***ニュージーランドにて育つ*** -5ページ目

***ニュージーランドにて育つ***

我が子と共に成長できてるのかな私?
ちゃんと、記録しておかなきゃね。。。

昨日、夕飯を食べ終わり、後片付けをしていたら、
ニュースを見ていた相方のlupoが、
「花火を見に行こう!」と、言い出した。

ウェリントンハーバーで打ち上げ花火が上がるらしい。

急いで準備をして、ハーバーが見下ろせる場所に出かけた。


オリンピックが終わり、パラリンピックも終わり、
日本ではすっかり話題にもならなくなったであろう
4年に1度のスポーツの祭典。
ニュージーランドでは、昨日、メダリスト達が集まり、
オークランドでセレモニーが行われた。
打ち上げ花火は、これを祝うため。

ニュージーランドは1988年のソウルオリンピックに、
13のメダルを獲得して以来の快挙だった。
今回のオリンピックもメダル数は13だった。

そのメダルのひとつに、ちょっとしたお話がある。

ヴァレリー・アダムスさん。
彼女が女子砲丸投げのゴールドメダリスト。
今回の大会以外でも数々の功績を挙げた有名人。
前回の北京オリンピックでもゴールドを手に入れた。

ロンドンオリンピックでは、
彼女がゴールドを手に入れるだろうと、
ニュージーランドの国民誰もが、信じて疑わなかった、、、が、
惜しくも2位という結果だった。
1位は、ベラルーシ代表のナデジダ・オスタプチュク。
ところがこの選手、後に、禁止薬物を使用したことが判明。
ゴールドは剥奪。
結果、ヴェラリーが繰り上げの1位となった。
ゴールドがひとつ増え、国民は喜んだ。

でも、私はしっくりこなかった。。。

確かに、結果的にはゴールドを受け取ることができる。
でも、4年に1度のオリンピックという特別な大会で、
みんなに祝福されながら国歌を歌うことが
できたはずだったのに、それができなかったのは、
言いようのない敗北感だったに違いない。
正々堂々と競技したものが、こんな仕打ちを受けるのは、
なんともひどい話。


今回、スイスを拠点にトレーニングをする彼女も凱旋帰国。
メダリスト揃ってのセレモニーだった。
国旗を掲げ、国歌を斉唱。
オークランドでのセレモニーなのに、
ウェリントンでも打ち上げ花火。

国民みんなで功績者を称えるこの感じに、
気持ちがほのぼのした。


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バッグの中にたまたまあったコンデジで、
撮れないだろう、、、と、思いながらも、
花火の撮影モードにして適当にシャッターを押してみた。
車の中では、子ども達が動き回り、かなりブレブレ、、、。
でも、たった1枚だけ、花火に見える写真が撮れた。
ラッキー。


ウェリントンのスタジアムの近くに、桜のある公園がある。
去年は、この時期、雨が多くて、雨が降る寒い中、桜だけ見に来た。

***ニュージーランドにて育つ***

そして、今年もやって来た。
桜の具合からして、本当は前の週末に行きたかったのだけれども、
土曜は嵐。
日曜は、monチャンは、ジャパンフェスティバルの子どもコーラスに参加。
相方のlupoは、メルボルンへ出張。
葉桜になってしまうのはしかたないけど、
せっかくならば、みんなで行きたいので、
この週末にやって来た。

土曜はあまりいい天気とはいえない天気だったから、
翌日、日曜の午前中に出掛けることに決めた。
午後からは一気に下り坂だったので、
本当にいいタイミングで出掛けられてよかった。

***ニュージーランドにて育つ***

葉っぱがちらほら。
ウェリントンの強風と晴れたときの強い日差しにも耐え、
綺麗な花を咲かせていた。


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急に青空が広がってきて、みんなニコニコ。


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手にとって桜を見るのは初めてのkaiチャン。


***ニュージーランドにて育つ***

日差しが強すぎて、オークの木蔭が気持ちよかった。


***ニュージーランドにて育つ***

kaiチャンも大はしゃぎ。


***ニュージーランドにて育つ***

また来年、綺麗な花を咲かせてください。








前回の記事「遺伝 」を書いていて思い出した。
どうしても、しっくりこないなぁ、、と、思った話。


monチャンは、日本で生まれた。
私の生まれ故郷と同じ岡山県。
南のほうで、とても田舎。
いまだにヤンキーとかいそうな田舎。

そこに7ヶ月のころまで住んでいた。


monチャンをスリングに入れ、買い物に出かけると、
向こうのほうから、知らないオバチャンが
私に話しかけながらやって来る。

「あんた、何を大事そうに抱えとんかと思うたら、
まあ、赤ちゃんじゃが。今何ヶ月?
目がパッチリしとってかわいいなぁ~。
こりゃぁ、お父さん似じゃな。
ん?あれ?お父さんは外国のひとかな。
今ごろは、ハーフ言うんかなぁ。
んーまぁ~、かわいいなぁ。
ちょっと奥さん見て見て!ハーフの子よ。
かわいいわぁ~。」

、、そして、見せ物状態。。。


まぁ、かわいいと褒めてもらって、
嫌な気はしないけど、
ひとつ、気になる言葉。

「目がパッチリしているから父親似」ですと?

オバチャン、この子の父親を見たんですか?

勝手に消去法にしないでください!!


こんなやり取りが、おかしいくらいによくあった。




kaiチャンは、ウェリントンで生まれた。
生まれたときは、私に似ているとよく言われた。


monチャンは、7ヶ月でこっちに来たときから、
どこへ連れて行っても、
「ユー アー ソー キュ~ト!」
「ユー アー ゴージャス!」
、、と、褒められっぱなし。
人見知りも全くしない子だったから、
会う人会う人に笑顔を振りまいていた。

あまりにも褒められすぎて、それが日常化。
アジア人系の子どもって、欧米人から見ると、
珍しいから、かわいいと思うものなのだろうと解釈していた。


ところが、、、
kaiチャンは全くといっていいほど、
かわいいと褒められることがなかった。
やっぱり、私に似ているからか?
、、、と、思い始めていた。


でも、最近、やっと、かわいいと褒められ始めた。
monチャンほどではないけど、
それなりに褒められ、
人見知りもなくなったので、
声をかけられると、にっこりスマイルで、
サービス精神もチラホラ見え始めた。

よかった。私のせいではない。
人見知りしていたから、表情が悪かったのだろう、、、
そう、思うことにした。

そう思っていた矢先、、、
誰だったか忘れたけど、
「最近、kaiチャン、お父さんに似てきたね。」
、、、と、言われた。



なぬ?

そういうことだったのか。


、、てことは、
私の要素はないほうがいいのか!



なんだか、すっきりとしない今日この頃なのだ。。。