週間天気予報見ていて常に望みを持てそうな日は出てくるのですが、2日位前までには消滅してしまいます(-_-メ
天気が悪いせいも有り、20度に届かない日が続き、半袖では寒いくらいです。
さて、そんなある日、我が家の最古参のPC「FM TOWNS」に火を入れたところ何か様子が変です。

起動時にエラーが頻発

TOWNSはDドライブから始まるのですが、Cドライブからになっています
しかも設定していないRAMディスクまで出現
この日はうろたえてしまいましたが、翌日良く考えてみると症状からして、いずれ来るであろうと思っていたCMOSのバックアップ電池切れでは無いかと検索かけてみました。
すると案の定、同様の症状で既に交換しているケースが幾つも見られました。
それじゃあと言う事でパーツを入手し、交換に掛かります。

FM TOWNSⅡ HC
私はタバコを吸いませんが、18年という歳月でここまで黄ばんでしまっています(^^;
FM TOWNSはかつてNECの98やシャープのX68000といったマシンとともに日本のオリジナル
アーキテクチャマシンの一つとして活躍していました。
現在のDOS-Vマシンとは違い互換性がないので、おいそれとは捨てられない事情があります。

中身はこんな感じのユニットで構成されています

CPU周りはまとめられ、ライザーカードよろしくマザーに接続してあります
Hシリーズの下位機種は、このカードを交換することによってアップグレードできました
CPUはP90からWicChip2A-266に換装しています


ドライブユニット類を外すとバックアップ電池が見えてきました
少々やりにくいですが面倒なのでこのまま行きます

裏からのアクセスが出来ないので、ハンダゴテを使って上品に外すことが出来ません
なのでブッタ切ります!(^^;
でも後で電池ホルダーはんだ付けする際都合が良かったりします

初期のマシンは2次電池が使用されているらしいですが、このマシンにはCR2450というリチウム電池が使われていました
18年もよく持ってくれました

用意した新しいCR2450電池とホルダー
人によっては容量は小さくなるものの、入手しやすい電池を使用されている場合もありました。
只このCR2450は同じリチウム電池なのに公称電圧が3Vと若干違います。
一応安全を見て私は純正装備と同じCR2450を使用しました

取り付けとなるとやはり厳しく結局ここまでバラすハメに(´д`)

ホルダーをリード線で結び、ホットメルトで固定しました

さあ後は復活の儀式を行うだけです
先ずはCD-ROMから起動し、コマンドモードから"\T_FILE\SETCRASH.EXE"を実行してCMOSを初期化します
再起動してCMOSに記憶される各設定を行なってゆきます
私の場合CMOSのデータをSAVE/LOAD出来るフリーソフトでバックアップ取っていたので、日付/時刻、ドライブ構成、区画設定した後、元のHDDから起動してCMOSの復元を行いました

無事各種ドライバーの組み込みも出来るようになりました

ドライブレターも正常に

めでたく復活完了!
しかしこのTOWNSもいつまで持つか分かりません。
特に心配なのがドライブ類。
独自仕様のCD-ROMドライブにSCCIのHDD。
いずれも逝ってしまえばもはやお手上げ。
今はエミュレーターソフト、「うんづ」でその時に備え環境構築中です。
