1から
中国船が海自艦にレーダー照射 狙いは日本の資源か?
青山繁晴がズバリ解説
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
<引用ここから>
山本浩之
はい。ま、東シナ海をめぐる動きってのは、緊迫しているわけですが、
それがずっと続いているわけですけども、
それを簡単にまとめました。
先月の動きです。
19日、クリントン、当時の国務長官が日米外相会談において、
尖閣諸島は日本の施政下にあると、明言をした、
その直後に、中国海軍は、海上自衛隊のヘリに、
レーダー照射をしたと、疑われる事案が、えー、起きております。
で、同じ1月、先月の25日、公明党の山口代表が、中国において、
習近平総書記と会談をいたしました。
この時には今VTRにありましたように、対話を通じて、
問題解決を図ると、いうことを確認をしたわけですけれども、
その後の1月30日に、中国海軍が、今度は、海上自衛隊の護衛艦に、
レーダー照射をしたと、いうことなんですけれども。
さ、こういった…。
青山繁晴
はい。あの、この経緯だけ見ていただくとですね、
あの、ま、この経緯もちろん正しい事実経過なんですけど、
一見ですね、その、アメリカが中国を強く牽制したら、
いわばそれに対応するように、海上自衛隊のヘリに、
レーダーを照射したように見える。
それからさらに、習近平、中国共産党総書記が、
日中首脳会談やりたいなみたいなことを、
公明党の山口代表に言ったら、それにも逆らって、
軍部が、今度は海自の護衛艦にレーダーを照射したように見える。
しかし本当は実はそう見えるだけであって、このレーダーの照射、
海上自衛隊の艦船に対する、あるいはヘリを含めた、
装備に対する、レーダー照射っていうのはですね、
この前からずっとあって。
山本浩之
「はぁはぁ…」
青山繁晴
実はこれは、もちろん中国が全面的に悪いんですが、
民主党政権下では、
その中国の、異常な、国際法に明らかに違反する行動を、
公表しなかったと。日本側も。
山本浩之
「はぁはぁ…」
青山繁晴
で、今回政権交代になって、こういうのが表に出てきたんであって、
実は、これがあってこう、
これがあってこうという流れではないと、いうのが、
あの、私自身にも、今回の公表を通じて、
その後の情報収集で、明らかになったばかりなんですね。
山本浩之
そうですか。
それでは、ま、さっそくって言っては何ですけれども、
今日は、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーは、
この問題について、詳しく解説をしていただきたいというふうに
思いますので、ちょっといつもより時間は早いんですけれども、
このコーナーにまいりましょうか。
青山繁晴
はい。あの、今申し上げたことも、あの、視聴者、
国民にとっては、あの、え、そんな前からあったのかっていう、
その、意外の感あったと思うんですけど。
山本浩之
「そうですねー」
青山繁晴
それも、このあとコーナーでじっくりと、
証言に基づいて解説していきますが、
あの、コーナー全体を通じてではですね、
あの、今、目の前で起きたことについては、とりあえず、
防衛大臣の非常に冷静な、その発表もありましたから、
そのことの根っこにあるものを、その根幹にあるものというのを、
推測ではなくて、あくまで当事者の証言に基づいて、
えー、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
で、今日の最初のキーワードというのは、これです。
(フリップ出す)
山本浩之
「『武力衝突よりも中国の罠に備えよ』と」
青山繁晴
はい。
これあの、やはりこれだけ、緊迫したことが
実際に起きてしまうとですね、これつまりあの、
たとえば僕が中国軍で、ヤマヒロさんが海上自衛隊とすると、
あの、この、すみません、こんな動作も嫌ですけど、
あの、顔の、っていうかここの正面から、銃口を向けて、
そして、ま、だから、こうやって狙いを定めて、
もう引き金に指がかかってると。
したがって撃つまでに1、2秒と、いう状況なんですよ。
だからヤマヒロさんとしては、その、この至近距離で、
その、逃げられるかどうかっていう状況で、
逃げるのか、それとも…。
山本浩之
「あるいは…」
青山繁晴
「対抗するために…」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
あの、銃を出すのかと。
出すとしても、もう間に合わないかもしれないっていう、
