Marc のぷーたろー日記 -927ページ目

「完璧な男に出会う方法」('97)

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リュ・シウォン君が'97年に主演した全7話のドラマです。当時超人気アイドルだったシウォン君を全面的にフィーチャーし、主演だけでなく、主題歌も挿入歌もシウォン君が歌っています。主題歌は、翌年の主演ドラマ「純粋」の OST に収録されている「約束」。また、「12月の熱帯夜」('04) で有名なオム・ジョンファさんとのデュエット曲で「純粋」でも使われた「I need you」が挿入歌として使われています。

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そしてこのドラマでは、シウォン君のファッションがなかなかシャレていて、さながらシウォン君による「動くファッション雑誌」とでも言えそうなドラマです。もちろん今から見ると古さを感じさせるファッションではあるのですが、当時の韓国での流行やセンスがよく分かります。

ドラマの内容そのものについては特に紹介すべきものはありません (^^;;; シウォン君演じる主人公ヒョクが暗いばっかりのキャラクターでシウォン君の良さがあまり活かされていないこともありますが、それよりも何よりも、とにかくヒロインのキャラクターがはちゃめちゃ過ぎて言動が全く理解不能、コメディなのに笑えない、などなどストーリー自体に見るべきところは全くないと言っても過言ではありません。実際、韓国での視聴率は芳しくなかったそうです。ただ、シウォン君の憂い溢れる表情のオンパレードなのでシウォン君の苦悩顔が大好物の人には「いいおかず」になると思います (^^)v

ではシウォン君以外に見どころは無いのかというと、そうでもなくて、今から見るとキャストがなかなか面白いので、ここに注目してご覧になると結構楽しめるのではないかと思います。以下に紹介します。

ヒロイン・ウンジュ役のチョン・ヘヨンさん
イ・ソジンさん、エリックさん、イ・ウンジュさん主演のドラマ「火の鳥」('04) でミラン役を演じています。

ウンジュの叔母ミヒ役のキョン・ミリさん
「チャングムの誓い」('03) のチェ尚宮役で有名ですね。

ソヌ (ミヒの娘ヘジのボーイフレンド) 役のイ・ヒョンギュンさん
その後、芸名を「ジェヒ」と変えて、「快傑春香」('05) のモンリョン役で大ブレイクしました。

ヒョクの隣人の漫画家ジュング役のキム・チャンワンさん
シウォン君とは、「その陽射が私に…」('02) で同居している先輩役、「君に出会ってから」('02) で医者の叔父さんナムシク役で共演しています。他にも数々のドラマや映画で名脇役として活躍中。本業は歌手です。

ジョンファン役のキム・テウさん
「JSA」('00) のイ・ビョンホンさんの気弱な後輩兵士役で演技力を評価された映画俳優。ドラマ出演も多いですね。

ジヨン役のイ・サンアさん
シウォン君とはこの作品の前に「キャンパス恋歌」('95) という短編ドラマで相手役として共演しています。

「愛の解決士」チャンホ役のパク・チョルさん
この当時は太っていましたが、その後「激やせ」して、'02年のドラマ「ただいま恋愛中」ではヒロインが4番目に好きになる「大人の男」役、同年の「星を射る」では映画監督役など、ちょっと渋めの二枚目役を演じています。太っていた当時はバラエティ番組でもコミカルなキャラクターで売っていたようですが、痩せてイメージチェンジしたようです。

その他
シウォン君の小学校時代からの親友で歌手のキム・ウォンジュンさんや後輩で親友の歌手キム・ジンピョさんが第1話にちょっとだけゲスト出演しています。他にも第5話にウンジュの友人として「茶母 (チェオクの剣)」('03) のウォネ役で有名なクォン・オジュンさんが特別出演しています (2006-09-12 追記)。

'80年代日本の「トレンディドラマ」を彷彿とさせるドラマですが、少なくともシウォン君のファンならば、それなりに楽しめると思います (^^)v

「おいしいプロポーズ」('01)

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チョン・ジュンさん、ソン・イェジンさん主演の中華料理屋版「ロミオとジュリエット」といった雰囲気のラブコメディです。このドラマは今をときめくクォン・サンウさんのデビュー作として知られ、またソ・ジソブさん、チソンさんが脇で出演していることでも有名な作品です。

聞くところによるとこのドラマはキム・レウォンさんとパク・チニさん主演で企画されていたのだそうですが、何かの事情で 2人が出演できなくなったために、子役出身のチョン・ジュンさんとデビュー間もないソン・イェジンさんが起用されたそうです。ソン・イェジンさんは全く問題ないですが、主役と言えば二枚目が定番の韓国ドラマ、それも若者向けのドラマで (こう言っては難ですが) お世辞にも「二枚目」とは言い難いチョン・ジュンさんというのは、子役出身で演技がしっかりしているとは言え、かなり意外です。しかもキム・レウォンさんとは全然イメージが違いますからね。ところがドラマを観ていくうちに、このチョン・ジュンさんが役にぴったり合っていて、しかも (何となく) カッコ良く見えて来ちゃうんですから「韓ドラマジック恐るべし」です。

