一太郎やワード文書をiPadで編集 | パソコンくらぶ「マーブル」

パソコンくらぶ「マーブル」

パソコンくらぶを開業し、日々奮闘を続けていく店長・・・
パソコンって?(笑)・・・なんでも書いていきたいと思います。

サイドバーに過去記事の一覧リンクを載せています。
ちょっと知れば効率アップするような情報など一度ご覧下さい。
良かったらどうぞ・・・

マーブルのお客様で、書物を出版している作家の方からのご要望で始まったiPadの旅・・・やっと山を越え始めました。結構長い旅でしたがかなりの技術要素の解析が必要でした。お使いの文書ソフトが「一太郎」なので調べる範囲がより広くなってしまいました。これまでの経緯から最終的に落ち着くかなと思われるまでを検討結果も含めてご紹介します。


 

◆機器選定
・iPad Pro 11インチ
・iPad Magic Keyboard

◆iPadでの文書ソフト選定 ⇒ マイクロソフトWord

・「一太郎PAD」・・・無料のスマホ・タブレット用のワープロと言っていますが、内容はメモ帳でパソコン一太郎との互換はありません。iPadでメモしたものをパソコン一太郎に挿入できるという内容なので作った文書の書式などは殆ど使えません。旅先で補完、修正は無理です。
という事でしたので断念でした。

・「Google Document」・・・G-drive上にWord文書を保存します。そしてそのWordを編集すると「xxxx.docx」が「xxxx.docx.gdoc」と変換され保管されます。なのでWordに戻すときはG-driveよりパソコンにダウロードします。すると逆変換されdocxに戻ります。・・・なんだかな~・・・。さらに図形等のレイアウトがくずれたりでちょっと難ありでした。

・「Pages」・・・アップルのWordですがかなり崩れるのでやはり使えません。

・「Word」・・・という事でマイクロソフトのWeb用Wordに落ち着きました。少なくともパソコンのWordと同じ仕様なので使える機能がわかっていることとやレイアウト崩れは少ないです。他のWord互換ソフトでは使っていた機能があるかどうかも試行錯誤となり使い込むまでが大変で困難です。Wordの互換性ですが複雑な図形やテキストボックスが含まれる文書はレイアウトが崩れることもあります。出来れば単純な文書程度ならば大丈夫ですが・・・

◆クラウドシステム選定 ⇒ マイクロソフトOne Drive

・「iCloud」「Google Drive」・・・この二つはWordのストレージシステムに表示されません。つまりフォルダーとして開けないのでそこに入っているWord文書が開けないのです。きっとこれはマイクロソフトの陰謀と思いますが(笑)。例えばG-DriveにあるWord文書をクリックして編集すると勝手に「Google Document」が起動してWordが開きません。それで無理にアプリ指定でWordで開くと出来なくはないですがいちいちそこまでして使うか・・・という話になります。

・「DropBox」・・・これはWordの「ストレージアカウントの追加」にあり一度設定すれば常時フォルダーとして認識されます。しかし容量の無料範囲が2GBしかありません。使い込んでいくうちにパンクしたら追加容量が結構高いので気持ち的には引いてしまいます。

・「One Drive」・・・マイクロソフトのクラウドシステムですが、やはりWordとは親和性が良くて、無料容量も5GBあって当面は大丈夫と言う事で落ち着きました。また後程述べるWordの有料版により1TBまで使えるので心配はないですね。そして有料版のアカウントを作成する為パソコン導入時のマイクロソフトアカウントではなくて、もう一つ別のアカウントを使うことになります。

◆iPad Wordのサブスクリプション ⇒ Microsoft 365 Business Basic

・「マイクロソフト365」の規約ではスマホやタブレットの画面サイズが10.1インチ以下は無料でOffice導入/使用できますが、それを超えると見ることはできますが有料版を購入しないと編集できません。と言う事で「サブスクリプション」(買取ではなく月々チャージがかかります)の購入が必要です。

・「家庭向け」・・・Windows PC、Mac、タブレット、スマートフォン (Windows、iOS、Android) など、同一ユーザーが使用するすべてのデバイス (同時に 5 台までサインイン可能)。というもので年間12,984円かかります。パソコンにはすでに買取でOfficeが入っていると思いますので1台のiPadの為にと思うとちょっと高く思います。

・「一般法人向け」・・・「Microsoft 365 Business Basic」はパソコンのOfficeは含まれていませんが、Web 版とモバイル版の Word、Excel、PowerPoint が含まれています。そして価格は540円/月・・・年額6,480円。パソコンのOfficeがいらない人はこちらで良いと思います。
法人ではないんだけど・・・については個人でビジネスしている方は多々おられます。法人登録のない方も購入できます。例えば雑貨屋、魚屋、相談、支援、お掃除、お手伝い事務所等やっていることに名前をつけてください。

◆Microsoft 365 Business Basicの購入
これには1ヶ月のお試し期間がありその期間中にキャンセルすると費用は発生しませんが、まあ月500円程度と思うと活用できるのではとおもいます。まずはお試しを選択して登録します。でもお試し期間が過ぎると登録したクレジットで自動的に引き落とされ、有料開始となります。

1.次のサイトを開く https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365
2.「一般法人向け」をクリック
3.「Microsoft 365 Business Basic」の「または 1 か月間無料で試す」をクリック
4.「Microsoft 365 Business Basic を選択されました」画面が出て 各ステップを実行
  ①のステップでビジネスアカウントをお持ちでないと思いますので次のようなメアドでのアカウントで登録します。
   xxxxxxxx@yyyyyyy.onmicrosoft.com
   yyyyyy:考えた店舗名等入れたドメイン名 例 shienjimusho
   xxxxxx:お名前でいいと思います
   あとパスワードを決めてください。
  ③での電話はSMSが受信できる携帯にしてください。
  ④ではクレジットカードを登録します。
  その他のステップは特に指示通りしていけばアカウントが作成されます。

  この後使い始めますか、とか色々聞いてくると思いますが適切に対応してください。

◆パソコンの設定
・OneDriveに新たに作成されたアカウントを追加します。
1.Windowsボタンから「OneDrive」をクリック
2.ファイルエクスプローラの中のOneDriveを右クリックし「設定」をクリック
3.設定画面の「アカウント」タブをクリック
4.「アカウントを追加」をクリックして作成したアカウントでログイン
 xxxxxxxx@yyyyyyy.onmicrosoft.com

◆iPadの設定
・AppleStoreから「OneDrive」をインストール
・「OneDrive」起動して作成したアカウントでログイン
・この後「WordやExcel,Powerpoint」をインストール

これでやっと環境が整いました。お疲れさまでした。