ブログに訪問くださってありがとうございます。


前回の記事に書いた内容が

自分的にとても気になったので

夢の内容を思い出しながら

ネットで調べてみました。



任侠、漁師、海賊、水軍etc...

と気になるワードで調べていくと

ひとつのキーワードが浮かび上がってきました。

それは


船霊(ふなだま)さま


船玉さま、船魂さまなどとも書きます。


Wikipediaより

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E9%9C%8A


船霊さまとは

漁民や船乗りの間で広く信仰している

船を守る神さまです。


住吉神、水天宮、金毘羅権現などの

海、水に関わる神を祭神とする場合や

女性の髪、男女一対の紙人形、銭、サイコロなどを

神体として船体に納めたそうです。


全国的に船霊は女神であるとされ

海上に女性を連れて行ったり

女性がひとりで船に乗ったりすると

憑かれたり、天候が荒れたりするとして

忌む傾向がある。

元来は巫女が入ったものと考えられている。


船霊巫女というキーワードが気になり

調べていくとネット上の書籍に辿り着き、

媽祖信仰が気になりました。


国立民族博物館学術情報

藤田明良 著

東アジアの媽祖信仰と日本の船玉神信仰

まだ全てを読み終えてはいませんが、

かいつまんで書くと


媽祖(まそ)について


『天妃顕聖録』には
父は九朴林氏
(九人の牧司を出した莆田きっての名族)
母が観音大士から授かった丸薬を飲んで
妊娠して生まれた娘。
寡黙のため黙と名付けられ
十三歳のときに井戸から現れた神人より
霊力を授かり、
以後二十八歳で生きながらに昇天するまで
次々と霊威を発揮していく。


​媽祖は宋代に中国福建中部の莆田地方に
出現した地方的航海神であったが、

当地の海商の活動によって
中国中南部沿岸に信仰が広がる一方

当地の士大夫層の運動で
皇帝から授与される神階が上昇し
中国の有力な航海神になっていった。

元代『天妃』に冊封され、
明代には鄭和(ていわ)等の
海外出使の守護神になるなど
国家的航海神としての地位を高める一方

海域世界の心性響き渡る「物語」を
獲得して盛衰が激しい信仰の世界で影響力を伸ばし中国北部やアジア各国の海域に
信仰が広がっていった。


日本には

十五世紀に沖縄

十六世紀に九州に伝播した。


那覇や鹿児島に天妃宮が建立され

長崎には媽祖堂を備えた唐寺が建立された。


わたしは媽祖信仰を今まで詳しく

調べたことがなかったのですが、

著書を読み進めていくと


『機上救親』というものの説明のなかの一節に

一六〇三年〜〇五年の琉球で

昼寝中に海上で風波に遭っている

 五艘の船を両手口足で救おうとしたが

 父に呼ばれて返答した為1艘は救えず

という天妃の話を日本僧袋中が唐人から

聴き留めている、と書いてありました。


わたしは

荒れる海上でうたた寝をしていて

椅子から転げ落ちて何かに選ばれた、

という夢を見ましたが、


陸の上で昼寝と

海の上でうたた寝とちょっと違いがありますが

少し似ていて、びっくりしました、、、


そして媽祖信仰が特に強い場所として

台湾、福建省潮州があるそうですが、

台湾は今わたしたち夫婦が行きたい海外

第一位の国です。


夫は広東省に(香港にほど近い)

数年間仕事で滞在していたこともあり

広東省は福建省の隣の省でもあります。

(まぁ、中国の隣は遥か向こうの隣でしょうが😅


あの夢は

船霊信仰、媽祖信仰に

興味を持つようにと導かれて見た夢、

そう思えます。


海が近くにある地で育ち

また今も海の近くで生きる

わたしたち夫婦のルーツを

また新たなかたちで

紐解く鍵になるんじゃないか、と感じています。



最後まで読んで頂きありがとうございます。