チョン・ジュンさん扮するヒョドンは町の小さな中華料理屋の一人息子。一方、ソン・イェジンさん扮するヒエは大型中華料理店チェーンの社長の娘。しかもヒョドンの父とヒエの父の間には過去の因縁から対立関係があった、というまさに「ロミオとジュリエット」のような設定。そしてヒョドンには出生の秘密が…、という一見、深刻そうなストーリーなのですが、ヒョドンやヒョドンを密かに愛するシネ (ソ・ユジンさん) の明るくコミカルなキャラクターのおかげで全体に暗い雰囲気はなく、気楽に楽しめるコメディ作品に仕上がっています。

僕がお勧めする、この作品での見どころは 3つ。ソ・ジソブさんの悪役ぶり、クォン・サンウさんの初演技、チソンさんの脇役演技といったところでしょうか。ジソブさん扮するヒムンはヒエの兄。超エリートで冷たい雰囲気を漂わせていますが、何故かシネに惹かれてしまうところなど、悪役とは言っても極悪ではなく人間味のある人物です。またドラマ初出演のサンウ君は、出番も少なく、ちょっとおちゃらけた感じの青年役ですが、こういう明るい役は本当に似合っています。そしてチソンさん演じるジュンスは、主人公ヒョドンの親友で父親の経営するコンビニの店長をやっています。役としては地味なんですが、チソンさんが演じているせいで目立つ目立つ (^^;;; 本当は「ちょっと冴えない」感じでなくちゃいけないのに (^^;;; ジュンスはシネが好きで結構アピールもしているのに何故かシネはヒョドンが好き! 視聴者としては「ジュンスの方がカッコいいじゃん」と思っちゃうんですけどね (^^)

ところで中華料理屋を舞台にしているのですが、何故かこのドラマに出てくる中華料理があんまりおいしそうに映っていないんです (^^;;; こういう料理を題材にしたドラマで料理がおいしそうにないというのも不思議ですが、ストーリーが面白かったので、ここはスルーしていました (^^)

楽しんで視聴できたドラマなんですが、ラストはちょっと不満。全ての問題が解決したわけではないところがすっきりしません。まぁ、近いうちに解決するんだろうなという期待を持たせる終わり方だったので、悪くはないんですけどね…

とは言いつつも、とにかく気軽に観られるドラマです。今をときめくスターたちの若かりし頃の姿を楽しむのも一興かと (^^)v

韓国の女優さんたち

以前の記事 にも書いたように、僕は韓国のドラマや映画を観るときには大体いつも男優さんを中心に見ています。では女優さんは全く見ていないのか? と聞かれると、そんなことはないのです。ということで今回は韓国の女優さんについて紹介したいと思います。

まずは「好き」な女優さんから。「好き」にもいろいろありますが最初は「容姿が好き」な女優さんから。若い時から「超」がつくほどの「面食い」の僕は美女ぞろいの韓国女優さんたちが大好きなんですが、その中でも特に「容姿」が好きなのは「キム・テヒ」さんです。日本では「天国の階段 」の悪女ユリ役や「爽健美茶」の CM でご存知の方も多いでしょう。ソウル大学在学中の才媛であることも僕にとってかなり魅力的ですが、それよりも何をさておいても、あの美貌。僕にとってはかなり「完璧な理想型」の容姿をしているのが彼女です。

では、彼女の出演しているドラマは観ていますか? と言われると、実は「天国の階段」以外は観たことがないんです (^^;;; 「ラブストーリー・イン・ハーバード」もちらっとしか観ていなくて… それでもファンなのか? と言われると返す言葉がないのですが、実は僕、彼女の演技ってヘタだと思うんですよ (^^;;; それで何だか観ていられなくて… 彼女はただ姿だけ観ていれば幸せなので、写真とか CM とかそういうもので楽しませていただいております (^^)v

他に容姿が好きな女優さんは、「チャングムの誓い」のチェ尚宮役のキョン・ミリさん、東洋人離れした容姿で「フィーリング」のヒロイン・ユリを演じていたウ・ヒジンさん、昨年ヨン・ジョンフンさんと結婚したハン・ガインさん、「ウェディング」のスジ役で女優デビューした CM クイーンのコン・ヒョンジュさん。それから最近ちょっと気になっているのが「恋するスパイ」のナム・サンミちゃん。いずれの方々もお美しい方たちですが、若干、タイプが違うでしょ? (^^)v

次に「演技が好き」な女優さん。これはハ・ジウォンさんです。「秘密 」で初めて彼女を観てから、彼女の「目力」にやられてしまいました (^^;;; まさに「目は口ほどにモノを言う」の言葉通り、雄弁に語る彼女の目の演技には圧倒されるばかりです。ただ、彼女が「演技派」かと聞かれると若干違うように思っています。もちろん演技はうまいですが、以前の記事 にも書いたように彼女の体全体からにじみ出る役柄の空気感や全身体当たりの演技を観ると、「熱演派」という言葉の方がふさわしいような気がするのです。今後も彼女の出演作品は可能な限り観ていきたいと思っています。

