気ままシアター

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映画、試写会、正直な感想!?
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一度死んでみた

 

日本映画専門チャンネルにて「一度死んでみた」鑑賞しました~

 

脚本を担当したのはソフトバンク白戸家シリーズのCMプランナー澤本嘉光さん

監督はau三太郎シリーズのCMディレクター浜崎慎治さん

 

ケータイ繋がりなのかコメディ繋がりなのか、とにかくやりたい放題だった~(笑)

 

 

ストーリー

 

母の臨終より仕事を選んだ父を憎んで嫌っている女子大生・七瀬(広瀬すず)

デスメタルバンドで「死んでくれ」と父・計(堤真一)へシャウトする日々

 

ある日、父が亡くなりましたと連絡を受ける七瀬

しかし実は製薬会社の社長である計は

自社で開発された薬により二日間だけ死んでしまうというものだった

 

二日後には生き返るはずの父はライバル会社の陰謀で

生き返る前に火葬されてしまうというピンチに

父の秘書・松岡(吉沢亮)と共に立ち上がる

 

 

 

全~~部コメディです~

くだらないことを壮大な風に見せられて笑ってしまう、というやつでした~

 

すずちゃんのデスメタルは可愛かったけど、音程が~~???問題が

気になって入ってこなかった~

 

まぁ、デスメタルっていっても~デス!~デス!言ってるだけだけどね~

 

遅く来た反抗期みたいなもんでお父さん嫌い、お父さん臭いってやつですが

消臭スプレー直シュッシュしててウケた~

 

どうしてお父さんって臭いのかしら~?という疑問は

科学者の父・計によって解説されていました~

 

製薬会社社長の父は宇宙を夢見る化学の変人。

実験観察大好きオタクです~

こんなお父さん楽しいじゃん~と思って見てしまったけど

実験に夢中で家族をかえりみなかった、と七瀬は恨んでいます~

 

今、令和の時代はわからないけど私たちの時代のお父さんというのは

大なり小なりこういう人多かったのでは~?

家庭より仕事という男性

 

でもその仕事は家族のためだったりするんだよね~

そういう事が分かるのは大人になってからなんだよね~

自分が仕事や家庭を持って初めて分かることなんです

というなんともリアルな事考えながら見ちゃったけど、とにかくコメディです~

 

生き返る前に火葬されないようにあの手この手のドタバタに安心して笑いっぱなし~

 

いろんなところに出てくるチョイ役が主演クラスの俳優でびっくりした~

佐藤健さんがワンカット、無駄遣いすぎだよ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハスラーズ [Blu-ray]

 

ムービープラスにて「ハスラーズ」鑑賞しました~

2013年に摘発された実際の事件から着想を得た作品なんだそうです~

 

ストーリー

 

幼い頃、母親に捨てられ祖母に育てられた、

貧しいアジア系のデスティニー(コンスタンス・ウー)

 

祖母を養い、生活のためにニューヨークのストリップクラブで働くが

思うように収入が増えない日々

 

トップダンサーのラモーナ(ジェニファー・ロペス)と出会い

所作を学び、協力し合うことで大金を稼ぐようになり、

二人は姉妹のように親しくなっていった

 

2008年リーマンショックにより、

ウォール街の男性がほとんどだったクラブの客は激減

 

クラブの仲間たちとともに裕福な「元客」たちから

大金を騙し取る計画を企てていた

 

 

 

 

下心だけのしょうもない男どもを騙してゆくストーリーなので

女性側からしたら痛快なところ多々でウケた~

 

でも男性側から見たら怖すぎる内容でした~

 

ウォール街で稼いだ金を、男が使いに来るクラブ

ストリップクラブですが、ポールダンスがすごい~と

ダンスの美しさと筋肉に感動した私ですが、

男性は「そういう目」で来店するのでブロンドでグラマーなダンサーがNo.1

 

ラモーナは超~稼ぐNo.1、デスティニーはアジア系のほっそり体型なので

もう、子供に見えちゃうといっても過言ではない

 

そういえばアメリカに住んでいた時、19才で普通に小学校3年くらいに見られていたという

私の黒歴史を思い出してしまった~!!

