世界はまだ遠いかもしれないけれど(日本選手権 男子10,000m) | 気になる/お気に入り

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Xの通知で競技時間を認識した日本選手権10000m。

視聴予約をしてしっかりライブを楽しんだ。

(以下敬称略)

 

田澤の欠場は心配だし、

塩様こと塩沢選手が故障でないことを祈るのみだが、

(障害でもいいじゃない、三浦と二人で決勝進出とか)

結果として、現役大学生から社会人2年目、という

若い選手の勢いがよい。

 

優勝は早めからスパートしてラストも素晴らしかった葛西選手

(さすが創価大学をシード校に導いた主力)だったが、

やはり注目したいのは東京農大の前田、19歳。

速いタイミングから前につけて、最後の伸びはなかったようだが、

見事に3位。U-20最高記録を(素人目には)あっさり更新。

鈴木芽吹もちょっと離されたけど、大舞台で4位、

篠原はさすがに最後に相澤に抜かれたし、

何より同じ学生に負けたのは悔しいだろうな、と想像する。

 

先日の大阪マラソンでの平林選手もそうだが、

若い選手が果敢に前に出ていくレースをするのは

見ていて気持ちがいい。

 

駆け引きでペースを上げたり下げたりされるであろう国際レースでは

まだまだ通用しないかもしれないが、

いつかそういうペースに巻き込まれても負けない選手がでてくるのではないか、

と見ているだけの素人はワクワクする。

 

そんな夢みたいなことを、と思われる向きもあるかもしれないが、

30年前、日本のラグビーがこんなにフィジカル面で世界に追いつき、

ワールドカップで世界と互角に戦う、なんて誰か想像していただろうか。

 

アフリカ勢の身体能力は確かに優れているし、

大学駅伝が弊害になっている部分は否めないが、

それでも、多くの大学の長距離陸上指導者は、世界を目指す選手を育てる、

という意識をもって選手の育成している。

これがいつか実を結び日を楽しみにしたい。

 

というこで、大学陸上関係者の皆さん、

前田を単なる箱根駅伝のスターにしようとしないよう、

大事に育成してください。