モヤシがうちの職場で働くことになってから早1ヶ月。
おかしい…。
無遅刻無欠勤で真面目に働いている。
自己紹介の時に感じたレジェンド臭が日に日に薄れて行く。
仕事に対する姿勢も至って真面目。
受け答えもしっかりと出来る。
これは喜ばしいことなのであるが、
何かが足りないwww
俺は、レジェンドを迎え入れる準備をしていただけに、
肩すかしを食らった様な気分である。
そんな平和な日々が続いていたある日、
小山部長が突然職場に現れた。
「おう、モヤシはどうだ?真面目に働いているか?」
どうやらモヤシの様子を見に来た様だった。
俺は真面目に働いていて、欠勤も遅刻も無く、
他のスタッフとも上手くやっていると、正直に伝えた。
「そうか、それは良かった。」
小山部長もひとまずトラブルが無い事に安心している様子だった。
そして、
「ところで、」
小山部長が唐突にそう切り出した。
ビクッ
俺は思わず身構えた。
まだ何かあるのか…?
何?何?…なんなんだ?
俺は軽くパニくっていた。
「欠勤魔なんだけど、
まだ退職してないんだよね。」
「え?」
俺は部長の言っていることが理解出来なかった。
「ん…?どういう事ですか??
先月の○○日付けで退職になった筈ですが…。」
「いやぁ、実はね、まだここの事業所に
配属されている事になってるんだよね。」
「え?あれから1日も出社していませんけど?」
「うん、だから、あれから1ヶ月間、
無断欠勤をしていることになってるんだよ。」
「ええぇ?何でですか?」
「あれから現在まで、
辞表が提出されていないから。」
冷静に考えれば直ぐに思い当たるのだが、
忘れかけていた欠勤魔の名前が出て来たことで、
俺は動揺してしまったのであるwww
つづく。
「な?壮絶な人生だろ?」
小山部長は俺に言って来た。
「まぁ、大変そうではありますけど、今の話、仕事に関係ないことですよね…。」
と冷静に言った。
そして俺はモヤシに向き直して質問をした。
「あの、鬱病で休職されていたそうですが、現在はどのような状態なのでしょうか?」
「今は薬は服用していますが、快方に向かっていまして、
医者からも会社復帰の許可を頂いています。」
とモヤシが答えた。
「なるほど。
今、こちらの事業所では、昨日まで欠勤ばかりする社員がいて、
事業所全体がピリピリしている状態です。
皆さん、即戦力になる方を希望していると言うこともありますし、
第一に休まずに出勤してくれる人を望んでいます。
ですから、メンタルの病気の休職明けに、こちらの事業所に復帰されるのは
個人的にはプレッシャーになるのでは無いかと危惧しています。」
俺はモヤシがこちらに来ない様にハードルを上げようとしたwww
モヤシは真剣な顔で頷いている。
「それから、ここ最近、人数が常に足りない状態でずっと仕事を回しているので、
バタバタしていて、今は丁寧な指導も出来ないと思います。
もう少し落ち着いた時に来て貰えるなら、喜んで迎えてあげられるのですが、
タイミングが悪いと思ってます。」
「はぁ。。。」
モヤシはぼんやりと聞いている感じだった。
「プレッシャーが大きくても耐えられる、それでも頑張りたいと言うのでしたら
受入れることは考えますが、そうで無いのなら、他に行って欲しいです。」
俺は小山部長にも視線を向けそう言った。
「私は後が無い状況ですので、
どんな配属先でもやるしか無いと思っています。」
そう固い決意を見せて来るモヤシ。
小山部長は
「取りあえず、一週間、置いて様子を見るって言うのはどうだ?」
と提案して来た。
「うーん…。他に彼が行けるところは無いんですか?」
食い下がってみたwww
「無いんだよ。何とかお願い出来ないか?
取りあえず様子見でいいから。頼む!」
もはや小山部長は嘆願していたwww
俺はモヤシに
「もう一度確認しますが、こちらは何かとプレッシャーの掛かる事業所です。
本当にやる気が無いと無理だと思いますけど、大丈夫ですか?」
「はい、一生懸命頑張りたいと思います!」
モヤシは元気よくそう答えた。
「頑張り“たい”…?」
俺は、反射的にそう聞き返していたwwww
「あ、いや、頑張ります!」
こうしてモヤシはうちの職場で働く事になった。
俺はまたレジェンド候補が一人増えたか…。
とガッカリすると同時に、こいつがどんなことをしてくれるのか
少しだけ楽しみにしている自分も居る事に驚いていたwwww
退屈は私の敵である。ww
つづく。
小山部長は俺に言って来た。
「まぁ、大変そうではありますけど、今の話、仕事に関係ないことですよね…。」
と冷静に言った。
そして俺はモヤシに向き直して質問をした。
「あの、鬱病で休職されていたそうですが、現在はどのような状態なのでしょうか?」
「今は薬は服用していますが、快方に向かっていまして、
医者からも会社復帰の許可を頂いています。」
とモヤシが答えた。
「なるほど。
今、こちらの事業所では、昨日まで欠勤ばかりする社員がいて、
事業所全体がピリピリしている状態です。
皆さん、即戦力になる方を希望していると言うこともありますし、
第一に休まずに出勤してくれる人を望んでいます。
ですから、メンタルの病気の休職明けに、こちらの事業所に復帰されるのは
個人的にはプレッシャーになるのでは無いかと危惧しています。」
俺はモヤシがこちらに来ない様にハードルを上げようとしたwww
モヤシは真剣な顔で頷いている。
「それから、ここ最近、人数が常に足りない状態でずっと仕事を回しているので、
バタバタしていて、今は丁寧な指導も出来ないと思います。
もう少し落ち着いた時に来て貰えるなら、喜んで迎えてあげられるのですが、
タイミングが悪いと思ってます。」
「はぁ。。。」
モヤシはぼんやりと聞いている感じだった。
「プレッシャーが大きくても耐えられる、それでも頑張りたいと言うのでしたら
受入れることは考えますが、そうで無いのなら、他に行って欲しいです。」
俺は小山部長にも視線を向けそう言った。
「私は後が無い状況ですので、
どんな配属先でもやるしか無いと思っています。」
そう固い決意を見せて来るモヤシ。
小山部長は
「取りあえず、一週間、置いて様子を見るって言うのはどうだ?」
と提案して来た。
「うーん…。他に彼が行けるところは無いんですか?」
食い下がってみたwww
「無いんだよ。何とかお願い出来ないか?
