2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏 | ノイズのなぐさめ

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ゴルトベルク変奏曲( - へんそうきょく) Goldberg-Variationen は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハによるアリアと様々の変奏曲からなる2段の手鍵盤のチェンバロのための練習曲 (BWV 988)。全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻で、1742年に出版された。ちなみに正式名称は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」という。



「アリアと種々の変奏」と題されているが、バッハが音楽を手ほどきしたゴルトベルクが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られている。しかし演奏には高度な技術が必要で、当時ゴルトベルクは14歳の少年であったことなどから逸話については懐疑的な見方が多い。

もともとチェンバロの曲であったためピアノが主流となった時代から20世紀初頭まで演奏されることは少なかったが、チェンバロの演奏を20世紀の音楽として復活させたモダンチェンバロによるワンダ・ランドフスカの録音の評価が高く、長らく定番となっていた。20世紀後半になって若手の気鋭ピアニストであったグレン・グールドがデビューアルバムにこの曲を選択、レコード会社の反対を振り切ってピアノ演奏の録音盤を1955年に発売し、世界的なセンセーションとともに一躍著名な曲となった。

以来、多くの演奏家が競ってこの曲を取り上げ、チェンバロやピアノのみならず、編曲を施してギターや弦楽合奏などの種々の編成、さらにジャズでも演奏されるようになっている。変奏曲としては長大で、しかも高度な対位法技術を用いて作られた難解な「ゴルトベルク変奏曲」が脚光を浴びたのは、グレン・グールドによる名演の功績である。

ト長調で作曲されたこの変奏曲は、古来より用いられた次の定旋律に基づいている。同じ定旋律による変奏曲はヘンデルやパーセルをはじめ多くの作曲家によって作られた。