このブログは当時の日記をたどりながら

ダウン症をもった希(マレ)を妊娠、出産、現在までを

詩と物語で綴っています



【24話】やっと、涙が出た


若くて可愛らしい看護師さんが
分厚いファイルを手に駆け寄って来た



院内を説明してもらいながら歩いた



『あー、これからはここで受診なんだなぁ』



母のいる病院で出産できないことは
大きな不安だった



説明を終えた私は看護師さんと別れ
近くのソファーに座った





窓の外はもう真っ暗





長かった一日がもうすぐ終わる





『やっと、涙が出た』





ひと息ついてから夫に電話しよう




つづく



こんな夜だったかな

星空が綺麗だったような


涙で滲んで見えたような


あの夜が懐かしい





妊娠が分かっら読みたい本

妊娠が分かって

わたしはとりあえず

たまごクラブを買ったような…


はじめてのことがたくさんで

分からなくて不安な時は

“知ること”

が安心につながったりします


立ち上がる





前回の記事はこちら



自己紹介はこちら



「マレタイム」から優しさと愛を広める活動

マレ活のすべてはこちら



文芸社書籍案内はこちら



書籍購入はこちら

 


電子書籍もあります

 


Instagram