3代目4型ジムニーです、古いけど良い車です

以前、エアロッキングハブを交換したことがありました

今回はエアロッキングバルブの考察です
エアロッキングバルブは便利ですが、動作は音でしか確認できず、古くなると不具合の生じます

①基本構造


ハブの動作はエア式(負圧)でインテークマニホールドから取り出しています
チェックバルブを通過し、バキュームタンクでも蓄えをしています
これを2つのバキューム・スイッチ・バルブ(VSV)でロックおよびアンロック側の負圧回路(空間)に導き動作させます

②不具合事例
・4WDインジケータ点滅
 ロック側VSVとハブの間にはバキュームスイッチがあり負圧をチェックしています
 負圧が足らないとロックできないため、インジケータが点滅して知らせます
・配管外れ・破損
 金属配管やゴムホースが外れたり、穴が開くと空気を吸うため、負圧が減じて動作 できなくなる
・グリス詰り
 ハブ部の分解・組立て時に負圧回路に過剰にグリスがあると負圧が伝わらず動作し ない
・VSV故障やチェックバルブの詰りなど

③考察
 バキュームスイッチはロック側だけなので、アンロック側の負圧低下にはインジケータは点滅しない
 チェックバルブは一方通行のバルブだが、コレがある理由はインテークマニホールドが正圧になる可能性があるためと推測される

次回はハブのマニュアル化についてです

~~~ ( 追 記 ) ~~~ 2022.1.9
新潟での冬、最強ジムニー君でしたが、筑波に来て以来、
ブレーキ、オイル漏れなどなど、久しぶりに4WDにシフ
トすると、ハブ不動
ハブを外してシフトすると「4WDランプ不点灯」、ハブ
を組んでシフトすると一応点灯、配管に穴かな?
でもハブ無しで不点灯ってなんだ???

分かりました、最近は不点灯だったり点灯したり、4WD
スイッチかなって思ってけど、シフトして不点灯、しばら
くすると点滅でした
つまり良く聞く「4WDランプ点滅」とは、点滅前に10秒
程、不点灯になるようです
~~~ ( 追 記 ) ~~~ 2022.5.2
以前からエア漏れ(正確には吸込み)を疑っていました
配管はサビだらけでしたし、新潟時代もエンジンを吹か
さないとハブの動作が緩慢でしたので

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取り外した配管と中古で入手したもの

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かなりひどい錆でした

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良く観察すると、大穴が2~3か所ほど・・・

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交換すると、ハブの動作は「パパンッ」「スコスコ」
とエンジン掛けたばかりのアイドリングでも超機敏
になりました