22 ペナン・11(ブラナカン) | シニアのマレーシア滞在記

シニアのマレーシア滞在記

73歳のシニアによるマレーシア珍道中の記録。2024年5月から6月の43日間滞在記です。

 リトルインディアの近くに建つ豪邸ペナン・プラナカン・マンション。ここは予約は不要で、入場料金は20RMです。緑色の美しい建物です。1893年に建てられ、大富豪の邸宅とのことです。ブルーマンションといい、このプラナカンといい、200年以上前の邸宅がそのまま残っていることに驚きます。


 
プラナカンの入り口

 プラナカンは玄関を入ったなかで入場券を買えます。クレジットも可能でした。中に入ると吹き抜けの中庭になっています。プラナカンもそうでした。
 当時の暮らしの様子がわかるように展示された邸宅で、当時の食器や衣類、靴などがていねいに展示されています。さらに台所の煮炊き用のかまどもほぼそのまま残っており、その近くには鍋などのまさしく日常品も展示されています。


 
こういった日用品もきちんと保管されている

 水の浄化装置も3種類あり、一つはウィーン製でした。隣の部屋の一面にはマレーシアの特産のすず(ピュータ)で作られた食器や精緻な飾り物がびっしりと並んでいます。ブルーマンションの椅子も螺鈿が使われていましたが、プラナカンはさらに多く、しかも見学する私たちが自由に座ることができます。恐れ多いけど、疲れていたので休憩にちょうどよかったです。試しに持ち上げてみようとすると、重すぎて片手では動かないほどの重厚な椅子もありました。


 

 螺鈿が随所に装飾されている家具類

 床のタイル、彫刻、柱、インテリア全てにおいて豪華絢爛、派手派手しく美しい世界。
作品の展示数は1000以上。部屋数も多いです。