それから「声が好き」な女優さん。これはキム・ハヌルさんです。とっても可愛らしい声で、彼女の細くて華奢な容姿にも合っていますが、声だけでも充分満足しちゃうくらい好きな声です。じゃあ彼女の声以外はどうなの? と言われると… 「もちろん嫌いじゃありません」とだけ答えておきます (^^;;;

「好き」の次は「気になる」女優さん。これはイ・フィヒャンさんです。僕が観た韓国ドラマの中で最も出演数が多いのが彼女ということもありますが、「好き」とか、そういう単純なものではなくて、ドラマを観ていて彼女が出演していると、つい彼女の演技に目が行ってしまう。そんな女優さんです。'60年生まれですからまだ若いのですが、最近は母親役ばかりで、ちょっともったいない気もします。韓国の女優さんの中でも際立った個性の持ち主ですから、今後も是非、その強烈な個性を活かした役柄で視聴者を楽しませていただきたいと思っています。

「秘密」('00)

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「出生の秘密」「執拗ないじめ」「交通事故」「難病」がてんこもりの韓国ドラマ王道の愛憎ドラマです。「真実」同様「定番」の韓国ドラマですのでご覧になった方も多いと思いますが、ハ・ジウォンさん扮するジウンの執拗ないやがらせに途中でリタイアする方も多かったようです (^^)

しかし、このドラマの見どころは、やはり何と言ってもジウンの悪女ぶりでしょう。観ていてムカムカする極悪非道な言動はとても許されるものではないのですが、このドラマの優れているところはジウンの心理についても深く描写している点でしょう。一度の嘘が取り返しのつかない事態を引き起こして後戻りできなくなり、次から次へと嘘を重ねて、追いつめられていくジウン。自分で自分の首を絞めていることは分かっていても、今更本当のことを言えない苦悩。もちろんジウンの言動自体は許せませんが、「母」への愛と自己保身への執着との狭間で苦しみ悩む姿を見ると、人間の醜さと同時に人間らしさも感じられ「同情」や「哀れみ」を禁じ得ないのです。そして、このような複雑なキャラクターを巧みな表情の演技で完璧に演じたハ・ジウォンさんの演技力に感服しました。これ以降、彼女の作品はいくつか観ていますが、彼女は「演技派」というよりは「熱演派」といった方が適切かも知れません。演じる役柄が「虐げられる」役が多いせいか、何か「体当たり」している感じがするんですよね。これからも彼女の演技には注目していきたいと思っています。

そして僕が次に注目したのは、母親役のイ・フィヒャンさんです。「美しき日々」「その陽射が私に…」「天国の階段」などで強烈で妖艶なキャラクターを演じていることで日本でも有名ですが、この「秘密」では、一転、優しい母親を演じています。もちろん単なる「優しい母親」ではなく、自らの夢を実現するために産んで間もない娘を捨てた過去があり、その罪悪感から「娘」に対して盲目的な愛情を注ぐという、癖のある役柄です。とにかく他のドラマで見せる表情とは全く異なる優しい表情と雰囲気に、改めて「女優」ってスゴいと思わせていただきました。

それからもう 1つ。このブログ読者に多いシウォン君ファンのために、シウォン君演じるジュノについて。実は僕はこのジュノがかなり好きなキャラクターなんです。女性ファンの皆さんの多くはジュノの髪型や体型(!)に不満が多く、「観たくない」という方もいらっしゃるようですが、僕はそういった容姿には関心がないので、純粋にジュノという人物に感情移入してドラマを観ていたのです。前半のチャラチャラダメダメおぼっちゃま社長ぶりも良かったですが、後半の「切ない男」ぶりが特に良かったです。シウォン君が得意としている「ご立派な青年」役と異なり、嫉妬のあまり愛するヒジョン (キム・ハヌルさん) すらも騙してしまう「悪」の部分を持ちながらも「悪」に徹しきれない心根の優しさはとても人間らしいと思うのです。自分の誕生日プレゼントを自分で買ってヒジョンに渡すエピソードはあまりにいじらくして何度観ても泣けます (ToT)
シウォン君本人はもっとイメージチェンジしたかったそうですが、その割にはそもそものジュノのキャラクター自体が「純情男」だったので、視聴者の意見で後半になって本来のシウォン君キャラに近付いても (少なくとも僕には) あまり違和感がありませんでした。元々のキャラクター設定として極悪な役であればジュノのように途中でキャラクターが変更されることはなかったのに、と僕は思います。でも結果的にはこのジュノのキャラクターでドラマとしては良かったんじゃないでしょうか。
そして、ドラマの OST はあまりやらないシン・スンフンさんによる主題歌「너만을 위한 사랑 (ノマンゥル ウィハン サラン: お前だけのための愛)」が素晴らしい。透き通るように澄んだ美しい歌声が僕にはジュノの切ない想いを歌っているように感じられて、何度も泣きました (ToT)
本当はヨンミン (キム・ミンジョンさん) の心情を歌っているのでしょうが、どうしてもヨンミンの固すぎる表情 (演技) に感情移入できなかったんです… それにヨンミンとヒジョンがどうしても愛し合っているように見えなかった… なんだかエラくよそよそしくて…
好き嫌いが大きく分かれるドラマだと思いますが、僕は娯楽作品としてはとてもよくできたドラマだと思っています (^^)