そういう状況なんですね。
したがってキーワードに戻りますとね、
普通、武力衝突の心配するわけですよ。
えー、今の日本のメディアも、ま、そういうことを重点にして
伝えてるわけですけども、
本当は、そういう恐れも含めて、全部中国の罠であって、
したがって、その、軍部が主導で行ってることは間違いありませんが、
その、罠が何を目指してるかということについては、
中国の共産党や、あるいは中国の行政機関に至るまで、
ま、連携してると、いうのが…。
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
今回の事件の真相だと思いますので、
それを具体的に見ていきます。
えー、その時に、もうひとつ考えなきゃいけないのは、
中国はやっぱり、
50年100年という長期的な戦略を立てる能力を持ってます。
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
これは、ありのままにフェアに認めなきゃいけない。
もともと戦争に弱い、民族や国っていうのは、
そうやって外交が上手だし、中・長期的な戦略を立てやすい。
日本やドイツのように、かつて日本も戦争強かったです、
そうすると、どうしても、あの、拳骨で、最後やろうと思うから、
やっぱり短期的になりやすくて、その、外交も下手になりやすい。
えー、中国ははっきり言うと戦争が弱いから、
万里の長城つくらざるをえなかった国なんで、
あの、そういう長期的な戦略で今回も来てるってことを、
ありのままにこのあと、皆さんと一緒に考えたいと思います。
山本浩之
はい。では詳しくは、コマーシャルをはさんで、
解説をしていただきたいと思います」
(いったんCM)
山本浩之
ま、日中関係が日増しに、緊張感、高まる中、
レーダーの照射ということが明らかになりまして、
懸念されるのは武力衝突なんですが、ひとつめのキーワードは、
その武力衝突よりも、中国の罠に備えよというものでした。
えー、中国の狙いは何なんでしょうか。
さっそくお願いしたいと思います。
青山繁晴
はい。えー、きのうの夜のわりと早い時間帯に、
防衛大臣の緊急記者会見、それも異常な会見だったですよね。
会見室を使わずに、ああいう、ま、
ぶらさがりって言うんですけども、
記者団を自分の身体の回りに集めて、
一問一答で答えるっていう、ま、本当に、
やや、異様な形の記者会見をやったわけですけど、
その会見が意味するものから、まず見ましょう。
はい、出して下さい。
村西利恵
「先ほどからお伝えしていますが、今年1月に2件、
海上自衛隊がレーダーを照射されるという、
事案があったことが分かりました」
青山繁晴
はい。これまずね、えーっと先月の19日に、
中国の、フリゲート艦って書いてあるんですが、
ま、ほんとはこれ『艦』いらないんですね。
フリゲートって言ったら船のことなんで。
で、フリゲートっていうのも、
海上自衛隊ではこの言葉は使いませんから、
イギリス海軍なども使いますけど、
日本は使ってないんで馴染み薄いと思いますが、
要は小回りのきく軍艦だと。
ちょっと大型のもあったりするんですけど、
基本的には、小回りがきくタイプの、小さいけれども、
ある程度の破壊力を持ってる、軍艦という意味ですね。
で、それが、東シナ海でというふうに、この防衛大臣は、
慎重に、発表したんですが、
これ実際は東シナ海の中でも特定の地域で、
私たちの尖閣諸島から、北へ百数十キロ、
短いと、百キロ割るぐらいの、
つまり尖閣諸島を横目に見ながらの、海域で、
まずは海上自衛艦の搭載してるヘリ、
これSH60Kってヘリなんですが、それあの、普通には、
哨戒ヘリって言って、この、潜水艦とか、軍艦を
海の上から監視するってヘリってことになってますが、
もちろん武装してて、海上保安庁のヘリとは全く違います、
その武装っていうのは、あの、魚雷も持ってるし、
あるいは持つことができるし、
それから潜水艦を沈める爆雷も持ってるし、
それから、その、水上艦を攻撃できるミサイルも持ってるって
いうですね、あの、非常に能力の高いヘリです。
それに対して、この射撃レーダーなんですが、ここにもう、
あえてFCっていう、これ普通あの、自衛隊と、
自衛官と僕は会話する時にはもうFCとしか言いません。
これあの、実はこれ簡単な言葉なんで書いたんですが、
ファイヤーコントロールです。ね。ファイヤー。
ファイヤーってあの、映画なんかで、あの、撃つ時に、
こうミサイル発射する時なんかに、
ファイヤー!って言いますよね。
その、撃て!って言うでしょう?
