
アーティスト: 押尾コータロー
タイトル: So HAPPY
行ってきました。NHK大阪ホール。
素晴らしい会場で、ひと皮もふた皮もむけた押尾コータローを観た。
前回彼のコンサートに足を運んだのは、ちょうど1年前。尼崎アルカイックホールだった。この1年の彼の進化は思っていたよりはるかに大きかった。
まず、プレイスタイルがものすごく丁寧になった。スーパーテクニックを持ちながらそれをサラリと弾きこなすところに彼の身上があるのだが、これまでにも増してそのタッチはとても繊細になっていた。
そして、特筆すべきは、これまで幾度となく演奏してきたことも要因のひとつに数えられると思うが、既存の曲が進化を遂げていたことだ。その曲想も当初聴いたときの印象をさらに強めながら、単純にギターインストの枠を超え、ギターファンのみならず歌謡曲しか知らない人たちでも楽しめるパフォーマンスとして完成(いや、まだまだ進化するか・・・)されていた。
ステージングも明らかに上手くなっている。しかし、それを感じさせない、昔のままの押尾コータローがそこにいた。メジャーデビューしたことによりオーラは強まっているのに、それでも距離感が遠くなっていないことにうれしくなった。それは、彼のファンやスタッフへの感謝の気持ちを忘れない謙虚さと、ギターを弾くことが好きで楽しくてたまらないというハートが感じられる演奏スタイルによるところが大きい。
サービス精神も旺盛で、恒例の「メンバー紹介」では、1階席の後ろ扉から消えたかと思うと、2階席にあらわれ、遠いなぁとあきらめていたであろう2階席の観客は沸きに沸いた。
コンサートの真っ最中にステージに誰もいないコンサートは初めてだった。
総合的な舞台演出も、さすがにメジャーは違うなと思わされた。
映像と照明を使い、曲のイメージを膨らませ印象付ける演出はそれは素晴らしいものだった。
また、ステージが前方へ少し傾斜した形になっており、彼が後ろへ下がっても位置が上がっていくために見えにくくならず、よく考えられてるなぁと感心させられた。(つまづいたりしないかとちょっと気になったが。)
というわけで、まったく隙のない、アンコールを含めた2時間20分を堪能した。
いっしょに行ったこっしいは、今夜、きっと押尾を弾きまくっているはずだ。
押尾コータロー作品
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