『サバ ハリ ヒ~ル(おはようございま~す)』
いつも観光は、現地ガイドのHゼムさんとのこの挨拶からはじまりました
でも、バスの中以外で使用する機会がなくて、しかも正しい発音はとっても難しかったので、時々、思い出したように簡単な「シュクラ~ン(ありがとう)」を使ったのが私の精一杯のアラビア語デビューでした
エジプト最後の朝食です
お皿の真ん中にある小さい黄色い物。レモンです
小っさ~い
確か、3日目の中華料理と一緒に頂いたフレッシュレモンジュース酸っぱさがまろやかで、とても美味しかったのですが、こんなレモンから絞られていたのでしょうか
そういえば、毎日ホテルで朝食を頂いていて発見がひとつ
日本人は早起きして食事を摂った後、集合時間までゆっくりするからなのか、バラバラのタイミングでレストランに行くような気がしますが、欧米人は時間ギリギリまで部屋にいるからなのか、一斉に来て、いつもお料理の前で行列になってる光景を見ます。まっそれに気付く私達って、いったい朝食に何時間掛けてたんですかねー
昨日からもう使わない100均グッズを誰かにあげようと思っていたのに、昨日は忙し過ぎて気合の入ったお買いものができなかったので、とりあえず枕チップに扇子をプラスしてみました
カイロのホテル、こんなに素敵な所なのに。。。停電やら何やらで結局、写真も撮ってあげていませんでしたねー
そして、ホテルの部屋の前に出されるのも今日が最後のスーツケース達
初トランジットも経験したし、色々な都市を周る度に持ち主の知らないところで連れまわされて、ずいぶん貫禄がついた感じになりました
日本に帰ったら「大人」しくします
だから、せっかくあるホテルのプレイランドでは、とりあえず遊んでおこう
「Mari-Mariちゃ~ん こっち向いて~」
※もちろんYoukaさんバージョンも有り
ロビーでもたくさん写真を撮りあって、ついに最後のバスに乗り込んで、最後の「サバ ハリ ヒ~ル」です
何度も見た、車窓からのピラミッド。
今日も撮らずにはいられません
ついに、最後です
そして、カイロ空港に着いたら、Hゼムさんとはお別れです
こんなに有能なガイドさん
初めてのエジプトで案内して頂けたことに感謝します
(いかにもアニキだったHゼムさん。。。日本に着いてから年下説が浮上、恐ろしいけど歳、聞いとけば良かった)
しんみりしていたら、最後の時間がもったいない
エジプトのお札は汚かったので、コインだけ数枚持ち帰りをしていましたが、1エジプトポンド札がアブ・シンベル神殿だったので、もし、両替のところに新札があれば替えてもらおうと、空港での搭乗手続き中に両替屋さんを覗いてみました。
さすがお役人ぽい仕事(?)だけあって、誰も並んでいない会社の窓口の人には「準備がまだだ」って言われ、3人並んでいる会社の方は全く進んでいません
スーツケースを預けながらとか、チケットを受け取りながらとか、チョイチョイ見ていたら、並んでた3人は諦めたのか誰もいなくなっています。
再チャレンジしようと近づいていたら、通りすがりの人が「あいつの名前は○○だ」と、教えてくれました
名前を呼んで挨拶すると、急に愛想良く受け答えしてくれました
何~変な民族~。。。
でも、残念ながら、もうツタンカーメンの1ポンドコインに移行するだけなのか、新札は無いそうです
ガッカリしてたら、その○○オジサン(覚えておいてやれよ)、なんとポケットマネーから新札の25ピアストル札を出してプレゼントしてくれました
私が両替して欲しかった理由は絵柄だったんだけど、お気持ちが嬉しくて頂きましたよ
でも、こう何度も逆バクシーシをしてもらってたら申し訳ないので、用済みの100均懐中電灯をプレゼントして、またグループの人達の所に戻っていると。。。なんか後ろから呼ばれています
さきほどのオジサンと、隣の「準備がまだだ」って冷たく言った会社の人達が一緒になって、にこやかに「来い来い」って言うので、またノコノコ行ってみると、今度は現在出まわっていない旧25ピアストルコインをくれました。隣のシマまで行って何かもたせてやるものはないかと探してくれたんですねー嬉し~い