取りあえず様子見でいいから。頼む!」
もはや小山部長は嘆願していたwww
俺はモヤシに
「もう一度確認しますが、こちらは何かとプレッシャーの掛かる事業所です。
本当にやる気が無いと無理だと思いますけど、大丈夫ですか?」
「はい、一生懸命頑張りたいと思います!」
モヤシは元気よくそう答えた。
「頑張り“たい”…?」
俺は、反射的にそう聞き返していたwwww
「あ、いや、頑張ります!」
こうしてモヤシはうちの職場で働く事になった。
俺はまたレジェンド候補が一人増えたか…。
とガッカリすると同時に、こいつがどんなことをしてくれるのか
少しだけ楽しみにしている自分も居る事に驚いていたwwww
退屈は私の敵である。ww
つづく。
親権は彼女が持ったそうである。
他人の人生等興味は無い。
今、俺が興味があるのは仕事が出来るか出来ないか。である。
モヤシは更に話を続けた。
「京都に戻った私は、縁があって、こちらの会社に勤めることになりました。」
やっと入社まで行き着いた~wwww
「始めに配属された事業所で3ヶ月の研修をして、
私の興味のある分野に挑戦出来るとのお話があり、
静岡の事業所に配属になりました。」
俺は手元の社内履歴書を見て質問した。
「ちょっといいすか?この静岡の事業所を
6ヶ月で異動していますが、理由はなんですか?」
「はい…興味のある分野でしたが、なかなか上手く行かず、
叱られる機会が多くなりまして、そこの主任の期待に添うことが出来なかった為、
異動することになりました。」
叱られるwwこれは怪しいぞ。。。
「なるほど…」
俺が疑念の眼差しをモヤシに向けていると、
小山部長が横から口を出して来た。
「あ、それについてだけど、静岡の連中に聞き取りしたところ、
そこの主任がうるさい奴で、
周りはそんなことでいちいち怒るなと思ってたそうだ。
まぁ、そこの主任と合わなかっただけだな。」
と助け舟を出した。
「そして次に、横浜の事業所に移ったのですが、その頃から、元嫁の両親と実家の両親の間で、
子どもの養育費について揉めておりまして、私はそのことで頭が一杯になりました。
思い悩む日々が続きまして、会社を休むことが多くなりまして、休職をすることになりました。
病院で鬱と診断され、半年間休職して、現在に至ります。」
俺は何故か幼少期から現在までのモヤシの人生を勝手に知る事となったwwww
「はぁ…。」
俺はそんなことを聞かされて何と言っていいかわからなかった。
「な?壮絶な人生だろ?」
小山部長が俺に向かって言って来た。
つづく。
他人の人生等興味は無い。
今、俺が興味があるのは仕事が出来るか出来ないか。である。
モヤシは更に話を続けた。
「京都に戻った私は、縁があって、こちらの会社に勤めることになりました。」
やっと入社まで行き着いた~wwww
「始めに配属された事業所で3ヶ月の研修をして、
私の興味のある分野に挑戦出来るとのお話があり、
静岡の事業所に配属になりました。」
俺は手元の社内履歴書を見て質問した。
「ちょっといいすか?この静岡の事業所を
6ヶ月で異動していますが、理由はなんですか?」
「はい…興味のある分野でしたが、なかなか上手く行かず、
叱られる機会が多くなりまして、そこの主任の期待に添うことが出来なかった為、
異動することになりました。」
叱られるwwこれは怪しいぞ。。。
「なるほど…」
俺が疑念の眼差しをモヤシに向けていると、
小山部長が横から口を出して来た。
「あ、それについてだけど、静岡の連中に聞き取りしたところ、
そこの主任がうるさい奴で、
周りはそんなことでいちいち怒るなと思ってたそうだ。
まぁ、そこの主任と合わなかっただけだな。」
と助け舟を出した。
「そして次に、横浜の事業所に移ったのですが、その頃から、元嫁の両親と実家の両親の間で、
子どもの養育費について揉めておりまして、私はそのことで頭が一杯になりました。
思い悩む日々が続きまして、会社を休むことが多くなりまして、休職をすることになりました。
病院で鬱と診断され、半年間休職して、現在に至ります。」
俺は何故か幼少期から現在までのモヤシの人生を勝手に知る事となったwwww
「はぁ…。」
俺はそんなことを聞かされて何と言っていいかわからなかった。
「な?壮絶な人生だろ?」
小山部長が俺に向かって言って来た。
つづく。