最後に、第1話にジウンの元彼の役でパク・ヨンハ君が「ゲスト出演(?)」していたのですが、皆さん、お気付きになられましたか? (^^)

「真実」('00)

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韓国で最高視聴率 54.6% を取った大ヒットドラマです。韓国ドラマお得意の「身分違いの恋」「意地悪なお嬢様」「交通事故」「記憶喪失」に、実際に韓国で起こった「替え玉受験」や「交通事故詐称」などの社会問題を加え、まさにジェットコースターのように激しくスピーディに展開するエンタテインメント性の高いドラマです。

「韓国ドラマ好き」にとっては「冬のソナタ」「美しき日々」と並ぶ定番ドラマで、既に多くの方がご覧になっていると思います。このドラマをきっかけにリュ・シウォン君のファンになった方も多いでしょう。

このドラマについては随分前に観たドラマですし、「今更紹介しなくても」と思ったのですが、このブログにいらっしゃる方には圧倒的にシウォン君のファンが多いようなので、今回改めて紹介したいと思います。

このドラマ、僕もとても楽しんで視聴しました。毎回いいところで終わるので途中で止められないんですねぇ (^^) DVD で「一気観」してしまいました。週1,2回のテレビ放送ではストレスがたまっていたでしょうね (^^;;;

観終わっての感想なのですが、登場人物よりはドラマのストーリー展開そのものを見せるドラマだなという印象です。あまりに展開が早くて登場人物に感情移入する余裕がほとんど全くないんです。とは言いつつ、悪役好きの僕としては終盤のシニ (パク・ソニョンさん) の哀れさには同情を禁じえませんでした (ToT)

肝心の主役ジャヨン (チェ・ジウさん) と相手役の御曹司ヒョヌ (リュ・シウォン君) は微笑ましくて可愛らしいカップルでしたけど、感情移入は難しかったです (^^;;; ジャヨンがヒョヌに惹かれていったのは分かるんですよ。あれだけ熱烈かつ爽やかにアプローチされれば好きになっちゃうよね (^^) でもヒョヌがあそこまでジャヨンを好きになる理由が全く分からない。本人も「理由なんてない」と言い切っていましたけど (^^;;; 確かにジャヨンは美人だけど、ヒョヌと初めて会った頃のジャヨンなんて、性格も暗くてちょっと卑屈でひねくれてて可愛げは全くないし。まぁ、そこはドラマの展開上、重要じゃないので省略されたということで視聴者も納得すればいいんでしょうけどね (^^)

僕が観たシウォン君のドラマは「美しき日々」に続いて「真実」が 2作目なんですが、「真実」でのシウォン君を観た時の印象は「ワンコ♪」(^^)v

「美しき日々」のソンジェも大型犬のイメージがあって、切なく涙目でヨンスを見つめる姿は「捨てられた子犬」のようでしたが、「真実」のヒョヌは明るいキャラクターのせいか「ワンコ」度がより高い。ストーカーのごとくジャヨンの後を爽やかな笑顔で追いかける姿なんて「しっぽふりふりの大型犬」にしか見えませんでした (^^) とにかく「ワンコ大好き」の僕が「真実」を観ていて思ったことはヒョヌを飼いたい! <--- おいおい (^^;;;
その後、「君に出会ってから 」を観てからは、シウォン君のワンコ度 No.1 はギウォンになりましたけど (^^)
というわけで、2作続けてシウォン君のワンコな姿を観たせいか、実は今でもシウォン君を生身の人間とはあまり思えていなくて、子供っぽく言うと「血統証付きの大型犬が何かの魔法で人間に姿を変えた」って感じがするんですよねぇ <-- ちょっとイタイ? (^^;;;

シウォン君があんまりワンコに見えなかったドラマってあったかなぁ… 「ウェディング」のスンウは生身の人間に見えたかも… でもバラエティ番組に出ている最近のシウォン君も相変わらずワンコに見えちゃうんですよねぇ (^^;;;

「真実」に話を戻すと、有名な話として、多くの視聴者たちの強い希望で当初交通事故で死ぬ予定だったヒョヌが死ななくなったというエピソードがあります。韓国らしいエピソードですけど、この予定変更は良かったんじゃないかと僕は思っています。あのストーリー展開でヒョヌが死んでしまったら、あまりに救いがないですもん。そのために当初終盤で活躍する予定だったシニ父の秘書でなにかとジャヨンを気にかけてくれたアジョシの出番が無くなっちゃったんですけどね (^^;;;

ラストのジャヨンとヒョヌの「らぶらぶペアルック」にも引いてしまいましたし、シニとスンジェの末路は後味が悪かったですが、ドラマとしてはやはり面白いですし、よくできていると思います。娯楽作品としては傑作と言えるでしょう (^^)
「お坊ちゃま」役の多いシウォン君ですが、ふと考えてみると、「財閥の御曹司」役はヒョヌだけなんですね。「お坊ちゃま」と言っても親が成功した「小金持ち」っていうのが多いようです。「大金持ち」の息子となると、他には「彼女は最高」のミカエルくらいかな…
(2006-12-16 追記)
音楽が印象的なのが韓国ドラマの特徴ですが、このドラマでも「バラードの王子」チョ・ソンモさんによる挿入歌「For You」がとても効果的に使われています。

