こんな男の子が電車に乗ってたら
毎日 学校に行くのが 楽しくて仕方ないだろうなぁ
映画って ストーリーを知らないで観るのと
知っててみるのとじゃ ずいぶん違う
特に 謎解きとかストーリー展開を楽しむような映画なら
ネタばれなしの方がいいけれど
青の炎に関しては
もう 秀一が 悲しい最期を迎えるってわかってるから
どのシーンも めちゃくちゃ切なくてたまらない
お母さんとのシーン
もう 母親だから 秀一のしたことに気づいている
でも どうしようもなくて
ただ 抱きしめる
その帰り道
お母さんが 自転車に乗りたいって言うところが
すごく好き
ニノのお母さん役の中で
このお母さんが 一番ニノに似ている気がするの
顔じゃなくて 雰囲気かなぁ
なんか 儚さと 艶っぽさが 似てるのかも
杏ちゃんとのシーンも 切ない
最期 もう二度と戻らない覚悟の秀一が
いつも通りの笑顔で いってきますってするんだけど
でも
部屋を出ていく時の ニノの手が少し残る感じと
ニノの背中に 涙
この背中もね
あんな背中見たら 戻ってきちゃうよね
まったくセリフがないシーンなのに
ニノとあややの表情が 全てを語っていて
本当に美しくて すごいシーンです
ラストの二人のやり取りも
秀一の覚悟を知っていると たまらない
最期まで お母さんと 妹を守ろうとする秀一です
舞台演出家の蜷川さんが
初めて映画監督に挑戦した作品
細部にまで こだわって作った自信作
ニノは いいお仕事を させてもらえて
良かったよね
また ステキな出会いがあるといいなぁと思います
