ハエ男の恐怖 | 気ままに気楽に

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今日も息をしています。

 

変態、クリーチャーものの原点にして古典。

 

 

 

因みに80年代にリメイクされたのは評価しないわ、変な恋愛映画みたいにしてしかも映画館で観て、こんな気色悪いのに抱きついたりイミフ?で「エレファントマン」に似た偽善性を感じたのはワイがひねた観方をするからか?ジェフ・ゴールドブラムって俳優はあの印象が強すぎて、他のジュラパとかの映画に出てもお前は蠅男に変身するんやろって蠅男俳優呼ばわり、ワイら回りではされていたね、ミリオンダラー俳優まで成り上がったけどさ。

 

この映画は1958年公開で日本では劇場未公開で、ワイはそうね3回くらい日常洋画劇場で観てホラー古典でありながらなんともショッカー(ショック映像)な映画やなぁって観るたびにどよーんってなるんですけどね。

 

 

 

物質転換装置とかそれこそ産業革命が起きて、未来に夢をはせた人間やクリエイター、技術者たちがその頃からテレポーテーションってその原子単位で人間やら動物、静物なんかを移動させるのは未だに開発はされていない。開発者はノーベル化学賞か悪魔的な行いをするかどちらかだけれど、ワイは人間は性悪説でろくなこと考えない屑であるという観点からどっちみちろくな使い方しないだろうと考えるんですが、この映画のように真剣に研究して悲劇にあう研究者の姿を描いているわけだが、ある意味こんなことしていたらロクな目にあわないよって典型をエンタメとして見せているような気がする。

 

 

物質転換装置を完成させてなんでも瞬間移動させていた研究者が自分が瞬間移動(この時点で頭がおかしいけどね、他の人間を騙して試せよ(笑))そのカプセルを閉める前に1匹の蠅が入ったがために別のカプセルに移動した時にアタマは巨大な蠅、左手は蠅の足、あとは人間という醜悪な姿になるのだが、その逆のアタマが人間、左手が人間であとは蠅ってのが見つからずに結局、元通りの姿には戻らないので恋人に圧縮機で粉砕してもらうように懇願するんだが、ラストシーンがコレは強烈でしてね。なんかホラーなんですが哀しい物語なんだよな。

 

B級ホラーとかクリーチャーものとかSFとか怪談、幽霊モノとか映画評価的には昔から低いのではあるけれど、ゾンビにしてもその原点のナイト・オブ・ザ・リビングデッドとかでもそこには強烈な社会風刺が入っていることが結構あるのでワイ的にはそういう映画も積極的に評価したい部分はあるのだ。

 

虫嫌いな人にはあんまりおススメはしませんけど、ワイ的には映画史に燦然と輝く傑作の一つ。

 

 

 

 

続編の逆襲ってのが確か?何故かモノクロなんだよな、なんでだろう。