***ニュージーランドにて育つ*** -4ページ目

***ニュージーランドにて育つ***

我が子と共に成長できてるのかな私?
ちゃんと、記録しておかなきゃね。。。

かれこれ2ヶ月前、、、
相方のlupoが突然、
「シンガポールに行くかもしれない」と、言い出した。
今の会社に勤めて3年、認められ、昇進し、
さらに重要なポジションへの移動。
とても喜ばしい。
実際には、同じグループ内の別会社への移動だということだった。


私は、うれしかった。
ここの暮らしには、それなりに慣れたと思うし、
仲良くしてくれる友だちもできた。
でも、日本から近い場所へ移動というのは
ものすごく魅力的だった。
そうなれば、日本に住んでいる家族にも頻繁に会える。
日本がさほど遠い場所ではなくなる、、
、、と思うと、気分はウキウキだった。
年中涼しくて、さほど季節感もなく
過ごしやすいウェリントンから、暑い国への移動。
暑いのは苦手だけど、ここよりは都会だし、
今とは違う部分で満たされるだろうと思うと、
暑いくらいはよろこんで我慢できるとさえ思った。
真剣にブログの新しいタイトルを考えなきゃ!、、と、思っていた。


、、話はトントンと進んでいた。
最後のインタビューを受け、
lupoの返事ひとつで決まるところまでこぎつけた。
お給料も、1.5倍以上いただけるという!
いままでがんばった甲斐があったと、ふたりで喜んだ。


lupoは、シンガポール行きを父親に話した。
まず「おもしろそうな仕事だね。」という反応、
次に「ninaをどうするの?売るの?」と聞かれた。
母親はというと、「孫たちに会えなくなるわね。」と、
lupoのがんばりを褒めることもなかった。

私はショックだった。
まず、ninaについて、、、。
あっさり、「売るの?」、、って、物じゃないし。
買ってくれる人がいるような血統書付き犬でもないし。
私たちの大切な家族に対して、
そんなふうに言えることに驚いた。
それから、ふたりとも若くはないけど、年寄りでもない。
義母はインテリアデザイナーで、
自分で会社をしているくらい。まだまだ若い。
私たちが日本に居るときは来てくれなかったけど、
シンガポールなら近いし言葉の問題もないのに、
会いに行こうという発想はないのか、、、。
とても残念な気分になった。


、、そう、ひとつの大きな問題。
我が家の真っ黒娘、犬のninaのこと。
シンガポールでは、連れて行ける犬の種類が決まっているらしい。
lupoが調べた限り小型サイズの犬ばかり。
ninaを連れて行けない。
シンガポールへ行くためには、ninaを預けて行くしかない。
けど、家族が離れ離れになるわけにはいかない。。。

この移動は最低2年間の勤務で、
2年勤めるとまた更新するといった契約的なもの。
行ってしまって何年も帰って来れないわけでもない。
アジアの16もの国々を行き来するという
ちょっと変わった2年間の経験をステップに、
帰ってきて次の仕事に繋げるというのも経歴としては、
おもしろいものになるのでは、、と、思っていたけど、
犬にとっての2年は相当長いはず。

monチャンにも事情を話した。
ninaと離れるのは絶対に嫌だと言う。
私たちとは姿かたちは違うけど、
本当の家族になっていたんだなぁ、、と、実感した。

でも、決めるのはlupo。
家族のリーダーがそう決めれば私たちは付いて行く。
そうやって、NZにも付いてやって来たし。。。


(話を義父母に戻して、、、)
もちろん、ninaは義父母には扱えないほど元気で、体も大きいから、
ninaを預かってもらおうという期待はしていなかった。
「知り合いにでも当たってみようか」
、、という言葉だけで私たちは満足できたと思う。
それよりも何よりも、lupoの仕事ぶりを
認めてもらえなかったことが私は残念でならなかった。
このふたりは本当に褒めることをしない。
孫たちには、まあ、人並みには褒めるけど、
大人になったって、褒められなければ、やる気もなくなる。
特に、両親には認められたいものだろうと、私は思う。

lupoは、ninaのことを兄(近所に住む次男)に聞いてみるという。
確かに、まずは家族に、、、というのが筋だろう。
でも、世界一とも思えるこの無責任男にだけは、私は二度と頼みたくない。


去年の暮れ、日本に一時帰国したときも、
2週間ちょっとで、ninaはすっかりおデブさん。
散歩はしていたらしいけど、
分量どおりにごはんを与えてくれなかったのか、
決められたごはん以外になにか与えていたのか。。。

義兄の家は、家の周りに塀がないので、
我が家に来て世話をしてもらった。
毎日我が家に寝泊りしていたみたいで、
(ちょっと嫌だけど、世話をしてもらっているので文句も言えない。)
私たちが帰ってきたとき、
どっちかというと醤油臭かったハズの我が家のキッチンが、
ナムプラー臭くなっていて、
リビングにもナムプラーのにおいが染み付いて、
1週間以上辛い思いをした。
ガールフレンドがマレーシア人だからなのかなぁ。。。

