皆さん、「ロボコン大会」というのはご存知ですか?私共新潟県には小学生のロボ
コン大会があります。参加する小学生が、自分自身で製作したロボコンを持ち込み
一定のルール上で争います。毎年ルールが変わるのですが、今年はピンポン玉や空
き缶をそのロボコンを使って一定時間内に籠や入れ物に入れ、その数を競うという
ものでした。
わが息子も昨年の屈辱を胸に準備万端で参加。事前の練習もばっちりで自信満々で
した。さぁーっ、一回戦!!スタートから順調です!!採ったピンポン玉や高得点
の空き缶を次々に籠の中に入れていきます。しかし、「いける!!」とおもったそ
の瞬間、思いもよらぬ事が起こりました。息子がせっかく入れた籠の中から、対戦
相手がピンポン玉や空き缶を次々と運び出し自分の籠に入れていくのです。「えっ!
それは卑怯な!!」と考える間もなくほとんど運び出されてしまい、籠から運び出
す機能を持たない息子のロボコンは惨敗でした。
釈然としない気持ちを抱えながら、息子が敗れヒマになった私は、その他の対戦を
見学していました。勝ち上がる子供は皆相手の籠からアイテムをどんどん奪ってい
きます。準決勝クラスになると、奪い合いと同時にその防ぎ合いです。
ルールブックを読み返しました。どこにも相手の籠からアイテムを奪ってはいけな
いとは書いてありません・・。書いてあるのは『フィールドの中のアイテムを時間
内にどちらが多く自分の籠に入れるかを競う』という言葉だけです。私と息子はル
ールを自分勝手に解釈し、思い込みで相手を「卑怯」と感じていたのです。
もしかしたら仕事でも、勝手に解釈したルールをつくっているのかもしれません。
『うちは建設業だ!!』
・・いや、製造業でもあるし、鉄鋼業ともとらえることができるのでは?
『うちは月産300t!!』
・・って、誰が決めたんでしょう?
『外国製材料は使ってはいけない!!』
・・JIS規格を通った材料なら問題ないのでは?
『鉄骨屋は儲からない。』
・・これも業界全体の思い込み?
考えてみれば、これらは単なる思い込みにすぎません・・。(検証の必要はありま
すが・・。)
『私は太っている・・。』
・・これも大いなる思い込みに違いありません♪♪