で、それをコントロールするわけです。
で、コントロールっていうのはつまり、あの、
撃つのをコントロールするって意味は、
要するに当てるってことですから。
だから、あの、先ほどコーナーの最初で言った通り、
ぴたっともう照準を合わせて、で、しかも、
現代の海戦なんで、その、相手が逃げようとするやつも、
こう追っかけていくのも含めて、そういうそのレーダーを、
照射したってことは、つまりもう数秒後に普通は、
ミサイルなり大砲の砲弾なりが、飛んでくるはず、なわけですね。
だからいろいろ説はあると言いながら、国際法上は、
もうこれは軍事行動、武力行動を中国が勝手に、
理由もなく仕掛けてきたっていうことなんですね。
村西利恵
「ということですね」
青山繁晴
で、さらに、それから10日余り経ったら、
今度は、ヘリじゃなくて、その、護衛艦そのものに対して、
同じように、ま、小さいフリゲート艦から、3キロっていうのは、
もう目で見える距離って意味です。
だから、近いです。
そこから今度、はっきりしてるのは、数分間に渡って、
えー、この、そういう、ファイヤーコントロールレーダーを、
照らしたっていうことなんですね。
で、これさっきあの、防衛大臣が、えー、
発表になぜ時間かかったのかっていうことを、
聞かれてたんですが、これ、僕、いろいろ調べましたら、
あの、実際に解析に時間かけてるんです。
というのはですね、この、たとえば、『ゆうだち』も、
それから『おおなみ』であっても、日本の護衛艦って基本的に、
その、レーダーを、この、当てられたら、すぐに、
当てられたっていう、分かる能力は持ってます。
但しですね、それを、その中国側に正式に抗議する、
あるいは日本国民に、あるいは国際社会に知らせるためには、
それを確定しなきゃいけないので、その、データを、
中央に上げて、そこで実際にその周波数の解析も行い、
それからさらに、こういうその中国の船が、
その時どういう位置にいたかも、実は全部記録に取ってるんで、
上から監視して、さっき言ったとおりヘリを含めて、
あるいは、対潜哨戒機、P3Cってのもあるんですが、
日本の能力は非常に高いですから、そうやってデータを取って、
あとからちゃんとこういう(中国の)船が、
そこにいたことを確認できるんです。
だから全部船を特定して、もう一切、その、
たとえばでっち上げだとか、捏造だとか、中国が(に)、
言わせないようにして、今回発表したんで、
実は時間をかけたっていうのは、
本当にそういう理由であることが、僕なりに確認できました。
山本浩之
でも、先月30日に、その、数分間も照射を受けてた、
その護衛艦に乗っていた自衛隊員たちは、
大変な状況だったですよね、
もうそれはもう照射されてることは分かってるわけですからね。
青山繁晴
分かってます。あの、はい、そうです。
で、したがって、この船は実際には回避、回避行動を取って…。
山本浩之
「取ってますよね」
青山繁晴
ずーっとこう逃げようとしたという、ね、いうことなんです。
で、その上でですね、実は、夕べから今朝に、いや、
夕べから先ほどまでかけて、その、情報収集した結果、
僕にとってもちょっとショッキングなことが、
2つ新たに分かりました。
これはメディアには基本的に出てません。
まず1つめ、これです。
村西利恵
「複数の政府当局者によると、『民主党政権時代にも、複数回、
射撃レーダー照射があった。官邸に情報を上げたが、
政治判断で公表されなかった。
安倍内閣は事実を確認の上、発表した』」
青山繁晴
はい。えー、これ民主党政権と書きましたが、僕は最初、
野田政権ていうふうに聞いたわけですよ。
なぜかというと、普通の常識だと、去年の9月に、
野田政権ができてからそのあとに、
去年の9月に尖閣諸島を国有化してから、
こう事態は緊迫化したって言われてるから。
その前提で聞いてたら、その、何人も何人も、政府当局者、
これ全部現職ですが、聞いていくうちに、
いや、実は国有化の前から、あったんだよと。
村西利恵
「前から」
青山繁晴
はい。これ実は重大な情報なんですよね。
つまり、もっぱら中国側が、
日本が、尖閣諸島の国有化ってことをやったから、
緊迫してるんだといつも言ってるけど、
何と国有化する前から、尖閣諸島を、
ま、狙う目的と思われますが、その目的で、
日本の領土をどうにかしようっていう目的で、
こういう挑発行動をやってたっていうことが分かり、
そしてさらに、その海上自衛隊、あるいは海上幕僚監部から、
その、官邸に上げても上げても、その、
潰されたって言い方した人は一人もいなかったけれども、