「ただいま恋愛中」('02)

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チェリムさん、ソ・ジソブさん、クォン・サンウさん主演のラブコメディです。脚本は「美しき日々」「星を射る」のユン・ソンヒ作家。とにかく気軽に楽しめる軽いラブコメディです。

惚れっぽい女の子ホジョン (チェリムさん) と頑固で古風な男ギュイン (ソ・ジソブさん) の 10代から 20代にかけての 10年 (?) に渡る、つかず離れずの微妙な「友達以上恋人未満」の関係を中心に、ホジョンの弟ホジェ (クォン・サンウさん) とホジョンの親友スジ (イ・ウィジョンさん) の凸凹カップルの恋物語が展開して行きます。

本当にお気楽に観られるドラマで面白かったのですが、サンウ君扮する女たらしで「超おバカ」のホジェが年上の「(かなり) 冴えない地味な優等生」スジと展開するドタバタの恋愛劇が特に面白かったです。サンウ君はこういったおバカでおちゃらけた青年役でコメディというのが一番似合うんだということを僕に確信させた作品です。もちろんサンウ君のシリアスものもいいとは思うんですけど、持ち味が生きるのはやっぱり「コメディ & おバカ」 (^^)v 自分がめちゃめちゃいい男だということを鼻にかけ、女をとっかえひっかえ、女には全く不自由していないホジェが自分とは全くの正反対の優等生スジを何故か好きになって行ってしまう過程がめちゃめちゃ楽しかったです (^^)
実年齢ではチェリムさんやジソブさんより年上のサンウ君が一番年下の役をやっているのには若干無理がありましたが、そこは「さすが韓ドラ」ということで (^^;;;
ドラマの序盤は、主人公ホジョンが毎回男に惚れては実はその男が「ダメンズ」だと分かって別れる、という絵に描いたような「ダメンズウォーカー」ぶりが描かれます。結構、ここで視聴を断念する方も多いようですね。確かにホジョンがあまりに「バカ過ぎ!」って感じがしますからね (^^) 分かりやすいダメ男に簡単に騙され続ける女の姿は確かに見苦しい (^^;;; でも僕は結構面白かったですね。それにその「ダメンズ」を演じる俳優たちのキャスティングが絶妙で面白かったですし。
特に 3番目のストーカー男ジンソンと4番目の「大人の男」ジョンフンが印象的でしたね。ジンソン役は「オールイン」で主人公イナ (イ・ビョンホンさん) の親友の刑事を演じていたチェ・ジュニョンさん、ジョンフン役は「星を射る」の映画監督を演じていたパク・チョルさんです。意外だったのはチェ・ジュニョンさんが '66年生まれでパク・チョルさんが '68年生まれだということ。役の年齢とは逆だったのも驚きですが、チェ・ジュニョンさんてそんな年だったんだとかなりビックリ! (@o@)
ジンソンのイカレストーカーぶりは目が据わっててめちゃめちゃ怖かったし (でもどこか笑える)、ジョンフンの渋いキザな二枚目ぶりと女たらしの雰囲気が「コテコテ」で面白かったです (^^)
ところで「ただいま恋愛中」から少し話がそれますが、ジョンフン役のパク・チョルさんはこのドラマより前はかなり太っていて、その体型を活かしたコミカルなイメージでドラマに出演したり、バラエティ番組の司会を務めていたりしていたようです。例えばシウォン君主演の「完璧な男に出会う方法」('97) では間抜けな「復讐代行屋」(?) を演じていましたし、チャ・インピョさんとトーク番組の MC を担当し、「ボケ」の役回りをしていました。あまりにも体型もイメージも全く違うので同一人物だと気が付くまで相当に時間がかかりました (^^;;; とにかくパク・チョルさんが元々こういったコミカルなキャラで売っていたということは、韓国の視聴者は「ただいま恋愛中」のジョンフンを最初から「怪しい」と思って見ていたんでしょうね (^^)
他にも見覚えのある俳優さんたちが脇を固めているので、そういったところを見ても面白いです。特に普段見慣れた役とは逆の役をやっているのが面白いです。例えば、ホジョンとホジェの父親役のハン・ジニさんは「プロポーズ」のスビン父のようにしっかりした頼もしい父親役が多いんですが、このドラマでは、「超」がつくだらしないダメオヤジ役。また母親役のキム・ヨンエさんは「ラブレター」で上品で美しい母親役を演じていますが、このドラマでは、だらしないダメ夫の代わりに家計を支えている威勢のいい逞しいオバちゃん役。いつも怒ってばかりで顔も怖いです (^^;;; そしてスジの父親役は「チャングム」のトックおじさん役で有名なイム・ヒョンシクさん。庶民的な役が多いですが、このドラマではお金持ちのお医者さん役。とまぁ、僕にとっては意外なキャスティングなのですが、そこはさすがベテランの役者さんたち。役にピッタリはまっています (^^)

