写真は、拙宅のベランダガーデンです。
世の中には、定番的に言われているけれど、必ずしも正しいとは、言えないことがあると感じています。
よく「若いみずみずしい感性」と言われるけれど。
年をとった人間は、見た目と同じように、感性も、乾いているように思われがちだけれど。
実際、自分が年をとってくると、
感性、美しさに感動する情緒は、間違いなく老いを感じ始める頃からが、豊かになります。
なぜなら、残りの人生、「死」を意識し始めるからです。
余命を宣告され、自分の命が長くないと知った時、
人は、急に辺りの風景が輝いて見えそうです。
これは、がん患者の著作にも書かれています。
情緒は、死を意識するからこそ、深くなるのですね。
私は、高齢で、どう考えても長くない両親と過ごす時間は、まるで宝石のように輝いて感じます。
まだ子供の頃、親との暮らしは、果てしなく続くと思われた頃は、決してない持つことができない感覚でした。
残念ながら。
さまざまな苦しいこと、修羅場を経験して人生が複雑な彩りを増してくると、共感する能力が、高くなっていきます。
年をとると、涙もろくなる、と言われるのは、まさにそのことを表していますね。
私も年をとったら、なんだか人生が終わりのように感じていた時があります。
確かに、体力、若さ、それに伴う容姿の衰え…、そして身近な人や、今まで自分を楽しませてくれた、好きな俳優や作家の死。
失うものばかりです。
意識して未来に思考を向けないと、失うものばかりが多くなります。
けれど、確かに情緒は深くなり、人に共感する能力は高くなるのです。
年長者、年配者というのは、経験が豊かなだけではなく、それによる共感する力が育まれるので、相談を受けるのが多くなるのかもしれません。
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