実際にはもう潰してるわけですよね。
これ、公表しないのがなぜ日本国民の利益になるのか、
説明つきませんから。
そして実は、その、現内閣は事実を確認したけども、
その、前の内閣では、そうやって、
その事実を確認していったのかどうかも、はっきりしなかったと。
山本浩之
「えー」
青山繁晴
海上自衛隊独自には、確認していったけれども、
官邸が何考えてるかも、結局分からなかったと、
いうことなんですね。
一同
「はぁー…えー…」
青山繁晴
で、この話はその、前政権の問題もあるけれども、
もう一回言いますが、一番重大なのは、
国有化してから中国の動きが始まったんじゃない。
むしろ国有化を、口実に、中国の側が
、緊張高めてきたっていうことが、
ここでひとつ明らかになると思いますね。
それからもうひとつはさらにショッキングなんですが、
実はですね(次のプロジェクター画像出るが)、
ちょっとこれを読んでいただく前に、
僕の方から、政府当局者に何人にも質問したのは、
今は、これ水上艦って言うんですが、
水の上にいる船の話だけになってるけど、
この水の上にいる船だけが、その、単独で動くってのは
作戦上ありえないので、見えない、水の下の、
潜水艦に動きはあったんじゃないかということを聞きましたら、
何と僕が聞いた人たちは、全員、
実は、潜水艦の間でもありましたってことを認めて、
で、それ以上は言えないって人もいたし、
実はこういうことがあったってことを、だんだん、
何度も何度も同じ人、を含めて電話をかけるうちに、
明らかになってきたのがこれなんです。実は…。
村西利恵
「その内容ですが、『中国の潜水艦が、海上自衛隊潜水艦に
距離500メートル以内まで接近し、その時、注水音に続いて、
魚雷発射口を開けるような音が聞こえた。
海上自衛隊潜水艦は、回避行動を取った』」
青山繁晴
はい。これあの、ちょっとだけ細かい話しますとね、
潜水艦ってこうあってですね、で、あの、
魚雷発射管あるっていうのは皆さん映画その他で、
ご存知だと思うんですが(一同同意)、
あの、魚雷発射管って、あの、
いつも魚雷が入ってるわけじゃないんですよ?
何か、要するに魚雷を発射しようかと思う時に初めて
魚雷を入れるんですが、魚雷入れる時の発射管っていうのは、
水が入ってないんです。
当然ですね。水が入ってたら、入れようとしたら、その、
水浸しになっちゃうから、艦内が。
だからまず魚雷を入れますね。そして内側の蓋しますね。
で、今度外から海水取り入れて、その魚雷発射管の中を、
水で満たすんです。
で、水で満たして、
水圧が、潜水艦の内側と外側と同じになってから、
今度は蓋を開けておくわけです。
いつでも撃てるようにですね。
で、日本の潜水艦はもうちょっと高級で、あの、
軍事機密だから詳しくは言えないけれども、蓋じゃなくて、
キューっとこうね、その、
音もせずに閉まるようになってるわけですね。
で、中国の潜水艦は、はっきりしないとこもあるんだけども、
基本的には旧式と考えられるから、まずですね、
この、あの、注水音っていうのはですね、キュイーンって、
キュイーンってね、あの、僕自身も非常に強烈に
記憶に残ってるような、もう特徴のある音なんです。
キュイーン、キュイーンっていう音がして、
それから、バタンっていうような音がするわけです。
山本浩之
「えっ、それ聞こえるんですか?」
青山繁晴
「聞こえます。あの、潜水艦の音を聞く能力で」
山本浩之
「ああ、そうなんですか」
青山繁晴
はい。あの、言っていい範囲内で今は申してますが、
日本の能力は非常に高いですから。
あの、これは映画でもご存知のように、潜水艦が近づいてきたら、
たとえば話するなって言ったりするでしょ、
物落としたりするなとか。
一同
「ああー…、ありますね…」
青山繁晴
だから潜水艦の外側で蓋が開いたり閉まったりしたら、
当然、あの、音は実は聞こえるわけで。
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
で、その時に、海上自衛隊は、
その、はっきりは確認できなかった、
つまり、中国の潜水艦がどういう能力を持ってるかも
はっきり分からないから、しかし、とりあえずは回避行動を取り、
ここには書いてませんが、
実はそのあとずーっと続けてることがあって、
それは、そういう時にすぐ深く潜るっていう訓練を、
現在もやってるんですよ。
それはなぜかというと、中国の潜水艦は日本より劣ってますから、
その、深い所は追っかけてこれないので、
とりあえずすぐ深い所に潜って回避できるような訓練を、