メインストーリーについて、全く触れていませんが、それは説明するまでもない内容なので、ここでは敢えて割愛します、というのはあまりに手抜きなので、1つだけ。メインストーリーでの注目ポイントはギュインを演じるソ・ジソブさんでしょう。普段、悲劇的で且つエキセントリックな役が多いジソブさんが、珍しく「普通の青年」役を演じているのが新鮮です。本人も実際の自分に一番近い役と言っていましたが、確かにそんな感じの「純朴で生真面目 (頑固) な、ちょっと大人しい青年」役です。彼が「ちょっとおバカな」ホジョンを見守る姿は女性ウケするんじゃないかと思います (^^)

それから女性視聴者の皆さんには「サービスカット」として「ジソブ&サンウのモムチャン悩殺水着ツーショット」が堪能できます (^^)
しかし韓国ドラマは何故にこうも男の裸が多いんだろ? ジソブさんなんてどのドラマでも水着シーンがあるし、サンウ君も「天国の階段」では無駄に長い全裸シャワーシーンがあったし (^^;;; 同じ男としては、そういうシーンをどう観ればいいのか悩みます (^^;;;
とにかくジソブさん、サンウ君のファンは必見だと思いますし、そうでない方も「重苦しい」韓ドラに疲れたときには、こんな軽いラブコメも箸休めとしては最適だと思います (^^)v

「ラブレター」('03)

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チョ・ヒョンジェさん、チ・ジニさん、スエさん主演、オ・スヨンさん脚本の正統派ラブストーリーです。このドラマは、神父を目指す美青年アンドレア (チョ・ヒョンジェさん) とアンドレアを深く愛するウナ (スエさん) との純愛を中心に物語が展開しますが、僕がこのドラマに注目していたのは、アンドレアの友人であり、またウナを「狂愛」するウジン (チ・ジニさん) の屈折です。またこのドラマをきっかけに「俳優チ・ジニ」に興味を持って、いろいろと他の出演作品を観るうちに、チ・ジニさんは今では最も好きな韓国俳優の 1人になりました。

チ・ジニさんと言えば、「宮廷女官チャングムの誓い (原題: 大長今)」のミン・ジョンホ役が有名で、この役でチ・ジニさんのファンになられた方にとっては、「ラブレター」のウジン役はとても評判が悪いようです (^^;;; 確かに愛し合うアンドレアとウナの邪魔をするばかりの「悪役」でしたからね。でも僕はウジンを悪役として憎むことはできなかったんです。ウジンの悪行の数々は許されるものではないと思いますが、そういう「悪」に染まって行く自分自身に苦悩する姿に同情を禁じ得なかったからです。本来心優しい青年だったウジンが、幼い時から実の父に疎まれる中での唯一の心のよりどころであった母が実の母ではないことを知り、更にそんな母の愛を母の実の息子アンドレアに取られてしまうことに強い嫉妬と恐怖を感じる… そしてその恐怖から逃れるためにアンドレアと愛しあうウナに「執着」してしまう様や、憎い父親と自分が全く同じようになっていくことへの自己嫌悪に苦悩する姿はあまりに哀れでした…

このドラマをご覧になった方の中には「美しき日々」('01) との類似点にお気付きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか? 以前の記事 にも書いたように、僕は「美しき日々」の登場人物の設定や背景がとても自分の「ツボ」にはまっていたのですが、ストーリー (の後半) が僕の期待とは全く違う方向に進んでしまったことをとても残念に思っていました。ところが、この「ラブレター」はそういった「美しき日々」に感じていた不満をかなり解消してくれる内容だったんです。役柄としては、それぞれミンチョルがウジンに、ソンジェがアンドレアに当たる感じですね。ただ、「美しき日々」ではソンジェに共感していたのに「ラブレター」ではウジンに共感していたのは自分でもちょっと不思議 (^^;;;
もしかすると単純に「美青年」に共感できないだけかも知れませんけど (^^;;;
とにかく、こういった「屈折した親子愛やなさぬ仲の兄弟の確執」というポイントが僕のツボにはまり、そしてウジンを完璧に演じたチ・ジニさんがお気に入りの俳優になったのです。

キリスト教徒の多い韓国と違って、キリスト教の教えに慣れ親しんでいない日本人にはちょっと理解しづらい部分もあり、またドラマ全体に息の抜けない緊張感があるために、見続けるのが苦しいと感じることがあるかも知れませんが、僕の好きなドラマです。

「茶母 (チェオクの剣)」('03)

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韓国ドラマの元祖「廃人ドラマ」で、韓国では社会現象にまでなった超人気「カルトドラマ」です。ただ残念なのは、NHK BS2 で放送されたバージョンはカットや音楽の差し替えがあり、オリジナルバージョンで「ハマった」方たちからの評判がすこぶる悪いんですね… 僕は NHK のバージョンと韓国で発売されたディレクターズカットバージョン (字幕なし!) の両方を観ていますが、確かに印象が違います。カットバージョンでは、物語の繋がりに「?」となるところが多かったですしね。

