アントニオ猪木をさがして | 気ままに気楽に

気ままに気楽に

今日も息をしています。

 

 

 

2023年のドキュメンタリー映画。

 

アマプラにて早くも登場といううことで観たのだが、評判は良くなかった割にまあまあ出来ていた映画かなぁってのは感じた。

 

アントニオ猪木って人はなんなんだろうなぁ、俺らも全盛期から晩年まで観てきたけれど全力でまあこの世代の人ってこういう全力で生き抜くって人が多いけれど、やはり多くの格闘技ファンを魅了する素敵な大きな存在であったと思う。

 

格闘技ファン以外にも世間とも闘ったところがあるので、本当に燃える闘魂だったわね。

 

 

 

猪木の出生地のブラジルの農園があった処から映画は始まるのだが、その頃から俺が知っている話では砲丸投げの五輪代表選手になる処を力道山にスカウティングされて、プロレス業界入りってなったんですけれどとにかく大きくて力持ちでさとうきびのデカーイ俵を幾つも担いでいたり、本当にずば抜けて怪力の持ち主だったらしい。

 

一番弟子にあたる藤波辰爾や藤原喜明の思い出話と猪木信者の著名人の人の話と工場勤務のおっさんの猪木に勇気づけられる小さなドラマをはさんであんまり選手、アスリートとしての猪木には大きくスポットライトは当たっていない感じがした。

 

この辺りのつくりが高田延彦なんかからしたらつまらない!って感想になったんでしょうけれどね。まあ何度も猪木の試合は色々観ましたからね、特に俺的にはそういうのはどうでもよかったかな。

 

とにかくこの人は色気があるプロレスラーでその時代時代にあわせて色んな仕掛けをアイデアを出していった人だったなぁってのは感じます。

 

対抗する全日本プロレスのジャイアント馬場のプロレスはもう予定調和でベルトコンベアー式で安心して観てられるショーでしたが新日本プロレスのこの人が現役時代の試合って場内が少し暗くて、なんというかな?ボクシングに近い感じの緊迫感があったのは確か。

 

異種格闘技戦(アリ戦以外はプロレス)なんかも今のMMA、総合格闘技のハシリみたいなもんですしね、とにかく俺的にはスタン・ハンセンやらアンドレ・ザ・ジャイアントみたいなどでかいレスラーにどう勝つの?ってのがあってなんか結構真剣に観ていたのが懐かしかったですわ。

 

馬場さんなんかはジャンボ鶴田もそうでしたが外国人にガタイ負けしないからあんまり全身を使う大技はなくて八分の力で勝てるよーみたいな緩い感じでしたが、この人の場合は大概が対戦相手の方が身長体重がデカいのが多いのでもちろんシナリオもありますが、当時は相手の力を10出させて自分は9で受け止めて、最終10で勝つって言ってたけれど、常にハイスパートで全力でやっていたような気がします。特に日本人選手相手の時はね。

 

プロレス以外も色々、全力で国会議員なんかもしてイラク・クエート侵攻の際にフセインに会い、邦人人質全員連れて帰るとかね、こんな凄いパワフルな日本人は他に居なかったですよ、元気ですかぁー!!👊