現在も続けてるってのが、実は知られざる実態なんです。
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
そしてこの件で最後に申しておきますが、
これを防衛省の首脳に確認したところ、
いや、私が聞いてるのは、今回が特別な、特異な、
特異って言ってました、特異なケースってことしか、
言ってないと。
そしてこういう話(注水音や魚雷発射口を開けるような音)に
ついては、私は聞いてませんってことを、あの、
おっしゃいました。
それは念のため、申しておきます。
ま、その方の責任感によって、そういう言い方をされてるんだと
思います。
僕としてはこれ事実関係間違いないと思ったので、今、
ここで、明らかにいたしました。
で、その上で、じゃあその根幹は何なのかっていうことですね。
それ次に見ましょう。はい、出して下さい。
村西利恵
「一連の動きの根幹にあるもの。
その1は、中国軍による、“計画的な脅し”。
青山繁晴
はい。えー、これは、だから、たとえば軍部が、その、
偶発的にやったとか、あるいはその、
アメリカ軍の力が実際に非常に強くて、中国共産党や、
中国の行政機関の方は、軍から見たら弱腰にも見えるから、
軍としてはメンツの問題もあるから、こうやったとか、
云々かんぬん、そういう側面がゼロとは言いませんが、
基本的には、計画に基づいた脅しなんですよね。
で、その脅しってことは目的があるわけで、それはこれです。
村西利恵
「中国側の狙いは、領土紛争の存在を日本に認めさせること」
青山繁晴
はい。で、ご承知のとおり、
これは現在の安倍政権だけじゃなくて、野田政権時代も、
これも公平に申さなきゃいけないけれども、
さっき公表しなかったの問題あるけれども、
しかし野田総理を含めて、野田政権も、その、
びくともしなかったですね。
領土問題、そもそも存在してませんってことを、
言ってましたけれども、しかし日本の財界人からは、
こういう発言がいくつも出ました。はい、出して下さい。
村西利恵
「経団連の米倉会長は、『中国が、これほど問題視しているのに、
日本側が問題ないというのは理解し難い』と、話しています。
さらには、前駐中国大使の丹羽さんは、
『外交上の係争はある。「ない」というのは理解不能だ』と、
話しています。
青山繁晴
はい。まずこの米倉経団連会長、いちおう日本の、ま、
大企業の集まりのトップ、である人がですね、
これ中国は問題視してるのに、日本側が問題ないっていうのは
理解し難いっていうのは、まるで
中国という大国が問題になさっているのに、
われわれ下々の日本側が問題ないっていうのは理解し難いって
言ってるようにも聞こえるぐらいの発言です、
もちろん真意じゃないと思いますけれどね。
但し、経済界の中からも批判が出てるのは、
米倉さんは自分が会長を務める企業が中国との経済関係が
非常に濃いので、その、自分の利害関係で言ってるって指摘は
実は財界の内部からも、僕も、経済部の時代の知り合いも含めて、
それたくさん出てるんですね。
そしてさらに、この、丹羽さん、前の中国大使ですが、
この方は伊藤忠です。
だから、その人事も間違いだったと思いますけれども、
経済界の方なんですね。
で、この、丹羽さんは、その、大使を、
はっきり言うと解任されたあとも、係争があるんだから、
ないなんてことはない、その、
領土問題って言い方はしてないけども、
その、係争を認めろとかいうことをずっと言われてるわけですね。
これ、実は中国共産党が、もう諸手を挙げて喜ぶ、
大歓迎の発言なんですよ。
それはどうしてかというとですね、
はい、ちょっとこれ見ていただけますか。
村西利恵
「はい。尖閣諸島をめぐる歴史、です」
青山繁晴
はい。で、これはですね、この歴史の中に、
これ今まで『アンカー』でやった歴史なんですが、
中国にとって、その、致命的な、問題があるんですね、
中国にとって。
それはですね、まず振り返りますと、
1895年に、その、日本政府はまず尖閣諸島のあたりを、
綿密に調査し、そしてさらに清国、つまり当時の中国ですね、
中国にも、領有権の主張がないことを確認した上で、
その、きちんと目に見えるように閣議決定をして、
尖閣諸島を日本領土に編入して、国際社会に通知したわけです。
で、この明確な歴史がありますから、
そのあと日本が戦争に負けるってことはありましたけど、
戦争に負けたあと、1945年に戦争に負けて、
7年後の1952年にサンフランシスコ講和条約が発効して、
日本は現在のように独立、国家主権を回復しました。
