親権は彼女が持ったそうである。
他人の人生等興味は無い。
今、俺が興味があるのは仕事が出来るか出来ないか。である。
モヤシは更に話を続けた。
「京都に戻った私は、縁があって、こちらの会社に勤めることになりました。」
やっと入社まで行き着いた~wwww
「始めに配属された事業所で3ヶ月の研修をして、
私の興味のある分野に挑戦出来るとのお話があり、
静岡の事業所に配属になりました。」
俺は手元の社内履歴書を見て質問した。
「ちょっといいすか?この静岡の事業所を
6ヶ月で異動していますが、理由はなんですか?」
「はい…興味のある分野でしたが、なかなか上手く行かず、
叱られる機会が多くなりまして、そこの主任の期待に添うことが出来なかった為、
異動することになりました。」
叱られるwwこれは怪しいぞ。。。
「なるほど…」
俺が疑念の眼差しをモヤシに向けていると、
小山部長が横から口を出して来た。
「あ、それについてだけど、静岡の連中に聞き取りしたところ、
そこの主任がうるさい奴で、
周りはそんなことでいちいち怒るなと思ってたそうだ。
まぁ、そこの主任と合わなかっただけだな。」
と助け舟を出した。
「そして次に、横浜の事業所に移ったのですが、その頃から、元嫁の両親と実家の両親の間で、
子どもの養育費について揉めておりまして、私はそのことで頭が一杯になりました。
思い悩む日々が続きまして、会社を休むことが多くなりまして、休職をすることになりました。
病院で鬱と診断され、半年間休職して、現在に至ります。」
俺は何故か幼少期から現在までのモヤシの人生を勝手に知る事となったwwww
「はぁ…。」
俺はそんなことを聞かされて何と言っていいかわからなかった。
「な?壮絶な人生だろ?」
小山部長が俺に向かって言って来た。
つづく。