見直しの具体策 | 元3浪の医学部生による受験生のためのブログ。(現在は医師)

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3浪を経てやっとの思いで医学部に入り、2016年に医師になりました。受験生にとって医学部合格のために有益な情報を提供できればなと思います!このブログを元に書いた本、
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数学や理科でケアレスミスを起こさないために、見直し方法と予防策について軽くアドバイス書きまーす(^◇^)

まず、ミスを起こさないためには

・計算スペースを用意して、計算があちこちに散らばらないようにする、順序を守って書く
・見直した時に読める字で書く、数字や記号は丁寧に
・必要のない展開式を書かない、暗算はしないがなるべく計算を工夫し簡単・簡素に書く(見直しの効率をあげる)

ことが前提です。これは普段気をつけて工夫するしかないです(>_<)


さて、見直しには大きく言って3パターンあると思います。

①式を変形するごとに前の式と比べる
②答えが間違っていたり自信が無い時に怪しいとこを見直す
③答えが出たあとに時間に余裕があるので初めから最後まで見直す

この中で、計算ミスが多い人がやっていないこと、計算ミスが少ない人がやっていること
で多いのは、おそらく①だと思います。

私の受験指導経験上、計算ミスをほとんどしない人は、その分見直しを要所要所で行っています。そのような経験から、計算ミスの多い人は、「自分が間違いやすい計算をした後に見直しや確認をせずそのまま突っ走る」ことが多いなと感じます。

よって、今計算ミスが多い人は①のように式の変形の時にその都度確認を入れてみましょう。
もちろん、その分時間はかかります。が、時間よりもまずは正確さを身につけて、そのあと時間の短縮に力を入れていけば良いのです。正確さは絶対に持っておくべき能力ですから!


ここからが本題なのですが、
「式変形するごとに確認をする」ことをやってみたとして、「それに時間がかかりすぎる」悩みが出てきたらどうしたらよいのか、についてです。

これは、以前記事で紹介した「計算ミスチェック表」が大いに役立ちます。

計算ミス、というのは偶発性のモノもありますが、じつは「自分の癖」もあるのです。
たとえばいつもマイナスをつけ忘れる、とか0と6を見間違える、とか掛け算でいつも同じのを間違える、とか。
わたしは実際に自分がやった計算ミスの種類と具体的事例について回数を調べて統計をとったところ、特定の計算やくくる時のマイナスの書き間違いなどの癖を発見しました。

その癖が痛いほど身にしみてわかれば、自分がミスしやすいポイントというのがなんとなくわかります。そうすると、時間が無い時に自信のないところの見直しを重点的にすることが出来るので時間の短縮になりました。これで計算ミスはだいぶ減りました。


ぜひ、やってみてください(^u^)

また、③についてですが、センターなどであれば出た答えを初期の条件に代入して確かめることが出来ればokですので、ぜひそこまでやりましょう☆



また、理科についてですが数学のやり方とほぼ一緒です。

ただ、特筆しときたいのは「数字の書き方を統一させる」というテクニックは結構使えます!
どういうことかというと・・

化学などで 0.00001とか0.002とか出てきたときに0を書き間違えないようにするために、
私はいつも0.00001→0.1×10(-4乗) 0.002→0.2×10(-2乗)
というふうに必ず0.○×10(○乗)の形に揃えてました。そうすると、0の書き忘れや書きすぎのミスは抑えられますよ☆

あと、物理では単位で確かめられる、というのは有名な話ですよね(●^o^●)



計算ミス=解けないのと一緒!です(>_<)
今から頑張って、本番で悔しい思いをすることの無いよう、がんばってください☆