ところでこのドラマ、元祖「廃人ドラマ」ということで、観る前からかなりワクワクしていたのですが、期待が大き過ぎたせいか、「廃人」にはなれませんでした。ワイヤーアクションは好きなんですが、ちょっと多用し過ぎで現実離れしていたために、少し覚めた目で見てしまい、物語に没入し切れませんでした。それにヒロイン・チェオクのあまりに無鉄砲で無謀な行動にかなりイライラさせられたことも「廃人」になれなかった原因かも知れません。とは言いつつも、やはり熱狂的なファンがいることには大いに納得できる完成度でした。

まずはキャスティングが素晴らしいです。チェオク役のハ・ジウォンさんは、こういった虐げられながらも強くたくましく生きて行く、でも常にどこか不幸の影を背負っているという役が本当に上手いです。きっと、この演技が「バリでの出来事」のスジョン役に繋がっているんですね。そしてファンボ・ユン役のイ・ソジンさん。最初はソンベク役でオファーがあったそうですが、ユン役で正解でしたね。知的で常にクール、しかしチェオクに対してだけは抑えきれない熱い想いを常に抱いて生きている、その二面性を巧みに表現されていました。そしてソンベク役のキム・ミンジュンさん。ドラマ初出演だったそうですが、その存在感は素晴らしかったです。彼の個性を生かした、時代劇としては「超」斬新な髪型と衣装、そしてモデル出身らしい立ち姿の美しさでソンベクのカリスマ性を完璧に表現していたと思います。それから僕が一番好きなウォネ役のクォン・オジュンさん。ウォネの強面で、ぶっきらぼうでありながら、温かい人間味溢れる魅力で、脇役ながら僕はこのドラマの中で一番注目していました。

そして音楽も素晴らしい。どこか「戦隊ヒーローもの」を思わせる「宿命」は時代劇の挿入歌としてはとても斬新でしたし、何より「悲歌」が素晴らしい。若干、演歌調ではありますが、登場人物たちの悲劇的な運命を暗示させる歌詞の内容と曲調で、この曲がかかるたびに涙腺が刺激されました (ToT)
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エンディングは「バリでの出来事」を観た後ではさほど衝撃的ではありませんでしたが、やはり最終回の後半は涙なくして観られませんでしたし、また緊張感の張りつめた演出のために、全てを観終わった後は緊張の糸が切れた脱力感でしばらくぼぉ~っとしてしまいました。これってやっぱり「廃人」になったってこと? (^^;;; でも翌日には復活しましたけど (^^)v

「プロポーズ」('97)

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放送当時 ('97) の韓国で 10代から 20代のファッションリーダとして超人気アイドルだったキム・ヒソンさんとリュ・シウォン君が共演した、ユン・ソクホ監督による絵に描いたような「トレンディドラマ」です。また、今をときめくウォンビンさんのデビュー作としても有名です。

ちょうど同時期に、シウォン君とヒソンさんの 2人は、人気音楽番組の司会をコンビで担当していたこともあり、息のあったセリフのやり取りが、演技とは思えないくらい自然でした。ユン監督も 2人に対しては細かく演技を付けるというよりも 2人の素の魅力を活かすことを優先していたようですね。

このドラマ、今観るとやはり古さと言うか「時代」を感じさせます。なので単純に今のドラマと比較して観てしまうと決して面白い訳ではないのですが、同じ '97年に製作された他の韓国ドラマと比較すると、その洗練された画面構成、登場人物のキャラクターやファッション、ストーリー展開、音楽、どれをとっても当時の韓国の最先端だったことがよく分かります。日本でいうとちょうど '80年代後半のイメージに近いので、その '80年代後半に「青春時代」を過ごしていた僕としては、この「'97年の韓国」の最先端サブカルチャーを描いている「プロポーズ」にはどこか懐かしさを感じました。

ストーリーは「友達以上恋人未満」の関係にある幼なじみの 2人が、紆余曲折の末、本当の愛に気付くという「トレンディドラマ」の王道を行く内容で、それを当時の韓国の最先端のファッションと音楽で綺麗にデコレーションした「ヒソンさんとシウォン君のプロモーションビデオ」といった感じの作品になっています。日本でも '80年代によく放送されていた「アイドルドラマ」をもう少しシャレた映像にしたという感じでしょうか。

僕がこのドラマで好きなのは、ユン監督らしい映像表現です。セリフなしで映像と音楽だけで見せる、ヒソンさんとシウォン君のはじけるような若さと煌めくように爽やかな姿。このスター 2人の最も輝いている姿を映像に鮮明に記録した、それだけでこのドラマには価値があるように思えます。もちろんウォンビンさんの少女漫画から飛び出したような美少年ぶりを記録したという点でも重要ですね。

とにかく映像とその時代の「空気」を味わうドラマだと思います。ストーリーの内容自体は、ユラ (ヒソンさん) が好きになるミンソク (イ・チャンフンさん) の魅力が分かりづらいためにユラの言動を理解することが難しく、またスビン (シウォン君) のユンジュ (チョ・ウンスクさん) への態度があまりにヒドいなど、いろいろ「至らない点」がありましたからね。ただ、そうは言いつつも、スビンのユラに対する気持ちには共感するものがありました。単なる「男女の愛」とは違う、「父性愛」に近い感覚が良かったと思います。このスビンの「想い」が最終回で語られるシーンでは不覚にも目頭を熱くしてしまいました (^^;;;