でも、なんだその変わりよう
最後まで不思議なエジプシャンだったけど、仲良くなった人にはとことん尽くす国民性というのは伝わってきたよ~
まぁ、頂いたのは計17円くらいで、エジプトでもお金持ちそうなお仕事をされてる方からなんですけど、喜んでイイですよね~
ところで、私がそんなことをしている間、友人Youkaさんは私の航空券まで持って、グループの人達のバラバラになっている座席順を着々とペアを隣同士にする作業に参加していてくれていました
しかも、私がそれに気付いたのは、飛行機に乗ってから。。。
Youkaさんの後を着いて歩いてて、「え隣じゃ~ん」って言ったら怒るんですよー
少し過去にさかのぼって。。。
ここは、どうも二重価格が存在するらしく値段を聞くと、答える代わりに、まず「ジャパニーズコリアン」って聞かれるんです。10倍価格が違うと聞いていたので、私はすかさず「コリアン」って答えましたが、後で気付くと日本のパスポートをシッカリ握ったままでした
これじゃただの自分の国も言えないカワイソウな子じゃないですかー逆バクシーシしてもらえるはずだ
でも、1人気前の良いお兄さんがいて、スカラベをポイって投げてくれたり、観光地に必ずある外国人向けお上りさん帽子(エジプトにもあった)とフラッグを持って写真を撮るのを許してくれました
一緒に撮ろうって言ってたのに、あらなぜ後ろを向いて仕事をしているフリをしているの
お兄さん店長みたいな人に怒られてしまいました
ごめんよ~
とりあえず、店長の目を盗んでアメを持ってコッソリ謝りに行きました
もう移動するだけなのに、どうしてこんなにネタが豊富なんでしょう
(ちなみに、私がつけている木で出来たネックレスは例のMさんから頂いた2本目です)
さぁついに搭乗します
後はブロイラーのように機内食を突き出されて食べるだけです。せっかく若返った7時間、元通りに歳をとります
そして、行きはそんなことなかったのに帰りのタシケントでは、職員達はみんなカリカリしていて、トランジットだけなのに靴まで脱がされて(何か事件があったのかしら)ムッとした以外は、珍道中も終わりかと思いきや。。。
最後の最後、ソウル福岡の1時間で、それは起こりました
タシケントからソウルに着く寸前にハンバーガーみたいな軽食が出たのに、もちろん福岡便でも軽食がでました
これ軽食私は大丈夫ですが。。。
ところが、このトレーを置かれたと思ったら、「後20分で着陸」のアナウンスが入り、CAもバタバタになってしまいました
出された物は食べる義務と責任があるので、ガッツリいきます
ところが、ところが、この日は機長は日本でデートでもあったのか、食べ始めたと思ったら、もう着陸態勢の指示です
普通ならシートベルトやテーブルのチェックに周るCAも、それどころでは無さそうですが、乗客はみんなイイ子してテーブルを片付けます
ソウル・福岡近かった~50分掛ったかなぁ~
福岡空港では流れ解散だから、もしかしたら皆様、挨拶もできずにいなくなってしまってるかも。。。と、ちょっと不安に思っていました
皆様、おりんしゃったばいおりんしゃったばい
(合ってますか九州全土弁)
いつも一番お話していたSさん・Kさん、その他ブログに出演して頂いた皆様、その他の皆様、全員のお名前は伺えませんでしたが、お会いしたらすぐに分かると思います
グループツアーってこんなに楽しいものだと初めて知ったエジプトの旅でした
ぜひ、添乗員S野さんあたりが個人情報保護法を破ってデータを集め、同窓会を開いてくださることを期待しています
皆様、本当にありがとうございました
そして、どうぞ、くれぐれもご自愛くださいね
旅行好きの皆様と、どこかでお会いできる日を楽しみにしています
次の幸福な出会いの日まで、
『マッサラーマー(さようなら)』
Mari-Mari