しましたが、この条約の中にですね、えー、趣旨としては、
尖閣諸島、尖閣諸島を含めた、その、この、南西諸島は、
日本のものであるけれども、その、ここ以外は、
その日本の独立を許すけれども、この南西諸島については、
日本の領土だけれども、しばらくの間、
アメリカが施政下に置くと、いうことをこの条約には
盛り込んでたわけですね。
だから、中国は、この3年前に国ができてたんです、
今の中華人民共和国、1949年にですね。
だから当然、ちょっと待ってくれと言わなきゃいけない。
この条約には入ってませんけれども、
しかし、中華人民共和国はこの条約には入ってないけれども、
しかし、その条約の条文にある尖閣諸島が自分のもんだと
当時から思ってるんであれば、当然ちょっと待ってくれって
苦情は言わなきゃいけないけど、何にも言わなかったわけですよ。
そして、何と10数年が過ぎて、1960年代の終わりになって
国連が、やがて、石油とか天然ガスが、
特に石油は枯渇すると思って、全地球を調査したら、
この尖閣諸島の下だけ有望なのがあって、石油や天然ガス、が
埋蔵されてる可能性が高いと発表したら、
突然中国の態度が変わり出して、そして1971年になって、
台湾を含め、中国は急に、
尖閣諸島は昔から中国のものだったってことを言い始めたわけですね。
ということは逆に見たらですね、要するにここまでは、
この赤で書いてあるここまでは、1960年代の終わりまでは、
領有権を主張したこともなければ、
それどころか関心もなかったってのは明々白々で、
これは歴史を帳消しにできないから、致命的な弱点なんですね。
中国側にとっての。
ところがですよ、それはそれとして、今、領土問題、
あるいは紛争、あるいは係争があるんだと、認めた瞬間に、
日本が認めた瞬間にどうなるかというと、こうなるわけです。
村西利恵
「いま日本が領土紛争の存在を認めると、
中国の致命的弱点が帳消しになる」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
はい。
つまり過去は過去のこととして、
とにかく現在は揉めてるってことを日本も認めたんだから、
もうこのこと(歴史的経緯)はいわば参考情報であって、
現在とこれからを話しようってことに、
一瞬で変わってしまうわけですよ。
だから経済人だけじゃなくて、政治家や、
あるいは一般国民の方でも、僕にメールで、
揉めてんだから、それぐらい認めるべきだってメールが
このごろ実は増えてきたんですが、
全部、中国にとっては思惑どおりです。
そして、根幹にあるものの第2、はい、出して下さい。
村西利恵
「自衛隊は相手に撃たれてからでなければ撃てない」
青山繁晴
はい。これ正確に言うとですね、わが日本国自衛隊は、
閣議で、防衛出動を閣議決定してないと、
つまり、相手の国が国会の意志で侵略してきたってことを
全部確認できて、つまり相手の国に確認するんですよ?
村西利恵ちゃんが相手の国だったら、
利恵ちゃん、僕に侵略してきましたかって…。
村西利恵
「言うわけないですよね(笑)」
青山繁晴
ことを確認して…、はい、そうです、侵略してますって言ったら、
初めて閣議決定できると。
それまでは、自衛官なのに、
僕ら一般人と同じことしかできないから、
相手がこうやって銃向けても、何もできない。
もしほんとに撃ったらですね、
僕ら一般人は、撃たれたら正当防衛になるわけですよ。
山本浩之
「はぁ~…」
青山繁晴
ということは、中国はそれを知り尽くしていて、残念ながら、
いわば、日本国民よりも、はるかに詳しく
それを知り尽くしてるから、平気で、このレーダーを
こうやって当てるわけですよ。ね。
これがアメリカ軍だったら、
あるいは同じ敗戦国のドイツ軍だったら、必ず撃ちますけど、
わが海上自衛隊だけは何もできないってこと、
知ってるわけですね。
そしてさらに、だから、憲法改正とかそういうことが、
右とか左の問題じゃないってここで分かっていただけると
思うんですが、根幹にあるものの3つめ、これです。
村西利恵
「尖閣諸島は、『領土』よりも『資源』の問題」
青山繁晴
はい。今までの話でお気づきの方多いと思うんですね。
『アンカー』で何度も言ってきましたし。
すなわち、私たちの尖閣諸島、沖縄県石垣市の尖閣諸島に
領土問題存在しませんから、領土の話じゃなくてあくまで、
その、資源を、私たちの日本の資源を、
他国が奪いに来てるということなんです。
したがって、海の中の資源というのは、
今、日本にとってどういうものなのか。
(日本は)資源がない国のはずでしょ?
