こんにちは、今日も朝から実家行きました。
私の父は小児マヒで認知症で、カネの亡者です。
持っていた預金残高はゼロになりました。
40年ほど前から、趣味で古美術を集めていました。
もともと職人だから、美的感覚があったのだと思います。
細工されたものを見るのが、好きです。
人はみな、泥棒と思え。
人を信用するな。
騙されるな。
税金はちゃんと払え。
迷惑はかけるな。
と、教えられてきました。昔の事です。
職人から、コツコツ、コツコツ働き続けて、
数十年経ち、いつ間にか商人に。
次第に、人が変わり
言った事をひっくり返す、シラを切る、嘘をつく、約束は守らない。
そんな事を繰り返すうちに、子供達や親戚、兄弟たちが、寄り付かなくなりました。
親の悪口を言うのは好きではありません。
でも、私は考え続けてきたんです。
「なぜ、この親を選んで私は生まれてきたのか？
娘でいるどんな理由があったんだろう？」と。
今、父は物事の区別がつかなくなり、
迷惑なことも平気でやれます。
払うお金もないのに、後払いで
モノを買い続けています。
足が悪いので出かけません。
お客さんたちが、いろんなモノを携えてやってくるのです。
見たら欲しくなるので、買ってしまいます。
そのために家中が、モノで溢れかえってしまいました。
偽物貴金属のアクセサリーで、何十万も
お客さんたちに貸してきました。
借用書がたまっています。
それも、もう忘れています。
何度か、止めようとしましたが、
「お前が口を挟む事ではない、ワシの金や。
どない使おうと自由やないか！」と。
今では、
キッチンもロクに使えず、座る場所さえもありません。
三階建ての家の中と持ちビルの中も
美術品だらけです。
自分は億万長者だと豪語しています。
子供達の悪口をいいながら、
「自分は立派な人間だ、ご先祖に恥ずかしくない生き方をずっとしてきた。
こんな立派な人間から、ロクでもない奴らばかりが出てきよった。
カネ儲けもできないクズばかりや。」
と、毎日言われます。
私は最近、なぜこの父親なのか？が、
うっすら、見えてきました。
障害者でも、三男でも、両親と兄弟の面倒を長年見てきました。
今、父は当時と同じ人ではないように見えます。
でも、間違いなく私の父です。
この父から血を受け継いだ娘に違いありません。
こんなに大変だ！
いいかげんにしてよ～！
あー！もう疲れた！
なんで、こんな事になるの？
と、思いたくなりますが、消し去ります。
消し去るために、祈るのです。
言い出したら、キリがないくらい、
父の妄想とキチガイじみた行動に
振り回される毎日が続きます。。
私がもし、こんな姿になっても、、
じゃまもの扱いされたくない。
粗大ゴミ扱いされたくない。
笑顔で接して欲しい。
優しい言葉をかけてもらいたい。
病気だから、、、と許してほしい。
だから、私はそのようにしたい。
してほしいように、してあげたいと思います。
ただ、それだけ。
それと、私があるのは、この父親 と
天国の母のおかげ。
今、父はおかしくなってる。けど、
ワザとやっていない、脳の病気。
どちらかと言えば、哀しい。。
誰かが、守ってあげないといけない。
長年の孤独が、、、
今の父を作り上げたのかもしれない。
母が天国に行ってからは一人ぽっちだった。
寂しくて誰かに来てほしかったのだと思う。
哀しいことに家族、親戚は遠ざかり、
来てくれるのは、詐欺師まがいの人ばかり。
私がどう対処していくのか、
神さまに見られているようにも思います。
わたしの魂は、どんなものか
わたしの心は、どんなものか
わたしは与えられた命を
ちゃんと使っているか。
私の中に愛はあるのか？ とね。
なので、私の一日は
ますます、忙しくなりました。
今日は実家のあと、
梅田まで、ラッセンの展示会に行きました。
癒されてきました。
これは、会場で撮ったものではなく、
パンフレットの写真です。
原画を見てきましたが、
生きたエネルギーを感じてきました。
スッゴク癒されてきました(^-^)
p.sラッセンの絵は家に飾って、はじめて
その美しさを感じるように描かれているそうです。
太陽の光が当たると、まるで、生きてるように
朝日が輝き、夕日が世界を照らし、
生き物が、命の輝きを見せてくれる。
そんな絵だそうです。
確かに色彩の動きを感じる事ができました。
素晴らしい表現力を感じました。(^-^)