、自分の親のせいで重傷を負い、動けないとわかっているヒューゴのことを、なぜ執拗に殴り続けたのか、とてもじゃないけど、理解はできない。

夫になった青年…お前の愛はその程度かと、お前の永遠なんて小さなものだと、お前の一生守るは一瞬に過ぎないんだと、お前の騎士道精神は城主の間違いだなんて言って、脳みそ筋肉な軍人発言ばかりしちゃって、ゴメン。。。


まだユイは離婚に至っていないため、今日は郵便局に行き、赴任先でもあるドイツ企業の社員と会う予定で出かけていた夫の青年を大至急で呼び出し、こちらはまだ夫婦だからと、わかる範囲で警察関係の手続きをやってもらうことにして、私たちはヒューゴを落ち着かせることが最優先。

事情を知り、ミカと別れて来てくれたメグや最強上司とも、「まさか、あの子が…」と言っていたところ、同じ病室にいた他のおじさん(交通事故)から聞いた話で、「彼女、これでもかってくらい、ずーっとため息吐いてたけど、今日は生理か何か?」という、それを聞く前に、お前はモラルとセクハラの限度を知れとぶん殴りたかったものの、ゼノがわずかに気にしていた「不機嫌なハラスメント」が、ユイの異常性を示すサインだったのではないかと、一言でモラハラといっても、ヒューゴの養親たち一族のように、全て「口に出す」とは限らないんだと、私たちはここから、新たに学ぶしかありません。

ヒューゴもモラハラ発言なら、養親その他一族全員が度を超えたモラハラだったから、今でもそれに関する言い回しあたりはよく覚えていて、いざとなった時には有効活用できるんですが、小さな事は気にしない性格も手伝い、「家庭に恵まれなかったって聞きましたから、ため息が癖なんでしょうね」くらいにしか思っていなかったと言っていたし、育った家庭の4人中3人が異常という時点で、多少のことは用心すべきだったんでしょう。

ヒューゴはゼノに相応しい下級生になりたくて、最低だった性格を必死で変えた経緯もあれば、嘘なんて息をするように吐いていたとか、マトモじゃなかった頃の話が多く出てきて、よくそれで名門校に合格できたな…と思うことは多いのに、そういえばユイからはそんな話が出たこともなく、私は常にお利口な子供で、賢くて、正義感が強くて、間違ったことはしなくて、嘘なんて吐いたことがなくて、悪いこともしたことがない、といった発言を頻繁にしていたから、そこで「自分は完璧」だとアピールしていなかったかと、悪いことが一つもないという点から気付けば良かったと、後悔するばかりです。

世に潜むモラハラとサイコパス、ビッチを秤にかけた時、自らの過ちに気付き、自らを悔い改めようと試みるビッチと、何かあって女に負けたのか、モラハラしなくなる男の方がまだマシで、完璧ないい子ほど、影では恐ろしい闇を持っているとはこのことだと学んだ、今夜のディナーはこちら。



Handmade Hummus.

あまりの驚きから、今日は一家全員に食欲というものは湧かなかったので、サラダに付けるディップソースの代わりに、フムスを作りました😔😔😔

フムスとは、中東諸国やオスマン帝国(現トルコ)に古くから伝わる、伝統料理のようなもので、ひよこ豆のペーストに、ガーリックやタヒニソース(ホワイトセサミ)といった調味料を加えた、一日中食べられる万能メニュー😇😇😇

プラントベースのため、ヴィーガンの他、お肉にアレルギーがある夫のゼノや、ラザロスでも食べることができて、正確にはギリシャとイタリアのハーフだけど、ギリシャの勇敢な戦士としての誇りを携えたヴァシリオスからも、味やアレンジの多さ、食べやすさには定評があります😇😇😇

この天使、超美人女優と人気者だった、モル仕込みの料理上手だから、フムスだけでもアレンジレシピをたくさん持っていて、ギリシャから中東、地中海料理となると、女の私よりもテキパキと、サクッと作り終わっちゃうから、イタリア人だったモルの教えって、モテ要素もバッチリで、全てにおいて優秀で、素晴らしいよね😇😇😇

※モルの母国イタリアでは、昔から「料理ができない男は、女の子にモテない」と、言われている。


一家の全員で話し合い、ヨーロッパだろうが、アジアだろうが、アメリカだろうが、このメンバーの中に、「完璧ないい子」は潜んでいないかと確認し合っていたところ、出るわ出るわ、挙げればキリがないほど、お利口ないい子そうに見えて、実はダメなところを大量に抱えている、夫の本性😂😂😂

ビジネスでは最高の自立を果たし、頼れるリーダーシップを誇り、会社経営者の一人息子として、立派に立ち回る「表の顔」に隠れて、実は超チキンハートで、超シャイボーイで、プライベートでは欠片も自立せず、愛するワイフに依存しまくりで、無駄に潔癖で、仕事以外は小心者で、稀な度胸を出せばワイフに先を越され、インターネットが嫌いだからと平気でシャットアウトとドロップアウトを果たして見せるし(※復旧はする)、ワイフ以外の女性が苦手で、平気でワイフの後ろに隠れる癖を持ち、プライベートでは敵前逃亡なんて当たり前、財布はワイフに持たせたっきり忘れてるし、モバイルなんて持ってなくて当たり前、物欲はないのにガラクタばかり欲しがり、もふもふした動物たちには目がなく、相手が猫ならアッサリ浮気に走り、しれっと新たな居候を迎えようとするこの夫って、「裏の顔」しか持ってないじゃないですか!😂😂😂

私がいう、この「ガラクタ」って、イギリスではどこの家庭のバスルームにもいると噂の、黄色いダックのことだからね?😂😂😂

夫のゼノは、「ほら、人間というものは、"いいところが一つあれば充分"だっていうだろ?マリアは俺のいいところを3つも挙げてくれたから、悪いところはその4倍か、国や考え方によっては7倍あるっていうし、長所が10個あれば、短所は40-70個ほどあるってことだな。よく、不完全なものほど惹かれるというし、そんなところじゃないか?」と、言い訳することに余念がありませんが、一人の人間に短所が70個もあったら、神様は大忙しでしょう😂😂😂

同居人の天才・ジャックに、「70も短所がある男なんて、ゼノくらいのものじゃない?車の運転が苦手だからって、平気でマリアに運転させるし、家が裕福過ぎて、30歳を過ぎても家事なんてやったことがなかったからね?」と笑われ、どうしても得意になれない運転だけは、ワイフにおねだりして丸投げしたまま、一生を終えるのかな😇😇😇

これもゼノのインナーベイビーで、パピーだからってことにして、大目に見てあげよう😇😇😇

病院の許可ももらえたし、ヒューゴも会いたがっていたから、明日は子犬のアーサー&兄クリストフを連れて、ジョージも一緒に、ダディのお見舞いに行かないとね😊😊😊💕

これ以上、事件・事故は起こされませんように…。


God natt...