社会性は、押し付けられるものなのか、それとも習得するものなのか、の問題について考えてみた。

 社会性が必要である点では一致しているが、どのように習得するのかの方法の問題である。社会性というものは、子どもが生活の中で自然に身に付けていく部分もあるが、全てが自然に習得できるものではない。いじめはいけませんよ、暴力はいけませんよ、自己中はいけませんよ、と教えられないと習得できるものではない。社会のルールは、大人や先輩や仲間に教えられて習得するものである。
 押し付けというのは、本人の納得が得られていない状態のことである。本人が納得いくように説得して社会性を教えれば押し付けにはならない。社会性は押し付けるのではなく、本人が納得いくように習得させていくことが大切になる。
 人の気持ちを理解することが困難な自閉症児に、いかに社会性を習得させていくかは難しい課題になる。混乱している自閉症児には、大人が分かりやすく教えてあげる必要がある。

 1 分かりやすく視覚的に教える。
 2 SSTで教える。
 3 ロールプレイで教える。
 4 身体プロンプトで教える。
 5 犯罪に対しては、毅然とした態度で教える。

 犯罪とは、殺人、暴力、他傷、他害、物損、盗難、窃盗、軽犯罪などである。発達障害は個性であるという意見があるが、犯罪まで個性だと認めるわけにはいかない。犯罪をしない自閉症児に育てる必要がある。「犯罪をしてはいけない」と形だけを教えることは押し付けになるので、本人が納得いくように諭していくしかない。子どもが納得し理解できるように働きかけ続けることが大切である。




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