さて、大晦日の日。ミラノの寒空の下、バスに乗って夫と我が子と3人で母乳外来に行きました。


そこには私の救世主となる素敵な看護師Dさんがいて、実に1時間半にわたって丁寧に授乳の仕方を教えてくれました。


今回は、一度だけでなく何度か試して、彼女から助言をいただきました。

これまでの一回の授乳にかかる時間jは40分から1時間(!)でした。私はてっきり、赤ちゃんが吸っている間中ずっと母乳を飲んでいるものだとばかり思っていましたが、実はそうではなく、後半はただ口先で吸っているだけというこも教わりました。へえー、知らなかった!1時間も飲み続けているわけではないのですね。


このDさんは、とても丁寧に教えてくれ、更にメールで授乳に関する情報も送ってくれました。感動です。

もしこれでまだうまくできないようだったら、明後日また来なさい、とも言ってくれました。見捨てない精神ですね、嬉しいです。


これで安心して年が越せる!となんとなくほっとして家路につきました。

Dさんの素晴らしい享受のおかげと、何度か試したおかげで、今度は家でもうまく授乳することができるようになりました!


そうすると、不思議なものでこれまで全然治らなかった乳首の傷が、数日のうちにきれいに治ったではありませんか。やっと、私にも楽しく穏やかに授乳できる日々がやってきました。Dさん、ありがとーう。


ああ、これでやっと今後何の問題もなく授乳できる・・・とその時の私は嬉しさでいっぱいでした。




産む前から思っていたのは、母乳で育てたいということ。


最初は赤ちゃんも自分もうまく吸い付けない、吸わせられないので哺乳量も少なく、生後3日で退院した際には出生時の3350グラムが3000グラムになっていました(生理的体重減少)。


入院中に助産師さんに授乳の仕方を教わり、家での授乳が始まりました。退院して3日後に検診があったのですが、その時には165グラムも増えていて(一日55グラム増量)、一安心。かなりの勢いで増えています。


それでもやっぱりそのまま母乳は足りているのか不安なものです。どうしたら母乳を増やせるのかをネットで検索しまくり、頻回授乳だ!ということで一生懸命、日がな一日おっぱいを吸わせました。


まだ深くくわえることができないのか、乳首は傷ができたりして、痛い。授乳のたびに、こっちも身構えてしまい、くわえた途端、激痛が!ということの繰り返し。これじゃあ穏やかな気分で授乳なんてとてもできません。笑顔で楽しそうに授乳しているママがとってもうらやましかった。果たして自分もそういう風に楽しんで授乳できる日が来るのか・・・?授乳時間があいてしまっておっぱいがパンパンになった状態では、なかなかくわえられずに1時間格闘して、やっと飲ませられたことも。


そんなこんなで3週間経っても傷は全然治ることもなく、しまいには水ぶくれができたりして、背中の方まで痛みを感じるようにまでなりました。もはや授乳は、痛みに耐える修行のようなものになっていました。


クリスマスをあと二日に迎えた日、お産した病院の中にある母乳外来を訪れました。藁にもすがる気持ち。


授乳クッションを借りてその上に我が子を乗せ、手伝ってもらいながらおっぱいをくわえさせると、痛みもなくすんなりとできるではありませんか!感動です。そのまま授乳をしながらいろいろ説明してもらい、おまけにミラノの老舗のクリスマスケーキ、パンドーロまでいただいて、嬉々として家路につきました。ああ、これで今日からは待ちに待っていた笑顔で楽しい授乳ができるのね!


ところが・・・。

いざ我が子と二人だけでやってみると、全然、できない。

あれ?おかしいな・・・。さっきはあんなに簡単にできたのに。


何度やっても、おんなじ。痛い。

結局、手伝ってもらって一度うまくできたからと言って、マスターできたわけではないのでした。

授乳って、なんて難しいんだろう・・・。


クリスマス後に、いろんな母乳外来に電話してみるものの、クリスマスと年末の休暇のために、どこもやっていません。やっとのことで、家から少し遠い母乳外来の予約を12月31日、大晦日に取ることができました。


それは、次回。




イタリアでは子供の呼び方がバラエティーに富んでいます。


「(Cipollina mia(私のたまねぎちゃん)」「Chicchina(小粒ちゃん)」「Patatina(じゃがいもちゃん)」「Piccola(おちびちゃん)」「Cuccciolina(子犬ちゃん、もしくは子猫ちゃん)」などなど、呼び方がユニークなものがたくさんあります。なぜ、野菜なのか、それは謎です。


そしてイタリア人はやたら褒める。「Sei bellissima!!!(あなたはとーっても綺麗よ!)」という言葉はごく普通に飛び交います。


こうやってイタリア人の子供は褒められながら育っていくのですね。