
マイケル・スピンクス、ジンクスと異名を取ったL・ヘビー級、ヘビー級2階級制覇王者で史上初の快挙を成し遂げた男。
1956年生まれで現在も健在。
戦績32戦、31勝21KO1敗
兄のレオン・スピンクスがL・ヘビー級で弟のマイケルがミドル級で同時にモントリオール五輪にて金メダリストとなりコレは史上初でかつ兄弟揃ってプロの世界ヘビー級王者になっているのも史上初でまだ並んだ者といえば今大変な状況のビタリとウラジミール・クリチコ(ウクライナ)くらいでアマチュアでも金メダルというのは未だこの兄弟だけだと思う。
プロ入りは同時期か兄の方が早かったように記憶するがボクシングセンスは弟、マイケルの方が評価が高かったような記憶があります。兄レオンの方がよりファイターでこっちはアウトボクサータイプであり出入りのスピードがあったと思う。
兄貴の方が日本では有名(猪木と異種格闘技戦した)でモハメド・アリの晩期1978年に大番狂わせで判定勝ちしてプロ入り8戦目でヘビー級王者というのも凄いインパクトがありました。ただアリが俗にいう俺もパチモノを通販で買いましたけれど(NASAスペーストレーナーとかだったかな?)アポロ・エクササイザーっていう器具(ヒモの反動を利用した筋肉を鍛える器具)を使って要はかなりサイズアップしたお腹を鍛え上げてグッドシェイプするでダイレクトリマッチで判定勝ち、そして引退というドラマチックな幕切れに大いに賑わったもんでした。当時はヘビー級の世界戦はTVで衛星生中継、録画中継されていて今もしアリのような存在が居たら天文学的数字を稼いでいたでしょう、年間1千億とかねマジで。メイウェザーとかで年間100億くらい稼ぐんでしょう、そりゃ比じゃないと思うよ、そのくらい世界で大メジャーだったんだね、アリは。
地味ではあるがマイケルもまずは1981年にエディ・ムスタファ・ムハマドに挑戦して判定勝ちしてWBA世界ライトヘビー級王者になる、その後WBC王座にも付き事実上統一王者となる。
その後IBFヘビー級王者だったラリー・ホームズに1985年挑戦、3-0の判定で明確な勝ちを収め史上初のライトヘビー級王者がヘビー級王者になる快挙を果たす、確か再戦もしてホームズを返り討ち(2-1の判定)にしたはずだ。
当時はホームズも30代半ば、後半で衰えを見せていたとはいえ、コレは快挙には違わない未だにこの記録は誰も破っていない。その王座は二度防衛して返上している。
その後、ホワイトホープのゲリー・クーニーをKOで下して1988年無敗対決で統一ヘビー級王者マイク・タイソンと対戦して1RKO負けした後に引退している、コレが生涯一つの敗北。
当時のタイソンは宇宙一強い時期で全盛期だったのであっけなく終わってしまったけれど、試合前の予想は結構スピンクスやるかも?という声もあったのは事実。ただこの頃のタイソンは無敵でした、相手が悪すぎましたけれどその時代の最強と闘って潔く散るって処に俺は闘う漢の美学を感じました。
その後も下の階級から王者になった選手は居ますが、イベンダー・ホリフィールドくらいかな?実際は90kg前後で闘うのが一番ベストな選手で100kgを超える大男のヘビー級で頑張ったのは。だけれど彼もタイソンの全盛期には試合をしていないし、2回闘って勝っているが俺の中ではこの選手は元々ダーティーファイターで坊主頭の頭突きをかましながら反則をしつつ試合をするので190cmオーバーのデカいヘビー級には苦戦していたというか頭突き戦法が使えないし当たらないからね、俺の中ではヘビー級の王者としては評価は低い。というかファイトスタイルが気に入らないというかね。レフェリーが反則取らなかったらヘッドバッド(頭突き)はOKだからね。最強の武器にしていた処はありました、タイソンを擁護するわけではないけれど。それは多くの対戦者が証言しているので事実だ。
今、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ、190cm 90~100kg)って3団体統一ヘビー級王者が居てその選手が1階級下のクルーザー級から上がってきているんだけれど又元のクルーザー級に戻りたいと言っているらしい。やはりボクシングでもヘビー級となるとプロレスではないけれど耐久力が問題になってくるので元々90kg前後の小さいヘビー級ではキツイようではある。
おそらく英国のWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(206cm、120kg)とは出来ないと思う。
同じ英国の元三団体統一ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(198cm 115kg)に2回判定で勝っているけれど、2回目の再戦は結構パンチを貰って効いていたから、フューリーやこないだ復帰戦で一発KO勝ちした驚異の強打者の米国のディオンテイ・ワイルダー(201cm 99kg)とはしないと思う。
ウシクがこの二人と対戦してもし勝てばヘビー級ボクシングの歴史的大事件になるだろうがソレは対戦の噂すらないので俺は当たらない予想ばかりしているが、おそらく対戦回避するだろうがやればスーパーファイトになるけれどね、世間的にも盛り上がる。
かようにマイケル・スピンクスってスピンクス・ジンクスって相手をスランプに陥れるような回転の速い攻撃で圧倒するライト・ヘビー級の最強王者で正々堂々、全盛期のマイク・タイソンと闘った勇気ある選手であったことだけは断言できる。

当時、TV東京系の衛星放送を録画で観て現地にゲスト解説で安部譲二がやったぁって雄たけびをあげていたのを覚えているわ。バブル真っ最中でしたね。