聖職の碑 | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

 

俺が小学生の時の卒業の際に学校の講堂であすへの礎を~って何度も台詞をやり直させられたトラウマを想い出した映画。

 

1978年森谷司郎監督作。

 

主演、鶴田浩二、三浦友和、原作は新田次郎の山岳小説。

 

前年に「八甲田山」が大HITしたんで東宝が調子に乗って大予算をかけて作った映画だが興行は惨敗に終わった。

 

 

 

今は教師は聖職なんて呼ばれないが、この映画の時代の大正時代なんてのは聖職であって、立派な軍事青年を育てるべく尋常小学校生徒(今でいう中学生を)登山なんかの厳しい訓練をしたようだが、俺からしたら狂った教育感覚でサイアクなド根性論でしかない。

 

冒頭の明日への礎を~って何度も言わされた時も何が先公?気に入らんのや?ってな小学生の時になんやねん?ってガキだったんで、この映画なんか1mmも感動もなんもせんかったよ。

 

こないだWOWOWで観て通算3回くらい観てるけれど、八甲田はまだ成人の軍人?だから分るけれど学童をこんな危険にさらす意味が分からん、おまけに記念碑を建立って阿保か!って感じだね。

 

暗殺された元首相なんか涙流して喜ぶ内容だが、こんな国粋主義?は断じてダメだわ。

 

もう鶴田浩二は終わったって当時も確か言われたような記憶のある児童が多数、犠牲になるトラウマ映画。