ムービープラスにて「シェイプ・オブ・ウォーター」鑑賞しました~
第90回アカデミー賞 作品賞含む4部門受賞の本作
色々すごいところがあるんですけど
私が1番感動的だったのは水中シーンの美しいこと!
これは水の中で撮ったわけではなく、全CGってわけでもなく。
スモークや光などを使い、風を当てていかにも~な水中を作り出し、
最後に加工、という手法だそうです~
どう見ても水中で、そして美しかった~
ストーリー
1962年、冷戦下のアメリカ
機密機関・航空宇宙研究センターで清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)
発話障害で話すことができない彼女を気遣う同僚ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と
アパートの隣人ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)らに支えられ、
一人暮らしをしていた
研究所に極秘裏に運び込まれた生き物を目撃し、
半魚人のような不思議な生き物に心を奪われたイライザは
その生き物にこっそり会いに行くようになる
コミュニケーションに言葉は不要で少しずつ心を通わせる2人だったが
イライザは彼が実験の犠牲になる運命であることを知る
60年代アメリカの町並みや車なんかはとってもカッコイイ、カワイイものだらけだったけど
その中でも際立っていたのが音楽!
とても心地よいリズム感で好きだった~
有名な作品の楽曲が散りばめられているようですが
私は昔の作品に詳しくないので「いい曲~」位の感想です~
トラウマを抱え、言葉を話せないイライザの生活が分刻みで毎日繰り返されてゆく、
そして秘密の半魚人が登場して生活激変~~~
彼に恋しているのがスクリーンから溢れて来ます~
恋するとどんどん変わってゆく女性がすごいコントラストで描かれていた~
スクリーンの色が変わるというか・・
R18+の本作ですが暴力と性描写に対してということですが。
暴力はね、昔のアメリカだからね、なんとなくわかったけど
性描写の方はイライザのルーティーンに毎日分刻みで
自分による行為(!?)が組み込まれていた~
こんな人いるの~?とちょっと初めは笑っちゃったけど
毎日の同じ時間のスケジュールになってることこそが恋の前後に
意味を成してくるってことに気づいた~
人間ではない彼との恋を密かに楽しむイライザが
女子トークでゼルダに「どうやってするの?」と素朴な疑問を投げかけられて
手話で説明するシーンはもう、ウケちゃった~
だってすごく楽しそうに話すんです~
冷戦時代なんで研究所にはアメリカとソ連の思惑入り乱れて
スパイとか、いたいた~!
半魚人の彼を守ろうと国家に背く壮大な逃亡劇が繰り広げられていた~
ちょっとね、見た目はキモイんだけど完全なるラブストーリーで
言葉はないのに愛が溢れる、なんとも言えないロマンチックな作品でした~