内窓を取り付けてから、はやくも4回目の冬。
最初は試行錯誤をしたが、
昨年からデロンギの使い方はこれで決まりとなった。
リビングと4枚の襖で仕切られた和室が並ぶ間取り。
冬は襖をできるだけ閉じて、開けているスペースにデロンギを置く。
デロンギに近づくと、こういう配置。
洗濯物を干すときは、この襖の奥にある和室に干しておく。
デロンギに近づければ、乾燥機代わりになる。
この使い方で室温は19℃くらいを保つことができる。
真冬も半袖で過ごしたい人には無理だろうが、
冬はちゃんと暖かいものを着る自分にとっては、
問題のない適温。
この使い方で今月の電気代は¥5,196(契約アンペアは40A)。
一人暮らしで、ウィークディの日中は仕事に出ている条件としては
安いとはいえないかもしれないが、
エアコンを使う夏で、昨年の中では一番電気代が高かった9月分で¥3,191。
エアコンよりはるかに節電という能力で劣るデロンギでこの程度の差なら
十分納得できる範囲。
ただし、これはあくまで我が家だからこその結果だろう。
条件としえ
1.冬は暖かい服を室内でも着る。
2.リビングと和室の掃き出し窓はいずれも内窓付き。
3.オープンで広いリビングではなく、襖が壁に近い役割を果たし、
おそらく輻射熱なるものが効率よく活用できる。
19度程度、というとかなり低温に見えるが、
エアコンと異なり、風がまったくたたず、
内窓のおかげで底冷えがない環境なので、特に問題は感じない。
実際、仕事から帰宅した後は、寒いところから
タイマーで温められている部屋に入るということもあり、
実は靴下なしで過ごしても足先が冷えて困る、ということがない。
ただし、これは体質によるかもしれないので、普通は靴下はあったほうがいいだろうとは思う。
寝室にしている和室も、リビングより少し気温が低いようだが、
タイマーで起床の2時間くらい前から暖房をつけておけば
起床時の着替えが寒くてつらい、ということはまったくない。
内窓を付ける前はある程度我慢をして、8,000円くらい電気代がかかるのが仕方ない、
という状況だったことを考えると、光熱費・快適性の両面から
内窓効果の大きさがわかる。
10年くらい前につけておくべきだったな、というのが今の唯一の後悔だ。
ネットの記事で、広い家より、必要な広さを確保したコンパクトな家にして
その分断熱や換気など、快適な環境を作ることに費用をかけるべき、
という建築士の意見を見たことがあるが、おっしゃる通りだと思う。
壁で仕切ると閉塞感があるというなら、引き戸を使えば、
冬以外はある程度視界を広げることができる。
個人の好みによるだろうが、我が家はおそらく
予算の上限なしでリノベーションができるとしても、
リビングと和室部分は大きく間取り変更をすることはないだろう。