エンディングも僕好みでしたし、全体としてはなかなかの「佳作」だと思います。ただ、若干、冗長と言うか間延びしていた感じは否めません。聞くところによると、そもそも全7話程度全8話の予定だったのが視聴率が良かったので全14話に延長されたそうですから、仕方ないと言えば仕方ないかも知れませんね。僕としては、極端に言えば、第1話と最終回だけで充分満足できたと思います (^^) 第1話と最終回の出来が特に良かったんで (^^)v

「12月の熱帯夜」('04)

12月の熱帯夜 DVD-BOX 1
12月の熱帯夜 DVD-BOX 2

歌手兼女優として活躍しているオム・ジョンファさんとモデル出身のキム・ナムジンさん主演の「主婦の不倫」を描いたドラマです。あらすじだけ読むと、同居している姑や小姑の仕打ちに耐えかねた世間知らずの主婦が年下の男との不倫の愛に溺れて行く昼メロ調のドラマと思われてしまうかも知れませんが、これが全然違うんですね。主人公の細やかな心のひだを丁寧に描き、妻の不倫に動揺する夫、母の不倫に傷つく子供の姿など、ヒロインを取り巻く人々の心情をも丁寧に描くことで、単なる「不倫ドラマ」ではなく、奥深い「人間ドラマ」として、そしてまた夫以外の世界を全く知らなかった世間知らずのヒロインの「成長の物語」として、非常によくできた「佳作」だと思います。特にヒロインと同じ主婦層からは「未だかつてドラマを観てこんなに泣いたことがない」「泣き過ぎて観終わった後、廃人になった」など、大変な反響と高評価を得ている作品です。

非常に高い評価を得ているということで、僕も観てみましたが、確かにその評価は正しかったです。一歩間違えば、下世話なドラマになりそうなところを、非常に抑制の利いた演出と絶妙の音楽で、必要以上に登場人物の心理に入り込まない、一歩引いた客観的な見せ方が秀逸で、それが故に一層、登場人物の心情が視聴者に響いたのではないかと思います。
強いて難点を挙げるとすると、ヒロイン・ヨンシム (オム・ジョンファさん) があまりに世間知らずで、最初のうちはその「アホ?」さ加減にちょっと引いてしまったことでしょうか (^^;;; それからジョンウ役のキム・ナムジンさんの容姿が僕の生理的許容範囲から外れていたこととか (^^;;; 演技は素晴らしかったので、観終わる頃には慣れましたけど (^^)v
ただ、主婦の皆さんとは違い、僕は男として、妻に不倫される夫ジファン (シン・ソンウさん) の視点で、このドラマを観ていました。そのせいか「廃人」になるほどの号泣には至りませんでしたが、違うポイントで泣きました。

ジファンは、深く愛し合っていた婚約者がいながら、子供ができてしまったことでヒロインと結婚。妻からの一方的且つ一途な愛を鬱陶しく感じながら、かつての婚約者とは「ソウルメイト」の名の下に頻繁に逢う。もちろん一線は越えずにあくまでプラトニックな関係ではあるが、心は常に「ソウルメイト」の下にあり、何ごとにも妻よりを「ソウルメイト」を優先する。妻にとってそんなにも冷酷な夫であるにもかかわらず、10年間変わらぬ愛を夫に注いでいるヒロイン。ところがふとしたことから妻が自分以外の男に心惹かれていることを知った夫の動揺、そして妻の心が後戻りができない状態になって初めて気付いた妻への想い… このあたりの夫の細かい心理描写が絶妙なんです。ドラマ前半でひたすら「冷酷」だった男が、徐々に人間らしい反応を示すようになる様を、シン・ソンウさんが抑えた自然な演技で表現していました。そして最後に夫が取った選択は… 僕はここで泣きました。全てが遅過ぎた、何故もっと早く自分の気持ちに気付かなかったのか。そう自問自答したであろうジファンのもどかしさやそれでも自分の気持ちは変わらないという強い信念…

正直なことを言うと、ヒロインの選択は僕としては納得いかないんです。子供たちのことを考えていないのかと。ただ、ドラマ自体は唐突にブツっと切れるような終わり方で、結局ヒロインがその後どうなったのかについては明確になっていないんですね。もしかすると、これは「視聴者が自分にとって納得のいく展開、結末を自分で考えろ」という作り手側のメッセージなのかも知れません。そのせいか、観終わってからもしばらくの間はこの物語のその後について随分といろいろなことを考えてしまいました。これも一種の「廃人」状態かも知れませんね。

このドラマは観る側の立場によって様々な捉え方ができると思います。ですので必ずしもヒロインに共感はしなくても (むしろ共感しない人の方が多いかも知れない) 何かを感じて、そして何かを考えると思います。このドラマについてもご覧になった皆さんの意見をいろいろと伺いたいと思っています。