 

ラモーナの教えと協力でせっかく大金を稼げるようになった矢先のリーマンショック

急に収入を失った女たちの考えた方法が笑っちゃうくらい短絡的です~

 

酔わせて、吸わせて、カードスキャン!

朦朧とする男性たちに最後の力を振りしぼらせてサインさせるとか

もう笑いしかないような古典的犯罪

 

でもね、ストリップダンサーとクラブでの支払い、

家族や会社への罪悪感から泣き寝入りするしかない男性ばかり

 

奪ったお金で贅沢三昧なダンサーたち

高級な服やカバンを大人買い~

クリスマスパーティーは羨ましくなるほど楽しそうだった~

 

犯罪には違いないから擁護はできないけど

両親がいなくて十分な教育を受けられず、夜の世界しかなかった女性たちが

経済情勢にふりまわされて、男たちはというとおいしいとこ取り。

なんだかな~という気持ちになっちゃった~

 

人生におけるスタートラインですでにあるどうしようもない格差

奪えるところから奪う、奪ったもん勝ちという

なんともアメリカらしい犯罪だと思った~

 

 

 

 

 

 

グリーンブック [Blu-ray]

 

ムービープラスにて「グリーンブック」鑑賞しました~

 

白人運転手のトニーの息子が脚本を担当

父親から聞いた話を温めていたという、実話です~

 

アカデミー作品賞を含む3部門受賞

黒人ピアニスト役のマハーシャラ・アリは「ムーンライト」と本作で

2回アカデミー賞に輝いています、すごいね~

 

 

 

ストーリー

 

1962年ニューヨークのナイトクラブの用心棒をしていたトニー(ヴィゴ・モーテンセン)

 

クラブの閉鎖により失職

アフリカ系アメリカ人のドン(マハーシャラ・アリ)のクラシックピアノによる

コンサートツアー期間、運転手となる

 

ツアー出発の日、黒人が利用できるホテルや施設が記された、

「グリーンブック」を渡された

 

粗野で腕っ節だけが自慢のトニーに

「洗練された行動を」と諭すドン

黒人からの指図に不快感を抱いていたトニー

 

グリーンブックを頼りにアメリカ中西部への旅で目の当たりにした黒人差別と

本当のドンの姿に次第に考えを改めてゆくトニー

 

 

 

 

グリーンブックとは

アメリカの人種隔離政策時代にあった

黒人ドライバーの為のガイドブック「The Negro Motorist Green Book]

ホテルや食事、給油など黒人が利用できる施設が載っています

 

トニーは白人ですが移民のイタリア人です

富裕層ではないものの、雇い主のドンがグリーンブックに乗っている安宿、

雇われ運転手のトニーは白人用の普通のホテル

これはちょっと考えられないよね。。。

 

安宿ならではのトラブルもたくさんあります

 

ドンは才能豊かな音楽家、ピアニスト

教養も振る舞いも一流ですが黒人

一方のトニーはというと白人ってだけでケンカっぱやいし、

口は悪いし、もうひどい~

 

この2人がだんだん深い友情を育んでゆきます

ドンはトニーに対して「いけない事はいけない」と言います

こういう友情っていいよね

 

トニーはお父さんに怒られる子供みたいでちょっとカワイイ~悪ガキみたいでウケた~

 

ニューヨークで黒人ながら才能を認められて地位もお金も手に入れたドンですが

差別が激しく根強い中西部へと行くツアー

かなりの覚悟がいる旅なんです~

 

その本当の意味をドンの内面に触れて次第に変わってゆくトニーが

いいやつすぎて途中からは泣けた~

 

あとね、奥さんというのはいつも夫のことなんてお見通し、なんだよ~という

展開に爆笑~

 

人種隔離政策による差別を知るたびに気分悪くなるけど

こういう、トニーやトニーの家族のような白人もいたという

真実が知れて良かった~