俺なんかがまあ性春時代に流行ったポピュラー音楽ってあくまで極私的にではあるけれど、1970年代後半80年代前半で出尽くした感が未だにあって、今のイントロなしいきなりVoドン!とか、PC1台で作りましたー、リリックだけですーってのは別に手法違えど昔からあったのだ。
2006年くらいに音楽限界論とかってのが言われて、その論に関しては概ね同意であるが、その俺の中でもNEWWAVEの後に出てきたハードコア(ポルノじゃないよ)ってのがオーヴァーグラウンドではないが最後の新しい音だったかもしれないね、ある意味NEWWAVEにも通じるし、Do it Yourselfってテクがなくてもいいんだってので俺なんかでも多少は影響を受けました。
友人の中には嵌りまくって、そいつの友人なんかはスターリンのLIVE観終えた後に学校中退して、中野に行ってハードコアをやる!って奴も居ましたけどね。中野に上京ってのがイイよねサブカルの聖地なんかな?
PUNKが一段落した後にそのPUNKに刺激された連中が日本でも同時期に動きがあったのがハードコアPUNKの動きである。
その彼らが求めたのは多くが演奏の速さだったりノイズ一辺倒だったり、轟音をひたすら鳴り響かせるのだったりスタイルは様々だったけれど、そのハードコアの一つにCRASSというのがあった。
俺も彼らは3枚目のアルバム「Penis Envy」くらいしかしらないがその一連の連中でも一番ポリティカルで演奏能力もしっかりしていたように思う。このアルバムジャケっていわゆるダッチワイフの顔で今なら即発禁で回収騒ぎになる盤であってね、中の音はそこそこシンプルなゴツイR&Rだ。
そのハードコアが1977年から1984年の約8年程度の活動の中で未だに根強いシンパがいるということで今のCRASSのバンドのリーダーのドラムスとヴォーカルの男の現在の姿を捉えたドキュメンタリー映画。2006年制作のオランダ映画でこないだアマプラでCRASSかぁ懐かしいなぁっていうので視聴したんだわ。
ドラムスの男が元ヒッピーでアルチュール・ランボーからランボーって名前を頂いて今はいわゆる英国郊外にある農場でほぼ自給自足のヴィーガンかはたまた北米のアーミュシュ的な生活をしていてあのハードコアバンド時代の回想をするのと今の現状の生活のポリシーなんかをVoだった男なんかの回想とともにCRASSやハードコア、アナキズムとはなんぞやってことで話は進んでいく。
俺がまあこういう人たちは説得力があるなぁって感じるのは沖縄で学校さぼって少年革命家?と名乗っているYouTuberとかワタシは許さない!ってほざいているぐれた顔を歪ませて、大人社会に環境破壊に否定ばかりして対案を出さない輩と決定的に違うのは、Voなんかはいわゆる当時の英国でも恐れられていたスクオッターズ(不法占拠者)上がりの労働者階級で路上生活者だった男とヒッピー幻想に限界を悟り、かといってPUNKは革命ではあったがファッションだったと言い切るドラムスの男の主張というのかな、バンド自体もそのランボーとドラムス以外は流動的で誰でも参加できた、バンドに参加したい?何ができる何も出来ない?じゃあベースしろ、ギターしろって感じでね、Do it Yourselfで特にあるギターなんかは雑音で何も弾けなかったらしいがそれでもいいんだっていうくだりは、俺なんかが高校の時にバンドに誘われてテキトーに歌ってくれってギターのバンマスに誘われたのなんかと共通していてなんか懐かしかったというかね、こういう人たちはイマドキの文句ばっかり言って何もしない売名行為に近いガキどもと違って明確な主張があるから、個人的には全然俺は認めるんですけれどね。
もちろんアングラで万人受けする音ではないが当時、俺なんかは一番まともなハードコアでポリティカルだったよなって懐かしかったね、観ていて。
俺たちはClashじゃないんだ!CRASSなんだ!ってしきりに言う処なんかおかしかったけれどね。