食材もすっからかんで補充もしてくれておらず、
冷蔵庫には腐った野菜。
掃除機のゴミはパンパン。もう吸い取れません状態。
バスルームに掛けておいた子ども達のタオルを使っていたらしく、
タオルの色が変にムラな状態で抜けていた。
(この義兄、除毛剤を使っている疑いがあるけど、それが原因?)
まだ新しいタオルだったのに、すっごく残念。
庭の水遣りはしてくれたみたいだったけど、
コリアンダーがぼっさぼさ。
、、、ナムプラーを使う料理には、
普通、コリアンダーは付き物だと思うのに、
どこまでも不思議な人たち。
それでも、ninaの面倒をみてもらって、「ありがとうございます。」
、、と言わなければいけなかった私たちの心境。。。

この義兄に、2週間ならまだしも、
2年間は絶対にお願いできないと、私は思っていた。


そして、返ってきた義兄の返事。
「自分は身軽でいたいから、2年間は無理。」
その一言。
この「身軽」という意味は、
いつなんどき自分が国内外問わず、
仕事であちこち行く予定があるかのようなニュアンスだったらしい。
一応、今は契約社員として、2ヶ月なのか3ヶ月なのかの
期間は知らないけど、勤めてはいるらしい。
でも、この件を聞いたときは、無職だった。
そして、もちろん、lupoの仕事に関しては、
全く興味を示さなかったらしい。


、、、そしてその3日後、
lupoはこの話を断わった。

本人は、出張ばかりになる仕事なので、
この時期の子ども達の成長を見逃したくないことや、
3人目の出産後の手助けが困難になること、
もちろんninaのこと、、、それから、
2年後に帰ってきて、すぐに仕事が見つかるかどうかの心配を
理由に挙げていたけど、
実際のところはどうなのだろうか、、、。

モチベーション下がって当然の反応ばかりされたよなぁ~。
ハァ~。


てことで、私のちょっとした夢もあっさりと破れた。



***ニュージーランドにて育つ***










kaiチャンが自分のベッドに入ってごろんところがり、
ひとりで眠れるようになって、もう2週間が経った。


ひとりで眠れると言っても、、、
「おやすみ」のあと、電気を消して部屋を出るのは、
もちろんまだ無理。
間接照明をつけて、私は、kaiチャンが眠るまで、
本を読んだり、編み物をしたりして、
ベッドの横で待っている。
ちょっとした自分の時間ができた。


それまでは、眠るまで抱っこおばけのkaiチャンを抱っこ。。。

眠いくせに無理して寝ないでおこうとするがために、
ムダに動いたりするもんだから私もイライラ。
思い切ってベッドで寝てもらうことに決めた。

、、でも、そうしてよかった。


結構あっさり眠りに着くので、私の時間が増えた。
今までは睡眠時間を削ったりして、自分の時間を確保していたけど、
そうもいかない事情もできてしまったし、、、。








***ニュージーランドにて育つ***


ただいま13週。予定日は来年4月5日。
、、、またさらに、自分の時間がなくなるんだなぁ。。。









monチャンの乳歯、最初の1本目が抜けた。
、、、というか、抜いてもらった。

もう、1ヶ月も前に、
内側に永久歯がのぞいているのに気づき、
歯並びが悪くなるだろうと思い、
あわてて歯医者に連れて行ったら、
歯並びは自然によくなるから、
がんばって自分でグラグラさせるようにアドバイスされた。

実は、私も同じだった。
最初の2本は、内側からはえてきた。
それに、どれもぽろっとなんか抜けたことがない。
全部苦労して抜いた。
変なところが似ちゃったもんだ。。。
でも、歯並びはいいねと言われるから、
そこも似ていて欲しいと願う。


乳歯の下で待ち構える永久歯の周りにできる細胞が、
乳歯の根っこを吸収するから、
だいたいの場合、乳歯がぽろっと抜け落ちるのだそうだ。

でも、乳歯の真下に永久歯が来なかったmonチャンの場合、
なんとなくグラグラするにはするけど、
根っこが吸収されきらない乳歯が歯茎にとどまっていて、
抜け落ちる状況ではない状態だったみたい。


歯をグラグラさせるという仕事も
ついつい忘れがちになってしまい、
1ヶ月も経ち、永久歯も結構伸びてきてしまい、
もう痺れを切らした相方lupoが、
3日前くらいから、寝る前に、
ちょっと大きめにグラグラさせようと試みた。

そして昨日の夜、ちょっと強引だったかもしれないけど、
引っこ抜いた。
根っこというほどの根っこはなかったけど、
歯茎の中に隠れていた部分はまあまあ長かった。
でも、きれいに抜けたので、成功だったと思う。


私が子どもの頃は、、、
下の歯は、「とんびの歯と替えてくれ~」と言って、
屋根に投げるのだと、祖母に教わったし、実際にそうした。
ちなみに上の歯は、、、
「ねずみの歯と替えてくれ~」と言って、床下に投げた。


ところが、欧米文化はちょっと違う。
抜けた歯を枕の下に置いて眠ると、
夜中にTooth fairy(歯の妖精)がやって来て、
抜けた歯と引き替えにお金を置いてくれるらしい。
NZだと、1本1~2ドルくらい。

妖精がやって来るところまでは、
おとぎ話のようでかわいらしいのに、
お金?なぜ?
夢なのか、現実なのか、、、、なんだかなぁ。


、、てことで、今朝、monチャンの枕の下には2ドルがあったらしい。


起きてすぐ、うれしそうにmonチャンがお金を見せてくれた。


あと19本、まだまだ先は長いぞmonチャン!