お墓の見学は石材店の展示場よりも実際に建てられたお墓を見る方が分かりやすい・・文字彫刻 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
お墓の営業マンならではのアドバイスをいたします。
気軽にお問い合わせしてください。

なるべく多くの施工例を見た方が良いに決まってます。

 

石材店の展示場にある展示墓よりも実際に墓地に建てられたお墓を見る方が参考になると思います。

 

理由としては

  • 展示墓には文字は彫られていないが建てられたお墓には文字が彫られている。
  • 墓地で建てられたお墓には外柵・舞台がある。
  • 石材店の指定になってる墓地を見る事は大切です。
  • 自分の希望する形の墓石が多く建てられてる墓地を見学するのは参考になる。
  • 案内してくれた石材店の営業マンが色々話してくれる。

説明します。

(もちろん展示墓を見ただけで契約する人はいないと思いますが)

 

 

 

展示墓には文字は彫られていないが建てられたお墓には文字が彫られている。

 

いくら担当者がアーバングレーや真壁などは彫刻文字は見えにくいですとか墨は入れた方が良いとか入れない方が良いとか言われても実際に自分の目で見てみないと実感がわかないと思います。

 

彫刻された文字を見ていちばん分かることは墨が入ってるかどうか、入ってたらどの色が良いのか?、です。

また洋墓やデザイン墓の場合に竿石に彫られてる文字も参考になると思います。

 

石材店によっては書家に文字を書いてもらい、それを起こして彫刻する事もあります。

 


本当に良いお墓を提供するためには?(8)お墓の良し悪しを見分ける方法は石の素材以外にもあるのです

 

おなじみの第一石材能島社長のコラムです。

もちろんお金はかかります。

  • 専門家である書家の先生への謝礼
  • 筆で書かれた文字をパソコンに取り込みゴムシートを作るまでの人件費や諸経費
  • 実際に彫刻する人件費

特に何回も文字の変更があるときは人件費はバカにならないと思います。

実際に文字起こしに丸々三日間も掛かったことがありました。(かなりの文字数と数回の変更など)

 

実際に文字起こしは手間がかかるので、石材営業マンによっては文字起こしが出来る事を話さない場合もあります。(というかほとんど話さないんじゃないかと思われます)

 

専門家の文字を使用したり自分が提出した文字で彫刻してもらうには別途料金がかかるので(いくら石材店がサービスと言ってもどこかに上乗せしてあります)ほとんんどの人は石材店から提出された文字で彫刻されると思います。

しかし第一石材さんの書家の先生が書かれた文字はきれいですよねえ。

 

自分が限られた予算の中でどこにお金をかけた方が良いかを考えて判断してください。

 

 

 

私は彫刻された文字に墨は入れない方を推薦いたします。

 

私のブログを読んでる人は私が文字には墨を入れない事を推奨してるのを知ってらっしゃると思います。

  • 白色が剥げたらかなりみっともない。
  • 金色の文字が剥げての修正は素人は無理。
  • 透彫りに墨を入れるた場合、剥げてきたらかなりみっともない。
  • 国産石、とくに価格の高い石は文字に墨を入れない事をお勧めします。

その理由が↑↑です。

 

それでも墨入れをする地域や本人がどうしても入れたいと言われれば否定はしません。

しかし施工例を見に行った時に剥げてしまったお墓を見せたらたいていの人は「墨は入れなくてよいです」と言われます。

 

 

お墓にキレイな花のイラストが欲しい!7つの彫刻方法を詳細に解説

 

おなじみの羽黒工業の中野さんのブログです。

 

文字彫刻の基本形は「透かし彫り」と「線掘り」です。
それ以外の文字の彫刻方法は洋墓やデザイン墓に見られますが富山ではあまり見られません。

私は文字に墨を入れないので「線彫り」です。
「透かし彫り」に白を入れるのは最悪かと、剥げたら最高にみっともないです!(笑)
なのでとうしても墨を入れたいと言われた時には「線彫り」にしています。
ここらへんは担当者の考え方によりますね。

 

 

墨が剥げた時に手直しするのが大変、墨無しは経年とともに味が出てくる。

富山県の呉東地区や関東などは墨入れが当たり前です。

しかし透かし彫りで白色だと本当に剥げたらみっともないんですよ。

 

絶対手直ししたくなります。

石材店に頼むと有料です。

特に白は黒に比べると手直しが少しやっかいです。その理由は塗料ですが。

やりにくいんですよねえ。(やってみりゃ分かります。)

 

もっとやっかいなのは「金色」です。

これはラッカースプレーというわけにはいきません。

ピカピカの金色に仕上げるには各社やり方があって、剥げたら自分で手直しっていうわけにもいかないんですよ。

 

 

墨は剥げたらとってもみっともないです!

 

どうしても入れたいなら白はやめて黒にしたほうが良いです。

 

 

墓地で墨が剝がれてる墓石を見ればよくわかると思います。



じゃあお墓や墓誌は白じゃいけないんですか?、っていう疑問が出てきますよね。

仕方ありません、「白」にしてください。

 

でも黒でも墨を入れないのは私は良いと思うんですけどねえ。

黒に白は確かに見栄えは良くなります。

これは施主が判断するしかないですよね。

 

 

この記事のまとめ

 

手書きで書かれた文字でも彫刻できますが有料です。

(無料と言っても人件費などがかかるので価格に上乗せされています。それならハッキリと有料ですと言ってくれたほうがスッキリします。)

 

もしあなたが達筆であったり、親戚や知人に達筆の人がいた時や知り合いに書家の方がいた場合には手書きの文字を彫刻できます。

しかし石材店や担当者によっては面倒くさいのでそういう話すらしない場合もあります。

 

 

文字の墨入れは最初はきれいですが剥げたら物凄くみっともなくなります。

剥げた時に自分で手直しするには黒はなんとかなりますが白はけっこう大変です。

金色の場合は石材店に任せた方がいいでしょう。

 

国産の高級石などは墨入れしたら「下品」に見えます。

最高級の庵治石細目に黒色の墨でも入ってたら、「ワビサビも分からん奴だな、金にものをいわせて建てただけ!」って私は思います。

 

 

墨を入れなかった場合、確かにアーバングレーや真壁などは何が彫られているのか近くにいかないと分かりません。

しかし経年とともに彫刻した箇所が汚れてくるので文字がだんだん見えてきます。

この方が私は味があって良いなあって思うのです。

 

 

東京の方で国産石を使ってお墓を建てられた人がいまして、その方には墨を入れなくても良いですと伝えました。

その旨を石材店に伝えたところ、「本当に墨は入れなくても医院すか?」と何回も確認されました。

 

実際にお墓が建ったら、施主の方は「宮崎さんの言われるように墨は入れないで良かったです」と言われました。

周りのお墓は全部墨が入っています。

 

墨を入れるのが当たり前な地域の方でも、、、、

墨を入れないということを考えてみたらどうでしょうか?

 

 

展示墓を見ても分からないのが文字彫刻です。

実際に墓地で見て、自分がどうしたいのか考えてみたら良いでしょう。

 

 

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