極私的ボクシング論⑦日本は何故?中量級以上が育たないか? | 気ままに気楽に

気ままに気楽に

今日も息をしています。

 

 

特にこのブログに取り上げていないですが、この畑山隆則元世界J・ライト、ライト級世界王者は強かったです。

 

1990年代のボクシング界を盛り上げた一人と言ってもイイ、この人と穴王者ではあったがカストロ?に大差判定で勝って日本人初のミドル級世界王者になった竹原慎二は賞賛に値しますね、1990年代の日本ボクシング界を引っ張ってきた存在である。

 

畑山の場合は元々、野球部に所属してエースで4番だったらしいけれど強豪高校に行って野球部アルアルですが上級生の部員と揉めて辞めてボクシングを目指す。

 

竹原は柔道部に所属し中学では団体戦で地方大会で優勝する。彼ら二人に共通するのは喧嘩一千戦無敗的な少々、ヤンチャな性春時代を過ごす。

 

此処でまあこの稀有な中量級の日本の元チャンプの経歴を紹介するのは置いといて、今の日本のボクシング界が何故軽量級ばかりで中量級以上が世界王者が出ないかを論じていきたい。

 

 

ポンド表記で全17階級の世界の人口である。ミニマム級からヘビー級までね。

 

世界レベルでも競技人口は減少している、コレは2022年のデータではあるが日本選手が強いと言われるフェザーまでの軽量級人口がそれでも井上尚弥が無双しているJ・フェザーやフェザーのクラスは6や7にあたるので競技人口は全クラスでも多い方ですから無双してるのは凄いことではある。

 

それでも10のJ・ウェルターから14のS・ミドル級までは競技人口が飛躍的に多く、日本は逆に先細りになっていく。

 

強引にいえば身長でいえば170cmから180cmくらいはサッカーのトップクラス目指すだろうし、180cm以上は圧倒的に野球が多いだろう、昔から稼げるからボクシングよりかは楽に。

 

具志堅が王座陥落した後に友人に何がボクシングや、顔のデカいガリガリの奴が殴り合ってるのがおもろいか?と言われたことが昔あるけれど、それは40数年前からある意味事実なんである。

 

後は国技、大相撲(かなり入門者減ったけれどね)や柔道に180cm以上の才能は取られていく処があると思う。

 

つまり170cm以下の男子の平均身長以下の選手がボクシングを目指すので結局、軽量級大国になるわけだわな。

 

本場(今は本場とも言えなくなった)の米国もやはり人気階級はライト級9からでやはり大男が揃う17のヘビー級が一番競技人口が多いわけである。

 

その下のクルーザー級16やらライト・ヘビー級15は昔から不人気階級だから増量したりして昔から競技人口は少ない。

 

日本の場合、13のミドル級から極端に少ないつまり180cm台で70Kg以上(減量グッドシェイプして)の競技人口が絶望的に少ないわけだ。

 

個人的にはヘビーは無理としても昔から11のウェルター級くらいから凄い王者が出ていて昔から激戦区って印象があるのだが、此処の階級で無双王者が出たら一ボクシングファンとしては本望かな。

 

まあ俺でももし息子が居て才能があれば野球かサッカーさせていると思うな、格闘技は稼げないからね極一部しか。

 

余程、ガタイがデカくて才能がないと中量級の世界王者にはなれないことは確かだ、ローカルな地域王者にはなれてもね。