バルセロナ五輪柔道銀メダリスト、小川直也がプロレス転向を発表した時は当時驚きましたね。
外国人で柔道金メダリストがプロレス転向をしたのは過去にもありましたが日本人のメダリスト級というか世界チャンピオン級がプロレス転向なんて初めてだったからでもあります。
この人はデビュー戦でいきなり当時の新日のエース橋本慎也と対戦し打撃に苦しみながらも楽にプロレスで橋本を撃破しました。再戦ではお約束どおり負けていましたが、この人はいわゆるワークが嫌いな人でプロレスといえども負けたがらない人でその後、橋本と対戦しても常に勝ちを譲らず肝になる試合では絶対負けませんでした。
猪木信者で柔道も高校から始めてすぐにチャンピオンになる天才ぶりで最終的にプロレスラーになる様はリアル1・2の三四郎の様で当時凄い期待したものでした。
ただこの人は自分でもチキンって言っているくらいで真剣勝負の中で大一番に弱い処があります。
それがVS吉田秀彦、VSヒョードルで露呈したと思います。
ただ彼が1990年代後半に新日本プロレスに所属し外敵となって『目を覚ましてくださーい』って叫んでた頃のプロレスは今より数倍、殺伐とした雰囲気で面白かったです。
ヘビー級の外国人格闘家に見劣りしない体格と実力を持った総合格闘家ってなかなか出てきませんけど一時期我々ファンに夢を与えてくれた柔道家出身のプロレスラーでしたね ♪
という記事を14年前に書いたんですが、昔のプロレスや一時期のMMAやもちろんBOXINGが好きな自分からしたら前田日明なんかもそうですが、193cmの体重100~120kgのナチュラルヘビーは日本では少ないけれど、こういう素材がBOXINGしたら日本もヘビー級世界王者も夢ではないとは考えますね。
時間のある方は動画を観てください、素の現在の小川直也が観れます。
猪木も力道山も一時期、重量級、ヘビー級ボクサー発掘ということで尽力していた時期があるんですけれどね。
なんやかんやでマイナースポーツに堕したとは言え、世界王者になれば稼ぐ額がケタ違いというのもあるのだが、その辺の考察は又、別の機会に。