それが資源があるから中国が取りに来てるんですね。
さっきの1960年代終わりから70年代初めの話で、
もう皆さんお気づき、だと思います。
したがってこのあとは、じゃあその資源を、
日本がどうするのかという問題、ですね。
それは、キーワードこれです。(フリップ出す)
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『小さくて大きな希望』。
日本の資源を狙う中国にどう対抗すればいいのか。
このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「尖閣諸島はむしろ、資源の問題なんだと。
具体的にそれはどういうことなのか。
続きをお願いしたいと思います」
青山繁晴
はい。
これ今ちょうど私たちの尖閣諸島の写真を
出していただいてるんですけれども。
あの、かつて国連の専門機関が1960年代の末に、
その、事実上発見したのは、ま、
旧来型の石油とか天然ガスだったわけですけども、
それもあります。ね。
それも、まだまだ採掘これからなんですけれども、
このずーっと北の方、今回の、あの、レーダー照射も、
この北の方で起きたんですけど、
その北の方から日本海に入っていって、
竹島の南を通って佐渡島の、南っていうふうにですね、
ずーっとそのメタンハイドレートの、この番組で何度もやった、その、○○○の、地域、海域が、実は広がってるってことあるんですね。
で、その海の資源について、これこそまさしく中国の方が、
たとえば日本のマスメディアよりもよっぽどよく覚えてて
知ってる、事実があるんです。
それは何と、あの、最後は無残な辞任に至った、
第一次安倍政権の時に、
実はこういうことがあったんです。はい、出して下さい。
村西利恵
「第一次安倍内閣の時に成立した海洋基本法では、
日本の海の治安を守って、海洋資源を活用することを
義務化しています」
青山繁晴
はい。これ2007年7月、まさしく第一次安倍政権の時に、
超党派で成立した法律なんです。
なかなか、あの、
顧みられることが少なかった法律なんですけども、
画期的なのはですね、まず、その、海洋資源というのは、
普通は水産資源だったんですね、日本は。
漁業も盛んだし。
えー、ところが、それはもちろん、それに加えて、
その鉱物資源もちゃんと開発して、
子々孫々のために使っていかなきゃいけない、
実用化しなきゃいけない、義務ですよってことを
定めたのがこの第17条で、
石油、可燃性天然ガス、マンガン、コバルト、云々って
書いてますけど、この条文つくった一人が、
今の防衛大臣の小野寺五典さんなんですよ。
で、僕はこの当時から、メタンハイドレートも明記してくれって
言ったんですが、小野寺さんは、いや、この天然ガスの中に
入ってますからと、メタンハイドレートは
凍ってる天然ガスなんで。
そしてこのマンガン、コバルトっていうのは何かというと、
これ海水の中から取り出せるんですよ。ね。
で、実は日本の、日本は海の面積で言うと世界6位だって話は
よく言われるけど、海ですから当然体積も見なきゃいけない、
深さを含めた。
体積で言うと、何と世界で200ぐらいある、
国があるわけですけど、第4位なんですよ。
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
ね。本当の海洋大国です。
それちゃんと活かしなさいってことが盛り込まれて、
そのためにはこの2つ、1つは日本の主権を、侵害する行為を、
ちゃんと防止しなきゃいけない。
で、さらに、海の安全だけじゃなくて、治安の確保を、ちゃんと、
必要な措置を講じて、やらなきゃいけませんよってことを、
実は定めたわけですね。
で、これを、実は2007年以降、安倍政権の命運は、じゃなくて、
日本国としてずっとやってれば、実は今回の、尖閣の、
この事態も、中国の仕掛けも、
実はできなかったんじゃないかっていうぐらい、
大事な法律なわけです。
で、この法律、中央政府は今までなかなかやらなかったけれども、
この『アンカー』で言ったとおり、実は自治体の中で、
あの、たとえば僕が知事さんを訪ねていって、
