今から40年近く前、
日経ビジネスが初めて創刊された頃、
「敗軍の将、兵を語る」というのが
ありました。
（実はわたし、多分、創刊号から読んでいます。
今は、電子版だけど…）
余談ですが、このシリーズは、
一時なくなったのですが。
今、日経電子版を読むと、ありますね。
このシリーズは、非常に心に
残ったことを覚えています。
ビジネスのプロの世界で、なぜ、
これほど長い間、このシリーズがつづくのか。
それは成功より、失敗から学ぶことが多いからです。
成功の共通要因は見つけにくいけれど、
失敗の要因は、不思議なほど、共通しているからです。
今、ネット、SNSの世界では、
成功したと言われる人にスポットライトが当たり、
その人を見習うとか、
ロールモデルにするとか、
そういうことも散見されますが。
けれど、本当は学ぶべきは、
失敗した人の話なのです。
他方、成功の要因は何か、となると難しいのです。
それは、時代、タイミング、
その人の育った環境や教育、
交流のある人など、
実に微妙な要素が数多くあるから。
だから、成功した人の話を聞いても、
感動はするけれど。
では、今から、自分は具体的に何をするべきか
教えてくれる本が、ほとんどないです。
私は、ありがたいことに、15年ほど前、
その他、多くの名の知れた経営者の
お話を聞く機会に恵まれました。
脱線しますが、当時40代、ローソンの
CEOだった新浪さんは魅力的で、
目が合うと、ドキドキしたことを覚えております。
（↑ 何しに行っていたのか、汗）
けれど、聞くだけでは、
努力をしたのもわかるし、
諦めなかったこともわかるのですが。
そもそも良い会社にいたり、
人脈による引きがあったりで…。
感動はするのですが、はて、それを自分の
人生にあてはめて考えようとすると、
具体的に何をやっていいのか
わからなかったりします、私の場合は…。
人は華やかな成功者に群がるけど、
本当に参考になるのは、
今、目標に向かって努力し続けている人や、
頑張ったけれど、
失敗した人のことだとではないかと、
私は感じます。
今、目標に向かっている人は、
努力を続けている人には、
どのようにしてモチベーションを保っているのかとか。
また、もしかしたら目標を達成できない、
努力が実らないかも…、
というような不安が襲ってきた時、
どう対処して持ち直しているのか。
また、失敗した人ならば、
細かい分析、そして
どのように立て直そうとしているのか。
どん底まで落ち込んだ時、
どのように這い上がる気力を
復活させたのかなど、
それを伺ってみたいです。
それらは、自分のこれからの、
参考になるからです。
誰でもが努力をしたからと言って
成功するわけではないのは、
厳然とした事実です。
けれど、努力し続けることは、
自分の成長があります。
その成長の先は、自分の望んだ形ではないかもしれませんが、
必ず、何かがあります。
そして成功し続けることは、
当たり前ですが難しいのです。
晩節を汚した成功した経営者や政治家は、
少なくないです。
成功したらしたで、
自分を律し続けることの
困難さも感じます。
このメルマガは、私が経験し、確信のあることだけを
書いています。
世の中の流行りの、その場限りの耳障りの良いことではなく。
少し耳が痛くても、本当の幸せを得るためのことを書くように心がけています。
遠回りに感じられることもあるかもしれません。
けれど、必ず幸せに向かっていけることをテーマにしています。
登録して読んでくださいね。
幸せに生きて、本質を見極める目を養うために マダム・クリスティーヌ・マリコのメルマガ