お暇な平日,世界遺産に登録されている修道院へ。
Maulbronn修道院。中世に建てられたシトー派の修道院の中で最も保存状態がよい修道院の1つと言われているとか。
12世紀に建てられた前期ゴシック様式の修道院。
美しいアーチを描く天井。
噴水の上の天井の絵はだいぶ傷んでいますが,水音が響いて清々しい気持ちになります。
木蓮の花が咲いているともっと美しいでしょうね。
この噴水は食堂の前にあり,修道士たちが食事前に手を洗ったそうです。
Klosterkirche。
天井やファサードの絵が美しい。
教会内部はロマネスク建築のアーケードとゴシックの丸天井が混ざっています。
シンプルなステンドグラス。
中庭。
修道士の食堂。
回廊から教会の塔が見えます。
宗教改革後はプロテスタントの神学校として使われていたのだとか。
この州には,宗教改革後に領主であったヴュッテンベルグ公に使われ,その後プロテスタントの神学校になった修道院がいくつかあります。
ヘルマン・ヘッセもこの神学校で学んだそうです。
ヘルマン・ヘッセの車輪の下に出てくるという理由以外にもドイツ人がこのマウルブロン修道院をよく知っている理由は。
ドイツ南部シュヴァーベンの料理,マルルタッシェン(Maultaschen)が生まれたところだから。
マウルブロンのヤコブ修道士が,肉食を禁じられる金曜日に,肉を隠せばいいじゃないか!と思いつき,皮で包んだことが起源と言われているようです。これは茹でたマウルタッシェンですが,焼いたりスープに入れたり,色々な調理法があります。
日本語のオーディオガイドがあったので日本人も来るのかな?
結構辺鄙なところにあるので,ツアーでしょうか。
平日の午前中はとっても静かでした。
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日本語の説明です。