兵庫県の井戸知事や京都の山田知事や新潟の泉田知事、
そして和歌山県の仁坂知事、こういう、
はっきり言うとすごく開明的な人々、僕はここから、
日本の新しい時代ほんとに始まると実感してるんですが、
そこで話し合っていったらですね、
今までずっと日本海のお話をしてきましたが、
実は太平洋側でも、もう一度謙虚に、自分たちの海の資源を、
まず自治体からやろうっていうことに実は目覚めていただいて、
つい先日、こういうことが行われました」。
村西利恵
「先月31日に、和歌山県と独立総合研究所が、
メタンハイドレート予備調査を行いました」
青山繁晴
はい。実はあの、僕自身も長年、この、
僕が社長を務める会社の名前を出すことは、ま、
ためらい、控えてきたんですけれども、
この件、もう、どんどんそのまま、報道されるようになりました。
ちゃんと実名でですね。
だから今日も、報道番組だからこそ、出しましたが、
えー、先月の31日ですから、ついこないだですけれども、
この和歌山県の西側の沖合に、
この和歌山県の『きのくに』っていう、
今までは漁業調査しかやったことない船に、
このメタンハイドレートを安く見つける、特許を、
日本・オーストラリア・アメリカ・中国・ロシア・韓国、
全部特許を持ってて、しかも特許料は1円も取りません、
取ってません、これからも取りません、その技術を持って、
この和歌山県の船に乗り込んで調査をいたしました。
これ予備調査なんですが(VTRスタート)」
青山繁晴
この画像(動画)見ていただくと、まずですね、
背中に抱えてるの、あれ海図なんです。
正直、船の施設が十分じゃないんで、
海図をまず自分で持ち込むと。
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
そしてこの『きのくに』で出て行ったんですが、
これ冬なんで相当、実は、これあの、
冬の海にしては凪なんですが、大きなうねりがあって、
なかなか本当は小さな画面を見るのが大変ですが。
青山繁晴
この画面見ていただくと、専門家ならすぐ分かりますが、
ものすごく古いんです。
えー、そして、これは、ずっと前に一度だけスイッチ入れたけど、
そのあとは実は使ってなかったって。
山本浩之
「えー」
青山繁晴
だから、ま、下の段にあってですね、しかもこれあの、
今、海の中を、特許技術で見てるんですが、
ブラウン管が耐用年数を過ぎていたので(一同笑)、
えー、間もなく、もやがかかってきて、映らなくなって、
それで二人で必死で見てるわけです。
村西利恵
「はぁー」
青山繁晴
で、デジタルデータが取り出せないので、
そして、どうしたかというと、
この手前に黒いカメラが映ってますね、
これ普通の家庭用ビデオカメラです。
これで画面を撮ってですね。
山本浩之
「えっ!」
青山繁晴
アナログ情報で取って、今、
独立総合研究所で解析を始めたんです。
これ実は和歌山県にも言ってないことが1個あって、
その解析するために私たちは、
正直言うと自分たちの血を流して、
千数百万円の機材を新たに入れました。
山本浩之
「えーっ」
青山繁晴
したがってまた、大赤字ですけれども、大事なことはですね、
こういうその、機材を今後どうするかということも含めて、
機材が古いからやめときましょうってのが
今までの日本のやり方でしょう?
それをですね、あの、こうやってテレビで公開することも
許してくれて、ちゃんとその、県民、国民に
そのありのままの姿を見せて、みんなで考えながら、
少しずつでも前に出て行こうと。
政府がやるでしょう、どっかやるでしょう、
で待つんじゃなくて、ちっちゃいところから、
できるところから始めましょうっていうことを、
和歌山県が知事とともに、あるいは県庁の方々も
乗り込んで下さった、その努力で始まったっていうことはですね、
小さくても、ほんとに大きな希望っていうものを
僕は感じるし、こういうところが中国の、はっきり言うと、
よこしまな動きに対しても、立派な抑止力になっていくんです。
はい。
山本浩之
「ありがとうございました」
青山繁晴
「はい、ありがとうございました」
<引用ここまで>
記事3に続く