「ファンタスティック・プラネット」を作って称賛?を浴びたルネ・ラルーが作った1982年作のアニメーション映画。
正直、あのファンタスティックの!という感覚でみると拍子抜けするがコレはコレでなかなか面白かった映画である。
父子物語でもあるが、その父親がかなりなスーパー戦士でこういう類いのアニメって日本でも量産されていた時代なので特に珍しくもないが、いわば時の支配者って広大なモノが居てそれが途轍もなく巨大でかつ強力な存在ってのはファンタスティクの巨人と変わりないかソレ以上の存在である。
元人間的な形をしていたか、それとも違うか分からないけれど、その支配者に反抗まではいかなくても抗ったものは奇妙な形をしている処はファンタスティックと似た処はあるけれど、そんなにグロイものではない。
ただ思想、観念的なモノは独特なモノがあってコレはジャパニメーションでは模倣が出来ない部分があるようには思えた。
ちょいと肩透かし喰らった感は正直あるけれどね。