48 アンコールワット・8(バイヨン) | シニアのマレーシア滞在記

シニアのマレーシア滞在記

73歳のシニアによるマレーシア珍道中の記録。2024年5月から6月の43日間滞在記です。

 日の出は残念な結果となりましたが、太陽が出ていないので照りつけるような日差しはありません。影が少ないアンコールワットでは曇り空は観光には良いことです。
 と、まあ気を取り直して西参道を進み、アンコールワットの第一回廊や第二回廊を通り過ぎて行きます。そして第三回廊へ登る階段のところまで行きました。多くの人が近くに座っています。案内表示を見ると、第三回廊をオープンするまで30分ほど待つ必要があります。
 そのため第三回廊は断念して戻りました。

 トゥクトゥクの運転手と合流し、次はアンコールトムを目指します。アンコールワットからアンコールトムはけっこう離れています。
 アンコールトムも広いです。まずはバイヨンです。ここは大きな顔のレリーフが有名です。でも、まだ中には入れません。オープンの時刻まで15分ほどあります。しばらく近くのサルの様子を見ていると、予定時刻よりも5分ほど早く中に入れてくれました。チケットはアンコールワットのものと共通です。しっかりとチケットの確認をします。
 バイヨンも、構成としては正方形の回廊があります。外側から第一回廊、第二回廊とあり、中心部には中央祠堂があります。アンコールワットと似てはいますが、かなりコンパクトです。第一回廊は一辺が150mほどです。

 巨大なアンコールワットを見たあとなので、バイヨンを甘く見ていました。顔の巨大レリーフがウリだなと思っていました。確かに顔のレリーフは大きく、素晴らしいです。


顔のレリーフだけど、よく見ないと分からない

 回廊も小さいのでショートカットしないでぐるっと回りました。第一も、第二も。中はかなり入り組んでいます。石がむき出しででこぼこしたままのところが多い。おまけに犬やサルがあちらこちらに。犬猿の仲のはずなのに(笑)。サルは人間が近づいても逃げません。人間がサルから逃げなければならない。

狭い回廊

 中央祠堂は高さもあります。一通り見たので入り口に戻ろうとして出口らしきところに進みますが、方向が違います。東西南北の4方向に出入り口がありますが、入ってきたのは東門のはずです。ところが見当をつけて出口に近づくも、東門ではありません。

この中がけっこう複雑に入り組んでいる

 結局、4方向すべてを回り、ようやく入ってきた東門から出ることが出来ました。この中で不審者のような人と出会っても、どうしようもないです。そういうことでは危険な回廊です。ガイドブックを持ってきていたけど、疲れもあり、見る元気がありませんでした。そのため詳しいことは分かりません。


ころがっている石材にもレリーフが刻まれている